表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/100

8話:待望の、赤ちゃん誕生

 結婚式と新婚旅行を終えて媒酌人の鮫島和夫さんと姉の犬山和子の家に挨拶に行った。そして、お土産を渡してきた。また独身寮から家族用社宅に引っ越し、その後、イトーヨーカ堂で経理の仕事を続けた。やがて12月となり1976年、結婚式の年が終わり1977年があけた。3月12日に食事した後、奥さんの犬山淑子さんが気持ち悪いと言いだして吐いた。そこで近くに住む姉の吉田和子さんの家に電話を入れると妊娠じゃないと言われた。そこで産婦人科へ連れて行く様に言われ犬山重臣が会社に遅刻すると連絡を入た。その後、産婦人科へ行くと、妊娠ですと告げられ予定日は1977年9月15日と言われた。


 その後、4、5月と時が経つにつれて、淑子さんの、お腹が出て来て感情の起伏も激しくなった。犬山重臣が炊事、洗濯も手伝うようになり梅雨が明ける7月には淑子さんが動くと、すぐに汗だくになって大変そうだった。8月の、お盆から夏休みと産休に入り犬山重臣は会社での仕事、炊事、洗濯

と大忙しの毎日が続いた。9月になると、淑子さんは横になる日が増えた。1977年9月13日、痛みが出たので、診ていただいている産婦人科に入院した。そして3日目の9月15日、早朝、2.9kgの赤ちゃんを普通分娩で産んだ。


 長女の名前を、いろんな本を読んで幸子と決め、長女、犬山幸子が誕生した。犬山重臣と近くに住む、和子・姉ちゃんが来てくれ、おめでとうと言うと淑子さんが急に泣き出した、すると和子・姉ちゃんが、よく頑張ったね痛かったでしょ怖かったでしょと淑子さんの頭をなでてくれた。その後、和子・姉ちゃんと奥さんが急に仲良くなった。淑子さんの実家の御両親・木下公彦、貴子さんに連絡すると、すぐに駆けつけてくれて、淑子、おめでとうと祝福してくれ、また、この可愛い子を連れて、遊びに来て送れと言ってくれた。帰り際、これを受け取ってくれと出産祝い金50万円の封筒を渡してくれた。


 その後、淑子さんが家に戻ってきてからは和子・姉ちゃんが何か美味しい料理を作ってくれた。そして5分で淑子さんの家に持ってくれた。何か欲しいものは、ないのと良く面倒を見てもらうようになった。やがて1月、12月と過ぎていき12月24日のクリスマスの日に和子・姉ちゃんが鳥の丸焼きを差し入れしてくれた。そしてクリスマスパーティーを開いた。和子・姉ちゃんの長女の真弓ちゃん5歳が犬山重臣の長女、幸子を可愛がり良く面倒を見てくれた。


 その理由は、和子・姉ちゃんの家では5歳の長男の一雄君、3歳の次女の真弓の2人の子がいた。一番下の真弓ちゃんが妹が欲しいなーと、いつも言っていた。そんな時に彼女にとって待望の妹代わりとして犬山重臣の長女、幸子という女の子ができ喜んだようだ。そのうちに、おままごとのオモチャを持ってき始め2人で遊ぶようになった。幸子が真弓ちゃんの顔を見ると喜んで笑ったりすると頭をなでたりして楽しんでいた。そうして出産騒動で何かと大忙しの1977年が去り1978年を迎えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ