~兄ちゃん登場(声)の巻~
ーフォン
〖トゲトカゲ Lv.1〗
ーフォン
〖木〗
「んふふ...」
あの、空中のタッチパネルが楽しくて色んなものを片っ端から調べてみた。
空中のタッチパネルっていうの言いづらいからパネルと呼ぼう!
そのまんまだけどね!
自分のステータスを見ると
〖彗 Lv.2〗
「おぉ...!」
ってかよっわ!私よっわ!!
トゲトカゲと互角やん。
「これって、詳しいことが出てこないのはまだ私のレベルが上がってないからなんかな?」
まぁ、レベルアップしてくうちに分かるっしょ!
ーフォン
〖土〗
「ずっとやってられるわ...なにこれしゅごい...」
もう某りんごスマホ超えたよねこれ。
あ、でもやりすぎて気持ち悪くなってきた...。
「そろそろやめとこー」
ルギーの所に戻ろうかな。
ーピピピピピ
「ふぉ!?」
聞いた事ない音なってる!!
パネルパネル...、
何が鳴ってんだー?
ーフォン
「にいちゃん...?え!?兄ちゃん!?」
パネルには兄ちゃんの画像が浮かんでいた。
「え、これ触っていいのかな...?」
ーピッ
『うぉ!?かかった!?』
「わ!?」
『あ、あ...もしもーーし!!』
兄ちゃんの声だ!!!
「もしもしー!」
『彗かー?』
「そだよー!!」
『久しぶりだなー!』
「久しぶり!...ってそれよか兄ちゃんどこいんの!?彗、兄ちゃん探そうと思って旅に出てんだけど!!」
『俺ぇー?俺はねぇ......どこだここ...』
「え?」
.........わ、忘れてたー!!
あの人重度の方向音痴だった!!!
「と、とりあえず、そこから何が見える?」
『んー、空?』
「空...?」
え......ん?空?
「いやいやいや、もうちょっと詳しく」
『んー、あ、雲も見える!』
「そういうこと言ってんじゃないのよ」
『分かんない!俺ここ!!』
だ か ら ど こ だ よ !!
『いやぁー彗無事でよかったぁ!彗になんかあったらお兄様泣いちゃうっ!』
「はいはい、彗も兄ちゃん無事でよかった」
『で、お兄様ね、彗のこと迎えに行きたいんだけど、今ちょっと手が離せなくてぇ』
「はぁ...で、どこなの」
『なんか、ラピュタに乗ってる』
「...バルス」
.........落ちてしまえ
『いやこれホント!なんか転移した時、周り見たら人だかりができてる所があってそこに行ったら乗って!って言われてぇ』
「乗ったんか」
『うん♡』
ンンン勘弁してくれよ...!!!
「で、今何してんの?」
『お兄様ね、国取りゲームしたいんだけど、そのために資金が必要で、それ集めてる』
「なにそれ楽しそう!」
『えへへー、だからこっちは心配ないよ!彗と会ったらさ、彗もやろーよ!』
「けど頭脳系は兄ちゃんの得意分野じゃん」
『お兄様には劣るけど彗ちゃんも強いほうだからね?頭のいい馬鹿って言うのかな?それだよ!』
「彗の心にクリティカルヒット!彗は瀕死だ!ってかそれ兄ちゃんもじゃん」
『ゔんッ...まぁ、体制は整えとくから好きな時においでー!彗に限ってゲームオーバーとかないっしょ』
「フラグですやん」
『あははっ、でもほんとになんかあった時はお兄様に頼ってね!1人で寂しかったら寝落ちするまで電話してあげちゃう!』
「1人じゃないから寂しくないですぅー」
『...え?』
「いや...一緒に冒険してる人いる...よ?」
『えぇぇぇ!!何で!!』
「なんでって...彗の中でもう保護者的ポジにいるー」
『保護者はこのお兄様でしょーがっ!!どこの泥棒猫よっ!』
「泥棒猫ってwww」
『あったらギャフンと言わせてやるんだから!覚悟しろって言っておいて!!』
「はいはいwww」
『じゃあまたかけるから!』
「あいさー!」
ーピッ
「なんだ?なんかあったのか?」
あ、ルギーにも聞こえてたのか。
「あのねぇ、パネルで兄ちゃんと喋れたの!」
「え、そんなこと出来んのか!?」
「ね!びっくり!」
「で、どこにいるって?」
あ、結局地名聞くの忘れた...
「...ラピュタ...?」
「どこだそこ」
私も分からん。空と雲が見えるって言ってたよな...。
「んー、まぁ、まだ冒険してていいみたいだからすぐに行かなきゃいけないって訳じゃなくなったよ!」
「そうか、じゃあゆっくりレベル上げできるな」
「うん!あ、そうだ、兄ちゃんがねあったらギャフンって言わせるから覚悟してろって!」
「...え、俺お前の兄ちゃんと話したことすらねぇんだけど...」
「ふぁーいと!」
~~~
「ほら、いつまでパネルいじってんだ。そろそろ寝るぞ」
「はーい!」
なんだか最近ますますルギーがお母さんみたいになってる気がする。
お母さんがいたらこんな感じだったのかなぁー。
「ほらおやすみ」
「ん...おやすみ...」




