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第一話

お待たせしました。

突如モニター画面次元の神と名乗る少女に話しかけられた俺、え?次元の神…女神? ふざけてんのかよおい?


「おい!何が女神ちゃんだ! 次元の神だ! ふざけてんのか!?」


「やだな~ふざけてる訳じゃない。君をこの世界に転移させた事に少しばかり説明しようとしてあがるのに♪」


っと笑いながらそいつは俺を見て言う。


はぁ?この世界の説明? この世界に転移?一体何を言っているんだ?

さっぱり分からない。この女は一体何をさせようとしているんだよ?


「おい!俺をこの世界に転移させたのはおまえなのか!?」


「そうだよー? 君をこの世界に転移させ、ちょ~~~~~~~~~っとばかりヤバい事態を回避するために君を呼んだんだよ」


「ヤバい事態…?」


そいつの言っている事に俺は理解できなかった、ヤバい事態って一体なんだ?


でも遊んでいるように見えて、何だか真面目そうな感じに見えるのは何故だ、う~~~~~~~~ん…これは少し聞いてみるか。


「おい!そのヤバい事態って一体なんだ!?」


「そんなに怒鳴らないでよ~。ヤバい事態って言うのは、この世界に君のクラスメイトがこの世界の王都【クリフォニア王都】により勇者として召喚されるんだよ!」


「なっ!なんだって!?」


俺はそいつの言葉を聞いて驚いた、俺のクラスメイトがこの世界に召喚!? おいおい俺のクラスメイトが召喚されるってマジかよ!?


この世界に付いてはまだ何も分からないのに、この世界に俺のクラスが…。


「でもどうして俺のクラスメイトが勇者として召喚されることに? この世界に魔王か何かいるのか?」


「オッホン! よくぞ聞いてくれた! 実はこの世界には魔族の他に【邪神族】と呼ばれる魔族とはかなり厄介な種族が居るのです。そいつ等はかなりヤバい奴等でね、神出鬼没で何時何処で現れるか分からないのです。そこへあなたをこの世界へと先に転移させて、まず力を付けて欲しいのです!」


「俺を先にこの世界に…? どうして俺なんだ?」


「それはですね、貴方がこの世界…【ブリスタリア】の世界をよく知っているからです! まあ多少変わっている所はありますが」


っとその言葉を聞いた俺は思わず目を見開く。ブリスタリア…、ブリスタリアってやはりファンタジー・ソードブレイクの世界となる舞台!!


俺は今この世界…ファンタジー・ソードブレイクにいるのか…。

でも疑問がある、何故俺がこのスター・シャイニング・デスティニーに使うグラディオンに乗船しているんだ? こいつがあると逆に色々拙いだろう。


この戦艦はただでさえ強い、それが何故この世界にあるのかが疑問だよ。


「おい気になったんだが、このグラディオンがあるのは何故だ?」


「オホホホ!それは使い慣れている物だったら、とても便利でしょう♪ それに貴方には懐かしい相棒もありますよ~」


「はっ?相棒?」


「はい! ご案内しますので、通路の方に出てくれませんか?」


その言葉に俺は少し戸惑いつつも、その言葉に従うかのように通路に出て、あいつの言葉通りに向かうのだった。





──────────────────





通路を進む中で、グラディオンの中を見ていた。


グラディオンの通路はゲーム内では見ていたけど、居住区は勿論、武器庫や脱衣所、訓練所などの様々な部屋がある。


そして格納庫らしき場所に到着して、その扉が開き、その中を見た俺は思わず見上げる。


それは全長20メートルもある機体で、装甲と機動性を合わせ持った機体だった。

だが俺はその機体を知ってる。


「これ・・・【ソーディアン】じゃないか!」


ソーディアン…、それはスター・シャイニング・デスティニーで最強の機体で、俺が使っていた機体なのだ。


おいおいまさかこいつとここで会えるなんて、思ってもいなかったぞ!?


「ニシシシ♪ 驚きましたか? 貴方がゲームで使用していた機体をここに出しておいたのですよ。使いたい時はいつでも使っていいですよ~」


「使っていいって、使い方分からないんだぞ!? どうやって使えって言うんだよ!?」


「大丈夫大丈夫♪ 貴方は使用方法をこの世界に転移させた際に覚えさせておいたので、それと戦い方も体の中に覚えさせていますので」


「なに!?」


その言葉を聞いて俺はまたしても驚く。そんな簡単に身に付くものなのか?


「ゴホン!! それじゃあ私はこれで失礼しますので、後はご自分でお確かめを~♪」


「なっ!おい待て!!」


俺は画面越しの女神を引き留めようとするも、そいつは既に消えてしまって、俺はそれにうなだれてしまう。


「はぁ…、いきなりすぎるし、帰るものいきなりすぎるだろう…」


適当…適当過ぎる…、本当にあいつ女神なのか?


ただのぐーだらの女の街がじゃないのか?

でもこうしていても何も始まらない。まずは何をどうしたらいいかを確かめないと…。


『申し訳ありません、あの方は適当な方なので…』


「全くだ。あんな奴が次元の神とかありえ・・・・・・・・・・・・・・・え?」


俺は誰かと話している事に気づき、モニター画面を見てみると、そこにはさっきの女神とは違い、セミロングのAIアバターの女子が映っていた。


って言うか…この子は?


「えっと…君は誰?」


『失礼しました。私はこのグラディオンの管理AI、プラウンと申します』


っとプラウンと呼ばれるAIに俺は唖然としてしまう。このグラディオンの管理AI…?そんなのが存在するのかよ?


「初めて知ったけど?」


『知らないのも無理御座いません。私は貴方が活動しやすいよう次元の神様がこのグラディオンに搭載しておいたのです。以後私が貴方のサポートをしますので、ご安心ぐださい』


へぇー、このグラディオンにそんなのが機能を搭載していたのか。


あいつ…大雑把だ。


まあいい、とにかく現状まず何をどうすればいいか、確かめる必要があるな。


「なあ。まずは何をすればいいんだ俺。何をすればいい?」


『まずはこの世界をよく知る事と、冒険者になる事が必須ですね。冒険者になった方が情報も良く集まりますし、何より貴方のクラスメイトが召喚されるのも時間の問題ですから』


うん、そうだな…、クラスメイト…もしかしたら知佳もいるとなると、放っては置けない。


ともかくまずはこの世界の事、よく知る事だ!





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