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魔王は誰も倒せない  作者: 覇我王
第一部 魔王と国と借金と
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魔王、都会へ行く

相変わらず どこを見ても人、人、人

魔界では絶対に見れない光景だ



ヨクト国名物、ビターバレー スクランブル交差点の真ん中で俺ら3人は立ち往生している



「す、凄い!正に人の波ですね!」



そう言えばアリシアは初めて来たって言ってたっけ?




「リク、早く行こう••••••人混みはどうも苦手だ」



レアが気持ち悪そうに言う、元々悪い顔色が一層悪い




「分かった、アリシア 見物は後でいいか?ギルドに行った後、見て回ろう」



アリシアは一瞬残念そうな顔をして頷く


今まで人を避けて来たからこういうのが珍しいのだろう、



背中の翼は隠しているし、こうしているとアリシアは普通の少女にしか見えない







この国は、恐らく世界最大級の都市国家で、全ての最先端がここで揃うのが売りなほど他国との貿易が盛んで、魔道書から武器 日用雑貨に至るまで買い物はいつもこの国でしている



治安もこのご時世 珍しいほど良く女の子が1人歩きしていてもせいぜいナンパされるぐらいだろう



今いるビターバレーは若者の街と呼ばれカップルや魔法学校の制服を着た学生が多く見受けられる




そして、目的のギルド サークルナイン は国内最大級のギルドで、中にショッピングモールも入っていて非常に人気スポットだ



『ここに来たら1度は行こう』って雑誌にも書いてあったし




倒壊する前の魔王城にも引けを取らない立派な門構えの巨大な摩天楼には重厚な鎧を纏った屈強な門番が豪華な装飾の正門を守っている



一階がショッピングモールになっているので俺達は二階のギルドへ向かう



二階へ向かう階段の途中、アリシアが何度も吹き抜けから一階をちらちら覗く



よっぽど気になるんだなぁ




二階へ着くとさっきまでの喧騒は嘘の様に荘厳かつ厳粛な様相ののギルドカウンターが見えてきた



人は確かに多いが雰囲気がそうさせるのか皆、喋り声は静かでここからでは聞こえない




最寄りのカウンターの呼び鈴を鳴らすとすぐに受付嬢が出て来る



「当ギルドにようこそいらっしゃいました、本日はどういったご用件でしょうか?」



実に台本通り見え見えな挨拶だな




「俺とこの2人をギルドに登録したいんだけど」




「新規登録者の方ですね?少々お待ち下さい」



3枚の書類をテーブルに並べる




「こちらの書類に必要事項をご記入下さい」




書類か、嫌な思い出しか無いんだが、





椅子に座り書類をレアに許可を取りながら記入していく



••••••変な事に承諾しないように


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