白銀の氷結鬼の恋愛事情
「あ!と言うことはデートの相手はリクs••••••」
「キャーーーー‼︎アーアーーアーー‼︎聞こえない‼︎聞こえないー‼︎」
突然、シアンさんが奇声を上げ私に突撃して来た
一瞬で私に詰め寄り豊満な胸で口を塞ぎ、耳元で囁いた
むぎゅ!
「アリシィ‼︎デートの事は言っちゃダメ!これからデートする流れにするんだから!」
「むふ!(え⁈)ふむむふふんむふ!(そうだったんですか?」
シアンさんは私が頷くと そっと離してくれた、とてもいい香りがして ひんやり柔らかかったなぁ
「し、シアンとアリシア お前ら何してんだ?」
「な、何って、おはようのハグに決まってるじゃない!当たり前のスキンシップよ?」
ふ〜ん、とリクさんが納得し シアンさんの赤らめた顔が元の白い肌に戻った
「じゃあ、街までは5人で行くか?同じ道だし」
ギルドに行く私とレアさん、街にデートしに行くリクさんとシアンさんとサラちゃん
確かに道は同じだけど、
「いえいえ、お二人の邪魔をするわけには行きませんから私達は後から行きますよ?」
レアさんも頷いて賛同してくれる
やっぱりレアさんも2人の関係知ってるんだ
「別に邪魔じゃあないだろ、なぁシアン!」
えっ⁈と急に振られて戸惑うシアンさん
昨日はあんなにクールだったのに今日はとても焦っている様に思える
「えー!サラはみんなで一緒がいーい!
」
ぴょんぴょん、と羽を揺らしながら自己主張し意見を通すサラちゃん
ああ、サラちゃんにはまだ分からないか、
「ほら、サラもこう言ってるしいいじゃないか?」
「••••••うん、今日は2人っきりじゃないのね サラちゃんもついてくるの••••••」
シアンさんはとても残念そうに頷く、そして溜息を一つ
なんだか悪い事をしてしまった
とはいえギルドの依頼にサラちゃんを連れて行く訳にはいかないし、1人にするわけにもいかない
なんとか、リクさんとシアンさんを2人きりにしてあげたい!
私の作戦が始まった




