11話:犬山重臣の投資の勉強1
企業の良し悪しを見る事に興味を持った犬山重臣は自分で企業名とROE、
PER、PBRと5年間の成長率、また、新規事業についてを表に、まとめ
始めると瞬く間に、電卓で数字を入れて、自分で作った企業の通信簿を作り、
◎、〇の企業を選び出して作業を楽しんで、やり始め会社の休日や帰ってから
寝るまでの間、作業をし続けた。
またNHKラジオの英会話教室を欠かさず聞くようにしてカセットテープ
の録音して復習した。これを見ていた、奥さんが、あなた、ずいぶん勉強家
になったのねと驚いていた。勉強で疲れると奥さんと子供を連れて散歩や
買い物で出かけて過ごすようになった。
その後1978年12月1日、上場企業の評価表が完成し義理の父の所
へ行って、それを見せると驚いて、すごいね、これ全部自分で計算したのと
聞くので計算が早さが僕の一番の特技ものでと笑いながら言った。義理の父
が僕にもコピーを頂戴というので、わかりましたと答えた。
次回はA4横の集計用紙に升目を入れて企業名とROE、PER、PBRと
5年間の成長率とコメント欄を入れるようにすると、もっと多くの情報が
見られるようになると、アドバイスしてくれた。それでは、次回、作成して
、持ってきますと言った。
12月の休みの日に完成したA4横の集計用紙に書いたデータをコピーし
義理の父に渡すと喜んでくれた。その後、ところで君は投資に使える、お金は
、いくら持っていると言うので500万円位ですと答えると。わかった500万円
、私が君に投資してやろうと笑いながら言った。
君の銀行と口座番号はと聞かれて答えると数日後、入金するよと言ってくれた
ので本当に助かります。ありがとうございますと頭を下げた。死ぬまでに
返してくれればよいと笑いながら言った。
そして短波放送の聞けるラジオがあると株の情報を聞けるから買うと良いよ
と教えてくれた。わかりました、早速買ってきて、休みの時間にイヤホンで
聞きますと答えた。このやり取りを聞いた奥さんが犬山重臣さんは本当に
まじめで勉強熱心なんでしょと父に言うと本当だと言った。
ラジオの高校講座を聞いて勉強すれば、もっと賢くなって、もっと努力して
勉強すれば、格好だけの大学生なんか目じゃないぞと犬山重臣の肩をたたいた。
そのやり取りを、聞いていた、義理の母が、うちの人は、めったに人を
ほめたり助言したりしないのに珍しいわと言った。
主人が犬山重臣さんにアドバイスするのは余程、気に入られた証拠ですよ
と言い仕事も勉強も、しっかり頑張りなさいと励ましてくれた。そうすれば
、もっと会社や、社会で役立つ人間になるはずですからと言ってくれた。
そうして、子供には、しっかりとした教育を受けさせなさいと、きっぱり
と言った。
帰り際に孫の犬山幸子を見て良い子になれよと義理の父と母が頭をなでて
くれた。そして、また可愛い孫を見せに来てくださいねと送り出してくれた。
やがて1977年が終わり、1978年を迎えた。




