ある夜の孤独
薄暗い路地裏で 月を眺めて涙流した
自分を追い込み 追い込み続けて
行き着いたのは 独りぼっちの道
自分で選んだ そんなことはわかってるんだ
世界が光で満ち溢れていた頃
何も考えず 何も求めずに
みんなと同じ道を歩いてた
そんな中投げ込まれた闇の中
訳もわからずに叫んでいた
人の心の声が全てを包んで
見えるのは僅かな 月明かり
恐怖を知った少年は全てに怯え 跪いて
耳をすませ 感覚研ぎ澄ませ
心の声を聞こうと試みた
当然 本当に聞こえはしない
全てが怖い 人が怖い
少年の心は闇に落ちた
被害妄想?構わないよ
相手を深く傷つけるくらいなら
少しの傷でお互い済まそう
人の心が怖くて 怖くて
傷つけないよう怯え過ごしてきた
その代償として奪われたものは
無邪気さと笑顔と勇気だった
そのうち完全に笑顔消え去って
少しずつ居場所が消えていった
何もできない自分に腹が立ち
肉体は思うようには動かない
寂しかったよ 心が痛いよ
でも両方が傷つくくらいなら
自分ひとりだけ傷つけばいいや
独りぼっち歩いた孤独道
逃げ道だけど 増えることのない道
深く傷つけるなら 少しの傷で
さよならしよう