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77話:木下貴子さんの葬儀

 その後、葬儀案内の往復はがきを郵便局に持って行き投函した。その他、

近くに住んでいる親類縁者には犬山重臣と淑子さんの2人で葬儀の案内書類

をパソコンに入力してプリンターで印刷し、その案内書類を各家に渡した。

 合計25件に渡してきた。2月9日には義理の弟の木下重道さん以外、全員

から返信はがきや電話連絡が入った。現在、出席予定36名だった。


 そして葬儀当日の2010年2月10日になり車で葬儀会場に9時過ぎ

に到着して犬山重臣と淑子さんが受付をして挨拶して回り少しして犬山重臣

が喪主になっているので和子さんに受付をお願いした。11時15分して受付

を閉めて葬式の儀式に乗っ取り会が始まり、お悔やみの挨拶に犬山重臣と

淑子さんの2人で応対していた。


 そして火葬となり、その時間、昼食となり木下家の近くに住む親戚が

、あの木下公彦さんの大きな、お屋敷をどうするのかと言う事が話題に

上がって淑子さんに聞く人が多く、旦那さんと義理に姉と4人で自分達の代

は住み続けると言い、後は子供、孫の考え次第だと答え、その先の事は不明

と回答した。当分は私たちが住み続けるので、ご安心下さいと話した。


 そして淑子さんの弟の木下重道さんは、どうして来ないのかねと質問される

と都合がつかなかったのでしょうと言うと、あれだけ亡き御両親に心配かけて

おいて葬式に来ないとは親不孝者だという話しも聞こえてきた。お酒が回って

、言いたいことばかり言う連中も出て来て、だいたい、あれだけの切れ者の

木下公彦さんの子供達で木下重道さんだけが大学を出て姉さんは商業高校で

、その旦那は中卒じゃー、管理は難しかも知れないという辛辣な話しが出た。


 その時、冷静だが厳しい口調で犬山重臣が

「好き好んで中卒で世の中に出たい奴なんかいない、世の中、それは金が

あって高校、大学といける人ばかりじゃないんだ」。

「行きたくても行けない連中がいる事を忘れてはいけないと言った」。

「もちろん学歴は重要だが、もっと重要なのは学力じゃないかと言い俺たちは

木下重道さんみたいに予備校に通って私立大学を出た人よりも少ない給料の中

から少しずつ、金を大事に貯めて、上手く運用して億を超える金を作ったんだ」

「大学卒業した連中の10倍以上、金を作ったんだと言うと、親戚の女性から、

そうだ、女は大学なんか行かなくて良いと言い、男だけ大学へ行って威張るん

じゃないよ、金を貯めたものの勝ちだよ」と、

「偉い !、よく言った、それで、こそ、あの切れ者の木下公彦が認めた男だけ

の事はある」と大きな声が飛んだ。


 長老の親戚が、まーまー、葬式の席で、そんな、もめんなと言って仲裁した。

 そうしているうちに葬儀が終わり骨を拾って葬儀が終わり菩提寺のお墓に、

30人ほどの人が着いていき木下家の先代の奥さん、木下貴子さんを見送った。

 昼食時に酒を飲んだ親戚が多く帰り際に犬山重臣と淑子さんに木下の本家を

しっかり守ってくれよと数人の男が声をかけてくれ頑張ってやっていきますと

、2人が、その声に答えて、葬儀は、全て終了した。


 家に帰って海老名の老人シェアハウスに電話をして葬儀が終了したので

、数日後、伺って、故人の遺品の引き取りと精算に伺いますと話した。

 老人シェアハウスの責任者のNPOの代表の女性が、入居してから2年の

短い期間だったので入居支度金の80%を返却しますと言った。

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