89話:良男の両足膝靱帯断裂の大怪我1
2014年も暖かくなり、やがて6月になり梅雨を迎えてあけると7月の暑い日
が続いた。相変わらず犬山良男はサッカーの遠征試合が多く年の半分は留守にする
日々だった。そんなある晩に2014年7月6日の夜20時過ぎに犬山重臣の所
に電話が入り奥さんの淑子さんが最初に出ると犬山良男さんの、お宅ですねと言い
、大阪開成病院、整形外科の山田清と申しますが良男さんが両膝関節・靱帯断裂
で手術が必要で全治3ヶ月以上かかると言ったので犬山重臣に替わって詳細を聞く
と通常生活が出来るまで3ヶ月サッカーに復帰できるかどうかは、現在の状況
ではわからないと説明してくれた。
今後の治療予定や詳細を聞きたい時は、こちらの病院へ来て下さいと言われ
了解しましたと答え、電話を切った。ちょうど、今晩は奥さんの犬山麗子さん
の仕事の日で夜22時過ぎに帰ってくることになっていた。やがて犬山麗子さん
が帰って来たので、ゆっくりと良男の怪我の話をすると顔面蒼白になり大怪我
ですか、と言ったまま言葉を失った。
そうして天井を仰いで見ていると明日、仕事のない日だから、お父さん、一緒に
大阪開成病院に行って下さいませんかと言うので良いよと答えた。まず良男さんに
会いたいわと言って泣き出してしまった。少しして泣き止んだ時、風呂に入って
早めに休んだ方が良いわよと淑子さんが言うと、わかりましたと言って、
リビングを出て行った。その後、淑子さんに明日、麗子さんと良男が入院してる
病院に行ってくると言うと、わかりましたと答えた。
翌朝、6時に家を出て9時に大阪開成病院に着いて担当の山田清先生に状況を
聞くと出来るだけの処置をして両膝の靱帯の縫合は終えて現在固定しています
と言い当分の間ベッドから出ても車いすの生活になりますと言った。そして片膝
なら、その後のリハビリ社会復帰も比較的早いのですが両膝となると相当な時間が
かかると言った。後は患者さんの筋肉との相談ですと言った。しかしプロサッカー
選手に復帰するのは難しいかも知れませんよと言い、それだけは覚悟しておいて
下さいと言われた。
この話を聞いて事の重大さを知って麗子さんに、その他先生に聞いておくことは
無いのと犬山重臣が聞くと小さな声で一生車いす生活と言う事はないんでしょうね
と聞くと今迄の経験では、ありませんと答えた。それなら、ありがたいと言って
、先生の面会を終了した。その後、犬山良男の病室をたずねると意外に元気に
、ごめん僕の不注意で、こんな怪我してと良男が謝るので、しかたないわよと
麗子さんが言い出来るだけ早期に歩けるようになるまで頑張るよと言うと、
麗子さんが頑張ってねと励ました。
30分程話して病室を後にした。その後ゆっくりと昼食をとって犬山重臣が
麗子さんの話を聞いていた。麗子さんが良男さんがサッカーできなくなったら
、私が、うちの家族の生活費を稼ぐために毎日仕事に出るようになるかも
知れませんが、その時には宜しくお願いしますと言い、いつになく大人しい
口調で語った。




