表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/54

死神と云う名のコロン

 あの男が立って居る。

痩せて眼の窪んだ背の高い男。

男のコロンの香りが私を包み込む。

あんな男は私の世界には居ないはずだった。

どこから現れたのだろう。

雑踏の中でも仕事中でも、電車の中でもあの男のつけているコロンの香りが私を追いかけ来た。

気持ち悪いほどの荒い呼吸の男。

黒いスーツを纏い、黒いタイを絞め、私の生気を吸い取るように立って居る。

痩せて眼が窪んだ坊主頭の男。

コロンの香りが私を包み込む。

コロンの香りが染み込んだ白い布。

白い布が私の顔にかけられた。

私は・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ