【悲報】ただの詰みゲーだった件
翌朝起きると王宮内にはある噂が飛び交っていた。
「おい聞いたか?この王宮内に人族が...」
「あぁ。アルディが見たって言ってたぞ」
「帽子をかぶってたらしいが、人族に間違いないらしい。」
「なんで人族なんかが...」
光の速さでバレたな。
検査結果が出るまで、私は誰にもあわないように部屋にいることが命じられた。
ーコンコンッ
「彗様、検査結果が出ましたので、王の待つ部屋までご案内させていただきます。」
「あっはい」
いよいよかぁ...結局なんの検査したのかあまりよくわかっていない←
ーコンコンッ
ーギィイイ
「失礼します。彗様をお連れしました。」
あ、ルギーが部屋で見当たらなかったがここにいたのか。
「ご苦労。...さて、今王宮の騎士達の間にある噂が出回っているようだが...?」
やっぱそうですよねぇええ!!
「ほんとすんません!完全なる私めの不注意でございます!!」
「はぁ...まったくめんどくさいことをしてくれおって...。まぁいい。それで、検査結果だが、ルイス、申せ。」
あ、ルイスさんが持ってる紙が検査結果なのか。
いや、まぁでも異世界転移だよ?
俺TUEEEEがテンプレじゃん?
魔力適性とか最大値で出ちゃったり!?
「それがですね...」
口ごもるルイス。
え、そんなすごい数値なんか!?
「...端的に申しますと彗様は確かにこの世界の者では無いです。そして、魔力適性は皆無、全適性が極めて低いです。」
「ヴェ...?」
.........ぱーどぅん?え、今なんて?
「私もこんな数字が出たのは初めてで、何度も再検査しましたが...。 」
「結果は変わらなかったと...?」
「はい...残念ながら...。」
ま、ま、ま、まじかぁああああ!?
え、だって我、異世界人ぞ!?
普通何かしらの適性は持ってるもんじゃないの!?
「そうか...。」
「「「............。」」」
「え、えっと...彗様、あんまり落ち込まないでくださいね...?」
「クッハハハハッ!マジかお前!」
「こら、ベルドバドルあんまり彗をイジメんな。」
「だってよ、全適性ゼロだぜ!?俺だって初めて聞いたわ!!」
「...おい、泣くなよ」
「ズッ...な、泣いてねぇし!!!!」
私は思った。
「なんだ...ただのクソゲーか...。」




