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売れてた人

 久しぶりにテレビのゲストに呼ばられた。

私はもっとらしい事をもっともらしく話した。

最近の私の生活は、非常に退廃的で洒落にもならない。誰が見ても『もっともらしくない』のである。

しかし私の最盛期のイメージを見せなくてはならない。

今でも『名前だけ』は知られている。

テレビ局のデレクターは、

 「ここは激しく、希望に溢れた表現で話して下さい。その次にアナタの近況を話して下さい」

と言った。

近況と言っても何も無いのである。

暇で「酒浸り」である。

でも私の名前はまだまだ売れているのである。

デレクターは言った。

 「アナタらしく話して下さいね。アナタの所属事務所にギャラと次のゲストの事を話してありますから」

私は、

 「ありがとうございます」

と言って本番に向かった。

私は・・・

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