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精霊の楽園の薬師  作者: ルケア


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46話 下位精霊を合成しても良いの?良いんです

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「いらっしゃーい! 待っとったで! 見てみい、こんなにも下位精霊が生まれてきたんや。上位精霊になったでやろなあ。一気に賑やかになったわ」


「おー。上位精霊にはそんな効果もあったんだな。見事に聖属性の精霊ばかりだな。実際目にしてみないと解らないものだなあ」


 そんな訳で、シルバリと別れて次に行ったら、大量の下位精霊に囲まれていた。いや、淡精霊はもっと居るんだけど、凄いな。一気に精霊が増えてきている。中位精霊とはまた違って、上位精霊になったからこそ下位精霊が誕生したと思ってもいいと思う。具体的にはよく解ってないし、本当なのかは知らない。けど、状況証拠的にはそうなるだろうな。これで一気に捗るな。この前テイムした淡精霊とはお別れをして、ここに居る下位精霊を1体貰っていこう。


「それでやな。ここの下位精霊は全部うちに合成してくれてもええんやで?」


「いや、淡精霊はいいかもしれないけど、下位精霊は自我があるだろ? そこは良いのかよ」


「何言うとんの? 淡精霊にも自我はあるやろ? 人間には解らんだけでな。結局は原初の所に戻されて、また精霊として生まれてくるんやから同じことやな。そんな訳で、がっつり合成したって。あ、それとも1体は貰ってくか? それやったらこの子がおススメやで。無口で何も話さへんねん。皆で相手したってな」


「おススメも何も、それでいいのか? 君はそれでも良いの?」


「……良い。強くなれるって聞いた」


「強くなれるかあ。……間違ってはいないか。強くは成れる。それでいいのか?」


「……良い」


「そうか。それじゃあこの子を貰うぞ? 名前は、そうだな。グレフルでどうだ?」


「……解った」


「じゃあ、よろしく、グレフル。それで? 淡精霊は貰っても良いのか?」


「ええよええよ。うちには下位精霊を取り込ませてくれたら十分や。これで一気に強なってしまうなあ。まあ、ええ事やろけどな。最上位精霊になったら、色々と出来る事も増えるやろ。そしたら色々と手伝ったるからな? まあ、任せとき。ええ感じにしといたるからな」


 ……まあ、良いのであればそうしようか。原初の精霊さんには悪いけど、仕事が増えるんだろうなあ。色々と管理をされていると思うけど、ここまで出鱈目な精霊も珍しい様な、……そんな事も無いか。精霊って自由だからな。原初の精霊も案外自由なのかもしれない。解らないけどな。どうなっていくのかは今後次第だ。シルバリも変わらないようだし、問題はないんだろう。……魔力が大量に必要になる以外は。ごっそりと持っていかれたぞ。まあ500体相当になるんだし、そりゃあがっつりと持っていかれるか。今後は魔力ポーションも多めに持って来た方がいいな。毎度毎度これだと堪ったものじゃない。何とかしないといけないと思う。けど、合成には魔力は必要だしな。全部合成しないといけないことを考えたら、下位精霊の方が楽でいいんだけど。でも、本当に自我があるのに、取り込んでも良いんだろうかって気分になって来るな。


「後は、これが素材な。今後は籠も置いてってくれれば入れとくで? 何ならシルフェやアースに取りに来させても構わんのと違うか?」


「うーん。それだけだと素材は集まるけど、精霊の合成が出来ないだろ? 合成は出来ればした方が良いからさ。シルバリにも最上位精霊になって貰いたいし。色々と原初の精霊に確認をして欲しい事があるんだよな。それをお願いしたいから、合成はしに来るよ。素材を集めてくれて置いてもらえるのは助かるけど。なんだかんだと原初の精霊に話があるんだよな。でも、多分だけど、動けないんだろう?」


「せやな。ずっと同じ場所に居るからな。上位精霊になって繋がりが大きなったから解ったことやけどな。この世界が丸いって事は解っとるか?」


「ああ、なんとなくだけど解ってた。星になっているんだろう? 空に浮かんでいるあれと同じって事は解っている。丸っていうよりも、球に近いんだろ?」


「よう解っとるやんか。そんで、原初の精霊は球の真ん中に居るんや。そこから動いてへん。何かを聞きに行くのであれば、そこまで行かなあかんやろな。そうなってくると、上位精霊やと格が落ちる。最上位精霊にならなあかんな。まあ、焦ってもしゃーないからな。こればっかりはゆっくりとしてくれんとあかんで? 頼まれごとはやったるけど」


「まあ、その時になったら頼むよ。なんだかんだと最上位精霊までは時間がかかるだろうからな。でも、もしも誰かにテイムされたんなら、挨拶くらいはしていってくれよ?」


「モチの論やで。こんなとこにテイム持ちが来るんかどうかやけどな。もっと他のええ場所があるやろからなあ」


「ああ、まあ、そうか。そうだよな。もっと別の所があるよなあ。まあ、それでもだ。もしもそういう事があったら、挨拶くらいはしていってくれると助かる。色々とあるしな」


「解ったわ。その時がきたらな」


 上位精霊をテイムできるとか、中々の才能だからなあ。「テイムA」が確定で無いといけないし。先天スキルで揃う事もあるんだろうけど、稀だろうからな。中々に「精霊視S」と「テイムS」が揃う事なんて無いだろうし。天才か? ってなるよな。普通に何処かの貴族に引き抜かれてもおかしくない。まあ、精霊使いってそんなに立場が上じゃないんだけどな。魔法使いの方が使い勝手が良いからなあ。精霊の気分次第で負ける可能性もあるんだから。積極的に戦ってくれない時は戦ってくれない。好戦的でない精霊だって居るんだよ。それを使いこなすのは、中々に難しい。普段からちゃんと関係を構築していないと無理なんだよな。……シルバリにも下位精霊時代に、何度か「や!」って言って断られた経験があるからな。こう見えて、中々に扱いづらいんだよ。しかも、本人曰く、戦闘に向いてないって話だしなあ。何処から何処までを本当の事として捉えていいのかは解らないけど、戦闘をするならアースかホムラだと思うぞ? それ以外は、あまり向いてないと思うんだよな。次点でシルフェ当たりかなって思うんだけど、それでも多少おっとりとしているからな。一番解らないのがドレス。良くも悪くも解りにくい。本気なのかどうかの区別が付きにくい。


 まあ、暫くは皆と遊べると思うから良いんだけどな。シルバリも楽しめると思うし。皆仲が良いからな。グレフルもその内な。強さこそパワーって思考じゃないと良いんだけど。強くなりたいのは解ったけど、何処まで成長するのかね? その辺は解らないからな。色んなところが成長するのかどうかだよ。精神的な部分もそうなんだけど、身体的な部分もな。強くなりたいのであれば、霊長類最強先生を目指すといいぞ。あの強さは本物だからな。分野が全然違うかもしれないけど、最強には変わりないし。それに、いや、何でもない。これは言うだけ野暮になるだろうからな。


 さてと、素材もいい感じに集まったし、精霊の合成も十分に出来た。これで暫くは大丈夫だな。5日後かな? その位には来ると思う。まあ、急いでも薬の出来が悪くなるだけだし、しっかりと調薬してからになるんだけどな。一応薬師なんだから。雇われの身なんだから、しっかりと働かないといけない。次に来るときにもまた、下位精霊が沢山湧いているんだろうな。それを吸収してしまうと。本当に良いんだろうか。なんか良いっぽいけど、本当なのかね? 詳しい話は原初の精霊に聞かないといけないからなあ。その辺が解りにくいんだよな。どういうシステムになっているんだろうか。

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