表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王は誰も倒せない  作者: 覇我王
プロローグ "暫定"魔王
16/36

魔王家の内部事情


っていやいや!



納得出来るわけないだろ!




1年で一千万返したとしても600年かかるじゃねえか!




「もうダメだぁ、おしまいだ••••••払えるわけが無い」



両膝と両手を地面に着く




「私は知らんからな!貴様1人で払ってろ!」


そう、フューリが言い放ち自室に引きこもった


ドアが強く閉められる音が響く





「リク、サラのお小遣いあげる!使っていいよ」



そう言って、サラが自らのカエルの貯金箱を差し出す




あぁ、なんていい子なんだ でも気持ちだけ受け取るよ、



数枚の硬貨とガラス玉や綺麗な石ころが入った陶器のカエルはカランカランと鳴く




「リクスさん 私、働きます!きっと街なら稼ぎのいい仕事もありますよ」



アリシアに励まされるが普通の仕事で得られる収入なんてたかが知れてる




こうなる前、俺は魔王と大工仕事を掛け持ちして生計を立てていた



街まで下りて屋根の雨漏りを直したり壊れた柵を作り直し


暇さえあれば、剣を振り 家の裏の畑を耕し 魔王城も少しずつ直してみっちり働いてる

魔王だけじゃ食っていけないからだ




それでも、家計は火の車 サラはよく食べるし クゥは働きもしない上に小遣いをせびるし




「そうだ!ギルド!ギルドの依頼なら高収入だろ?魔王と勇者が組めばラスボスより強い隠しボス並みの敵だって倒せるぜ!」




「阿呆、いくらそんな敵を倒した所で国家予算並みの報酬を出すギルドがどこにある」



レアが癖である腕を組みため息をつくポーズをとる



「じゃあどうすればいいんだ!あの管理人の事だ、内臓引き摺り出されて売られるに違い無い!」



俺の脳内で管理人が俺のはらわたを引き摺り出されるビジョンが浮かぶ



ウワァァァアァァァ‼︎





「た、確かにそこまではもらえないかも知れませんが運が良ければ、五千万エンくらい貰えるかもしれません!そうしたら120年で完済出来ます!いけますよ!」






「いけるか⁈悪魔じゃないだぞ?そんなに生きられるわけ無いだろ!」




でも、他にいい方法が思いつかないし取り敢えずやるしかないのか?




「••••••分かった、取り敢えず行こう 人間の街 東キャピタル国へ」






クゥにサラの子守りと留守番を頼み 魔王(アタッカー)勇者(ブラスター)医者(ヒーラー)で魔界の外の人間の街に向かった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ