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4話 薬を作った

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 まずは採取にいかないといけない。道具があっても素材が無いからだな。今から聖女アニメルの聖地に行って採取をしないといけない。とりあえずはマイマイ草とジェルリ草とミンティ草を集めることをしないといけないんだけど、風邪薬のメイトラ草はそこまで必要ないらしい。風邪を引かないと売れないからって理由だな。まずは金を稼ぐために傷薬と初級ポーションを大量に作らないといけない。


 そして、初めて聖地にやって来た訳なんだけど、精霊の数が凄まじい事になっている。凄いな。町にも沢山の精霊が居たけど、ここはもっと凄い。こんなにも精霊が居るんだな。適当にテイムしていくことにするか。精霊を何に使うのかは解らないけど、とりあえずテイムするだけならタダなんだから。精霊には維持費は必要ないんだし、どんどんとテイムをしていこうと思っている。


 まあ、その内限界が来るんじゃないかなとは思っているんだけど。限界が来たらどうするのかって言われても、どうにもできないんだけどな。精霊を使って戦う訳でもないし。戦っても良いのかもしれないけど、淡精霊で出来ることは限られているからな。最低でも下位精霊は欲しいと思うんだよ。この辺には、居ないっぽいけどな。見える範囲全てが淡精霊だ。


 そんな事よりも採取をしないといけない。3つの素材をしっかりと回収しないといけないんだよ。その為の「鑑定C」でもあるんだから、しっかりと鑑定して探していく。そこまで苦労はしないと思うんだよな。群生地を見つけられれば儲けものって感じでいいと思う。


「とはいっても、名前が解らない素材も沢山あるんだよな。所詮は「鑑定C」だしな。まあ、中級ポーションを作るまでにはならないと思うから、今はそれで良いんだけどさ。まずは中級ポーションが鑑定できるのかって話もあるんだけど。出来ない可能性もあるんだよな。出来ないなら何とかしないといけないんだけど」


 人を雇う必要が出てくる。しかも鑑定は結構良い所の商人が買い漁っているから、碌に居ないんだよなあ。「鑑定B」ならそこそこに居るとは思うんだけど、「鑑定A」になると、殆ど居ないと思うし。そんな重要な人物を雇えるのかって言われたら、雇えないだろう。そんな金は無いし。そこまで稼げるとも思ってないし。雇うのは難しいとは思うんだよな。でも、どうにかしないといけない訳で。最低でも「鑑定B」は欲しいよな。その位は欲しいと思うんだけど、それでも結構な額を要求されそうな気がするんだよ。最悪は、孤児院の誰かに鑑定してもらう事になるんだろうけど。


 クラリスは鑑定は持っているんだろうか。冒険者業に出てしまっているから、最近は会わないんだよな。まあ、クラリスじゃなくても、他の冒険者組に頼めば鑑定はしてくれると思うけど。鑑定料金は必要だと思うから、それは初級ポーションでなんとかしてもらうとしてだな。今はそれ以上に資金を集めないと何も出来ないから、しっかりと資金を集めていくんだけど。


「しかし、案外生えているんだなあ。もっと採取に苦戦するのかもしれないとは思っていたんだけど、そうでもないのか。これなら暫くは採取に行かなくても薬を作り続けられるな。問題は入れ物なんだけど、それも買わないといけないんだよな。卸売価格で何とかならないんだろうか。ガラス瓶って結構高いんじゃないの? 知らんけど」


 そうなんだよな。ポーションの入れ物ってガラス瓶なんだよ。ポーションなんかの液体はガラス瓶、傷薬なんかのクリームは陶器、風邪薬なんかの丸薬は木の箱ってなっているんだよな。どう考えても入れ物の方が高いんじゃないかと思われる。


 どうなんだろうね? 入れ物は再利用しているとは思うけど、ポーションって結構な金額になると思うんだよなあ。どうやっているのかは知らないけど、結構面倒になるんじゃない? 入れ物に入れるのもかなり面倒だしな。特にクリームを入れるのは面倒くさい。これも誰かに委託したいって思うけど、そんな事を委託させるのもな。費用がかかって仕方がない。当面は自分でやらないといけないだろう。かなり面倒な作業ではあるんだけど。


 そんな訳で、1日かけてかなりの素材が確保できた。背負ってきた採取籠がいっぱいになるくらいには採取できた。これなら3日くらいは薬を量産できるぞ。……まずは作ってみて、入れ物が限界になったら売りに行ってって感じになると思う。そこで初めて単価が解る事になるんだよな。問題は何処まで安く買い叩かれるのかだな。価値があるかどうかも解らないんだから、どうしようもないんだけども。まあ、C品質が安牌なんだろうな。当面はそうするしかない。


「じゃあ、薬を作ってしまうか。傷薬と風邪薬と初級ポーションになるんだけど。貰った入れ物はとにかく使い切る形で良いよな。残りは買い物に行ったときに買ってくればいいし。ぼったくりなんて無いとは思いたいが、どうなんだろうな」


 最低でも利益は出さないといけないんだよな。D品質は作れない。それは売れないだろうし。しっかりと品質を確保しないといけないと思うんだよ。その辺は徹底してやってしまえば良いと思う。……品質が良すぎたら、冒険者組に売るって手もあるんだよな。その時はそうしよう。


 という事で、3日間かけてがっつりと薬を作ってみた。最終的にはC品質の傷薬が35、風邪薬が20、初級ポーションが51も作ることが出来た。B品質になってしまったものもあるので、そっちは後で冒険者組と孤児院に買い取って貰おう。特に風邪薬なんかは1つに沢山入っているしな。消費量が多いって訳でもないだろうから、そんなには要らないかもしれないけど。……入れ物を使い切りたかったからこんな感じになったけど、今度からは風邪薬は必要な時にだけ作ればいいかなって感じがする。


 それじゃあ、何処に売りに行けば良いんだろう? その辺はちょっと考えてなかったな。冒険者組にでも聞いてみるか。クラリスも居るみたいだし、聞いておくか。


「クラリス、ちょっといいかな?」


「あれ? ミシェルどうかしたの?」


「うん。普段初級ポーションを買っているだろう? それの店って何処にあるんだ?」


「初級ポーション? 冒険者ギルドの隣の店に売ってるよ? でも何で?」


「いや、僕も初級ポーションが作れるようになったからさ。店に売りたいんだけど、それが何処なのかが解らなくて」


「え!? ミシェルって初級ポーションを作れるの!?」


「そりゃまあ、薬師になったんだから作れるよ?」


「いいじゃん! あたしたちにも売って! 初級ポーションって高いんだよ。冒険者をするのにも初級ポーションは絶対に必要だし、売って欲しい!」


「良いけど、B品質のものになるからね? C品質のものは売らないといけないから、それ以外の品質のものになっちゃうし。あ、D品質以下のものは無いから安心してよ。今は傷薬と風邪薬、初級ポーションを作っているんだけど、どれが欲しい?」


「傷薬と初級ポーション! この2つがあれば大丈夫だよ!」


「解った。相場の確認もしたいんだけど、傷薬と初級ポーションっていくら?」


「傷薬が400レギンでしょ? 初級ポーションが700レギン。でも、入れ物は傷薬のは25レギン、初級ポーションのは50レギンで買い取ってくれるの」


「成る程ね。相場はその位なのか。ありがとう。帰ってきたら時間があるかな? こっちもお金が欲しいし、売り物になるなら売るよ?」


「多分大丈夫! 今日は休みって言ってたから。じゃあ、皆にも聞いてみるね」


 いやー、助かるな。相場が知れたのは大きい。初級ポーションで700レギンか。結構な金額だな。銅貨7枚って所か。そこそこの金額になると思うな。いいぞいいぞ。これなら結構な売り上げになると思う。案外、薬師って儲かるのかもしれない。

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知り合い価格で安く売ってとか言わないのか? 薬は店にはあるが、価格が高いのが不満なんだから
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