せんせー!バナナはおやつに入(ry
昨日のようにルギーに叩き起されてやっと起きた。
んもう、女の子なんだから丁寧に扱ってよね!って言ったら頭をはたかれた。
解せぬ。
「ふぁああ...っで?王様のところに行くんだっけ?」
「あくびくらい抑えろよ...あぁ、だが...」
「?どしたん?」
「くれぐれも失礼な態度をとるなよ...!」
「なーんだ!任せてください!一流レディのように振舞ってみせましょう!」
「...不安だ...俺の首飛んだらどうしよう...」
「泥舟に乗ったつもりで安心してくだせぇ!」
「...やばい沈む...」
ルギーがなにかブツブツ言っていた気もしたが、気にせず私は朝食の準備を手伝うべく台所へ向か...おうとしたらルギーに座ってろと言われてしまった。
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剣術を習い朝食を済ませた私達は王宮へ行く準備をしていた。
「せんせー!バナナはおやつに含まれますか!」
「知らん。自分で考えろ。」
「私は小学校の頃持っていったので、おやつだと思います!」
「うるせぇ、早くやれ」
「ちぇー、...ん?...んんー?なんでこんなのが入ってるんだ?」
前の世界から持ってきていた私のリュックをひっくり返してみると
『漫画』『教科書』『筆箱』『お菓子』『スマホ』『化粧ポーチ』『PSVita』『モバイルバッテリー』『ジップロック』『クーラーのリモコン』『GATSBY』など、教材以外は学校にいらないものばかりが詰まっていた。...クーラーのリモコンって...朝急ぎすぎでしょ。
スマホがあったのがありがたい...!!
とりあえず、その荷物たちをリュックに戻してルギーとルギーの家を出た。
今更ながら、私が落ちたのはルギーの家の小屋だったらしい。そこで様子を見に来たルギーと出会ったってことだな。