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精霊の楽園の薬師  作者: ルケア


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21話 シルバリ、中位精霊になる

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「友達! 友達!」


「友達! いっぱい!」


「友達だよ~」


「おいも友達」


「はいはい。いつも通りにバイバイしようね。じゃあ、合成していくよ」


 いつも通りに採取に来ている。そして、いつも通りに精霊を合成していく。まだまだ強くなれると思うからな。下位精霊が出来たんだから、中位精霊も出来ると信じて合成をしている訳なんだけど、結構集めたと思うんだけどな。まだなのかね?


「お!」


 シルバリの様子が変わった。2歳児くらいから小学校6年生くらいまで成長した。……僕位って感じだろうな。僕もまだ12歳だし。次の春で13歳になる。数え年だから誕生日は解らないんだよな。鑑定でもそう見えるみたいだし。


「シルバリ、どうだ? 中位精霊になったと思うんだけど」


「んー、せやなあ。ええ感じなんと違うか? 力が満ち溢れるっていうか、まあ、ええ感じやな!」


 まさかの関西弁である。えーっと? 聖属性ですよね? もっとこう、お嬢様チックな感じで想像をしていたんだけど、まさかまさかの関西弁。将来は、大阪のおばちゃんになるのか? あのヒョウ柄を基本とした奇抜なファッションの、あめちゃん標準装備の? えー。シルバリがそんな感じになるのは、ちょっと嫌なんだけど。しかし、まあ、そうなってしまったんだから仕方がないんだけどさ。


「シルバリは中位精霊になったんだよな? どんな感じなんだ?」


「せやな。中位精霊で間違いないと思うわ。変わったっちゅうでも、魔力が増えたって感じだけか? まあ、そんな得意な事もあらへんし、出来ることっちゅうたら、回復魔法くらいとちゃうか? 今まででも出来たけどな。もっと回復魔法を熟知出来たような気がするな。そんな気分や。あ、戦闘力は期待せんといてな。戦えっちゅうのはどうも性に合わん」


「そうなんだ。今まで通りで良い感じなのかな?」


「問題無いで。今まで通りならなんも変わらんしな。でも、出来る事と言ったら、これや!」


「ん? その素材がどうかしたのか?」


「解らんか? 今までは素材の採取なんて出来んかったんやで? 中位精霊になって初めて触れるようになったわ。多分やけど、食べ物も食べられるようになったんとちゃうか? 今まで散々美味しそうなものを食べてたやろ? うちにもちょっとは分けて欲しいわ」


「おおー。採取が出来るようになるのは大きいな! 1人で採取に行ってくれってお願いしても大丈夫な感じか? それで、食べ物が報酬って言うのはどうだ?」


「それは嫌や。あくまでも補佐するだけやな。1人で行ってこいっちゅうのは勘弁やなあ。それに、こいつらの面倒を見るのもあるやろ? 簡単にはいかんやろ」


「まあ、それもそうか。出来るってだけでも大きいんじゃないかな。今後は手伝いをしてもらう事になると思うし、後はハニービーのお世話も頼めるか? 精霊なんだから、意思疎通も出来るんじゃないか?」


「ん? ちょいまち。それは解らん。一回も話したことあらへんのや。出来るかどうかは試させてや」


「まあ、それもそうか。こっちだ。というか、場所は知っているだろう?」


「場所は知っとるけど、それとこれとは別問題や。一緒に来てくれっちゅうことや。解ってや?」


「まあ、良いけど。こっちだ」


 そんなに離れたところに置いてないからな。入り口付近に置いてあるんだし。誰かに持っていかれても困るからな。見張れるところに置いておきたいんだけど……町の中に置いておくと、色々と混乱が起きるだろうからな。最低でも外に置いておかないといけないと思っている。


「クイーンビー、ちょっと出て来てくれ。シルバリ、話は出来るか?」


「んー、まあ出来るな。ええ感じなんか? おお、それはええやんか。それなら冬場でも蜂蜜を貰っても大丈夫そうやな。しっかりと集めて欲しいけど、無茶はしたらあかんで? 死んでもうたらそれで終わりや。必要分はしっかりと確保しとかなあかん。それはよう言うとくわ」


「話は出来るんだな。何って言っているんだ?」


「この辺の花の蜜はええ感じらしいで。ええ感じに蜜が貯まりよるって話や。この分やと、もうちょっとしたら蜜を持っていってくれてもええらしいわ。大体どの巣箱も似たようなもんやな。喧嘩せんでもええ位には蜜が沢山あるらしいわ」


「おおー。凄いな。こっちだとそこまで読み取れないんだよな。今後も通訳を頼めるか?」


「任せとき。その分はなんか美味しいもんで手を打とうやないか。蜂蜜は美味いんやろ?」


「まあな。それで手を打とうか。他の皆も、中位精霊になったらな? まだまだ先だとは思うけど」


「せやろなあ。それよりも先にこっちの淡精霊の方が下位精霊になりそうやな。この感じやと、毒属性と光属性と闇属性やろか? 火属性はまだまだやろなあ。何時になるんかは解らんけど、そもそもこの聖地にも殆どおらんしな」


「火属性は仕方がないだろう? この辺に火属性の要素って殆どないんだから。家の暖炉とか、炊事場にいるかなって程度だし。まあ、炊事場によくいるけど、今後は暖炉の所に沢山出てくるんだろうなって思っているよ。そうしたら、結構集まると思うんだよな。でも、樹精霊と雷精霊は見ないよな。樹精霊は居てもおかしくないと思うんだけど」


「あー、奥の方にはおるけどな? でも、あれらはどうなんやろな? あんまり移動をしようとは思わんやろうし。あ、樹属性の方な。雷属性は解らんわ。見た事無いし」


「だよなあ。雨は何度も降っているけど、雷が落ちたって事は無いしな」


「別にええんと違うか? 必ずしも必要な訳じゃないんやろ?」


「それはそうなんだよな。1体くらいは居てくれると、何かしらに使えるかもしれないって程度の話だから。居なかったら居なかったで何とかするけどさ」


 絶対に精霊が必要なのかって言われると、微妙だからな。必要最低限の精霊は欲しいけど、それ以上はな。そこまで必要じゃないと思うんだよな。特に樹精霊は何に使うのかが解らないし。解るようになるには、最低でも下位精霊までにはなって貰わないといけないんだけど、それも難しそうではあるんだよな。


 何はともかく、中位精霊が仲間になった。これは大きいと思うんだよね。いや、大きいのか? ちょっとよく解らないけど、下位精霊の面倒を見てくれる精霊が出来たってのは大きいのかもしれない。まあ、散歩って感じで採取には来ないといけないんだろうけどな。採取を全部冒険者に任せてはどうだろうかという意見も貰ったんだけど、精霊を合成することも考えたら、どうしても採取には来ないといけないんだよな。中位精霊の力がどの程度なのかは知らないけど、よくよく考えたら戦闘では使わないし、別に中位精霊である必要はないんじゃないかなって思うんだけど、どうだろうか? 別段困る事って無いと思うんだよね。まあ、強い方が有難いと言えば有難いのかもしれないけど。


 今後もどんどんと合成していくべきなんだろうと思うけどな。精霊は強い方が良いのは確かなんだろうし。中位精霊の方が手間がかからないってのも大きいよな。下位精霊は子供過ぎて面倒を見ないといけないし。順当に考えたらここまで一気に成長しているんだから、中位精霊のシルバリでもまだまだ子供なんだよな。仕方がない事ではあるんだけど。合成できてしまったんだから、困る。困るのか? 別に困らないよな。出来る限り合成していきたいとは思うけど。どんどんと強くなってくれれば良いと思うんだよな。何の利益があるのかは知らないけど。少なくとも、クイーンビーとの意思疎通が出来るってのはメリットだよな。それだけでも十分と言えばそうなんだけど。

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