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94話:木下輝彦さんの死

 そして部屋を後にした。7月7日に木島葉子さんが犬山重臣に郵便局に行き

、輝彦さんの通帳から全額を私の郵便局の預金通帳へ振り込む手続きに行きます

ので、ついていっていただけますかと言われて了解した。出かけて順調に問題なく

、振り込みが完了したと言われ木島葉子さんの郵便局の預金通帳を打ち出してすと

、残金が40万円だったのが1132万円となっていた。この結果を見せて本当に

ありがとうございましたとお礼を言った。


 木島輝彦さんの銀行口座に700万円しかないので合計で2000万円は越える

ので老後資金として本当にありがたいと目を潤ましていた。その後も木島葉子

さんは週に2-3回、旦那さんの入院する病院をたずねた。その頃、息子の良男は

毎日、朝8時半に家を出て近くの東京ガスの営業所に行き夜18時過ぎには家に

帰るようになり給料もボーナスも支給されてた。


 奥さんの麗子さんは週に3回、6本のテレビとラジオの番組をもらい良男と

ほぼ同じくらいの収入を得ていた。膝の痛みも無いようで、普通の生活をする

上で支障がないと話していた。和子さんも少ない年金でも家賃5万円で住まわせて

もらって何とか不自由なく生活できてると犬山重臣に感謝の言葉を述べた。

その後、涼しくなり、10,11,12月と季節は進み12月になって木島輝彦

さんが以前の元気を取り戻し、なんと12月24日、犬山重臣が車で迎えに行き

、自宅に帰ってきた。


 これには、住人全員が喜んで迎えてくれクリスマスパーティーが盛り上がった。

 小さく切ったケーキも美味しそーに笑顔で食べてくれ早く帰ってきてねと和子さん

が言うと

「木島輝彦さんと葉子さんが、たまらず、本当に優しい人で良かったとハンカチ

を濡らした」。そうして、30分位、パーティーに参加して犬山重臣と葉子さんが

、その後、病院に送っていった。


 そして、なぜか、その晩から葉子さんが旦那さんの病室のソファーベッドで

寝ると言い出して家に帰ってこなくなった。そして12月29日、早朝の朝4時

、犬山重臣の所に木島葉子さんから電話が入り

「今ちょっと前に木島輝彦が天に召されました」と連絡が入った。


 その知らせを聞いて犬山夫妻と吉田夫妻の4人が車で病院へ向かった。5時前に

病院に到着し木島輝彦さんの亡骸に合掌して葉子さんに話を聞くと12月24日

の昼頃、

「突然、木島輝彦さんが、うちに戻ろうと言った時の異様な目のが輝きを見て

、死期が近いと感じ、クリスマスパーティーに飛び入り参加したと言い、

あの時が私の旦那にとって、優しくしていただいた、あなた方との今生の別れ

になると感じたのでしょう」と言い、うすうす、それを感じた、

「私は三途の川を渡るまでは、一時も離れまいと心に誓って同じ病室にいた」の

です。「彼が最後に犬山重臣さんに日本でひろってもらい本当に助かった」、

「もしあれがなかったら2人で心中でも、しようと思った」と話してくれた。


 そしてなくなる直前に

「本当にありがとう葉子というので、彼を私の胸に包んであげて天に召されたの

です。私も、本望でありますと言うと4人は、たまらず、泣き声を上げて病室で

泣いた」。そうして、2015年、悲しい別れと共に、みんなにとっての悲しい

人生の1ページの年が幕を閉じて、新しい2016年がやってきた。

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