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ありのままの私になれたなら  作者: たなばたばたばた
9/9

9話 ありのままになれなかった

閲覧ありがとうございます!

今回でおしまいです。

私達へのいじめはなくなった。それはあの3人組が死んだから。

私とすいちゃんに平凡な学校生活が戻ってきた…

と思いたかった、そう思えなかった。

すい「なんか、ざまぁみろって感じだよね、

ぼくたちをいじめるからあんな目に遭うんだ、

自業自得って感じだよね」

すみれ「…そうかもね」

私はそう思わなかったが、そう言ってしまった。

私には、3人組が死んだ理由に心当たりがある。それは…


すみれ「きららちゃん!出てきてよ!」

私は家に帰って部屋に入ると、きららちゃんを呼んだ。

きらら「どうしたの?」

すみれ「?!」

きららちゃんは私の後ろにいた。びっくりした。

…そんなことより、問い詰めなければならないことがある。

すみれ「…きららちゃん、あの3人の事、呪い殺した?」

頼むから、ただの偶然であってくれ、と願った。

きらら「そうだよ!あたしが殺したの!」

すみれ「え…?」

恐れていたことが起きた。

きららちゃんがあの3人を呪い殺したんだ…。

きらら「生意気なあの子は通り魔に殺されるようにしてね!

あと一見いい子そうなあの子はトラックにひかれて…」

すみれ「もうやめて!!!!!!!」

きららちゃんはどうやって

呪い殺したかニコニコしながら話す。

私はそんな話聞きたくなくて、会話を止めた。

きららちゃんの心情が理解できない。

ていうか、きららちゃんの存在が怖いと感じてしまう。

すみれ「なんであんなことしたの?!

いくらなんでも簡単に人なんか殺しちゃダメだよ!」

きらら「え…すみれちゃんのためにしたんだよ?

なんでそんな怒っているの?」

すみれ「私のため?!それでも人殺しはいけないことだよ!

あの子たちだって家族や友達がいるんだよ?!

その人たちがどんだけ悲しんだか!!」

私はきららちゃんを睨みつけ、

涙を流しながら、怒鳴り散らかす。

きらら「なんで加害者には未来があって、

被害者の未来は壊されなきゃいけないの?

あいつらのことなんて考えなくていいんだよ」

きららちゃんは先程のニコニコした表情から、

真顔で私にそう語りかけてくる。こんなこと、間違ってる。

すみれ「もういいよ!きららちゃんなんて知らない!

大っ嫌い!!!!!!」

きらら「そう、すみれちゃんのためにしたのになぁ」

きららちゃんは悲しい顔をした。

すみれ「もう顔も見たくない、どっか行って」

きらら「そっか、それじゃあ、さよなら」

それからきららちゃんは私の前に姿を現さなくなった。


それからはすいちゃんと

いじめられない学校生活を送っていた。

すいちゃんはきららちゃんに

会えなくなって寂しがっていたが、

あんな怨霊、すいちゃんに近寄ると悪い影響しかないから、

私からもすいちゃんの前からも

いなくなってくれて清々していた。

あの3人組、ちゃんと成仏してくれるといいな…。


あれから私は見えない誰かから

酷いことを言われるようになった。

「お前がいたから死んだ」「お前なんか殺してやる」

って死んだはずのあの3人組の姿と共に、

四六時中言われるようになった、

次第に本当に殺されると思って、

お母さんとお父さんに相談した。

すみれ「お母さん!お父さん!私殺されちゃう!助けて!」

母「何を言っているの?大丈夫よ安心して…」

すみれ「目の前にいるじゃん!見えないの?!

助けてよ!警察呼んで!」

父「…ここにいたら殺されるかもね、安全な場所に行こうか」

母「あなた!何を言っているの?!

あなたまでおかしくなったの?!」

父「病院に連れていくんだよ」(小声)

母「なるほどね…」(小声)


あれからすみれちゃんは学校に来なくなった。

ぼくはえまちゃんも

すみれちゃんもいなくなってしまったから、ひとりぼっち…。

すみれちゃんは精神科の閉鎖病棟で入院しているらしい。

閉鎖病棟って特殊らしくて、

友達である、ぼくはおろか、

すみれちゃんのお母さんお父さんでさえも

面会できないらしい……。

すみれちゃん、大丈夫かな。

体の病気じゃなくて、心の病気になってしまったらしい。

ぼくはまた、中学時代の頃みたいに

クラスでひとりぼっちになってしまった……。


すみれちゃんが悪いんだよ。

あたしがやったことを否定したんだから。

いじめるやつは死ぬべき。人生を歩む資格なんてない。

そしてすみれちゃんとすいちゃんは困っていたから

助けてやったのに、あたしにあんなこと言うなんて…。

だから、あのいじめっ子たちの霊を

すみれちゃんに見えるように、

その霊たちの声を聞こえるようにした。

そうしたら、すみれちゃん、おかしくなっちゃった。

なんか可哀想になったから、

今はもういじめっ子たちの霊は見えないようにした。

でも、トラウマになったようで今でも心の病気は治らない。

あたしにあんなこと言ったことを、

ずぅーと、後悔しながら生きてね。

閲覧ありがとうございました

次回なんてありません。

今までありがとうございました

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