キレる客
「その客はバカなの?
それとも、想像力が足りてないの?」
S君が働いている店の近くに、
同じ系列の店が新規開店したそうで
付近の店でも使える商品引換券を配り
それを持った客が来たらしいのだが
引換券を見せて、商品をくれと言ったらしい。
ここまでは普通にあることだが、
この客はS君の同僚の子が商品のところまで案内すると
商品を持ったまま店から出ようとした。
いわゆる【窃盗罪】、通称【万引き】である。
あまりにも堂々としていて、
他の商品を探しに行ったのかと思いきや
店から出ようとしたので
あわてて引き留めると
「客を泥棒扱いするな!」
とか言われたらしいのだが、
行為としては泥棒だ。
引換券だけでも渡しておけば、
後からでも精算できたので
そうしなかった客(の頭)が悪い。
むしろ、『引換』券なのだから
店員に渡さないとダメだろう。
同僚の子がレジまで誘導して
S君がレジを通そうとすると、今度は
「買うんじゃない、引き換えだ!
レジを通す必要がない!」
とか喚いたらしい。
S君から聞いた引換券のシステムを説明すると
1.客が商品と引換券をレジで店員に渡す。
2.店員が商品と引換券のバーコードを読み取り、商品が間違ってないか確認する。
3.間違ってなければ渡す。間違ってたら、正しい商品と引き換える。
になる。
似たような商品を間違って持ってくる客は多いらしく
一番多いのは、
『商品××、○味』『引換券××、△味』
みたいに、同じ名前で違う味のパターンらしい。
『味噌ラーメン』と『味噌ラーメンの引換券』は引き換え可能
『味噌ラーメン』と『塩ラーメン塩味の引換券』は引き換え不可能
という感じらしい。
ただし、引換券によっては互換性があるらしく
『味噌ラーメン』と『塩ラーメンの引換券』が引き換え可能な場合もある。
とのことだ。
引換券の現物がよく分からんが
多分、引換券に
「好きな味を選んでください」
とか書いてるのだろう。
互換性があるパターンだと、
『ビール350ml』と『ビール500mlの引換券』では
引換不可能、引換可能、引換可能で釣銭も渡す
の3パターンがある
とも言われた。
話を戻すと、店員に商品と引換券を渡し
レジを通す必要があるのだが
この客は説明に納得せず、レジを通すのを邪魔したらしい。
商品を手放さないという物理的な手段で。
仕方なしに客の気がそれた時を見計らって
隙をついてバーコードを読み取り
引換券のバーコードも読み取って
商品にシールを貼って、お帰りいただいたらしい。
読者の皆様の中に、上記のような行為をされる方は居ないと思いますが
引換券を使う場合はレジを通す必要があるので
予め御了承ください。
個人的な意見
最近
「評価やブクマをすると作者の執筆ペースが上がります」
みたいな後書きをよく見るのですが
私としては感想の方が嬉しいですし、
本作品はS君からのネタ提供と私の日常生活以外に、
執筆ペースに関係するものはないので
不定期更新です。
こちらも予め御了承ください。
(「後書き」より「あらすじ」に書くべきかな?)




