prologue―プロローグ―
人ってのは故人が生涯を懸けて追及した知識をまるで自分が経験してきた事のように、当たり前に当然だとおもって話してくる。例えば理科の先生とかが「質量保存の法則は・・・云々云々」とか数学の先生が「二次関数が・・・・どうのこうの」というのがそうである。
学生ってのはとりあえず、成績のためや試験のために仕方なく覚えるんだろうが、そういった理論や概念は本当に揺ぎ無く存在しているのだろうか?
・・・・あまり堅苦しい事を考える柄じゃ無いんでうまく説明することは出来ないし、自分でも何言ってるか正直サッパリである(笑)。
ただ今まさに世界に転がっている理論や概念、それは百の人に聞けば同じような答えが返ってくるはずだし、それが正しいから今の時代、文明があるだろうかね?だからどうしたって?
例えば夜空を見てみる。天気がよければ数えるのも面倒な星たちが輝き、またまた面倒な事に名前まで付いている。其処には図書館とかで見る星雲のあの綺麗な空間がある。そう思っている。
けれどそれを肉眼で見た人は今はいない。というか肉眼で見ることは出来ない。理論や概念も頭の隅にあるだけで見たり触ったりする事が出来ない。質量保存の法則なら質量と物質の変化の動きで分かるもので、二次関数は文字と数字の動きで”理解”しているつもりだが手に握れるように形は無いしかもそれらをすべて人類は理解しているわけでもない。またそれらを無視するような事例も無いわけではない。
・・・・つまりだ・・・現実では起き得ない現象でも、ありえることはある。無い事は無いという事かな?
―まあだからと言って俺は幽霊の存在を信じているわけでもないし、どこかの星で宇宙人がピーピーしてるとか信じてるわけでもなければ、異世界がこの世界にあるとは思っていない。
ただありえないことは無いのだ。無いんだと思う・・・・。
文章をまとめる才能が欲しいな・・・。