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アイ・ノウ  作者: プロパノール高橋
僕の異能
3/6

二話

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フォロバ100%です。(多分)

https://mobile.twitter.com/C3H8O_Takahashi

「兄ちゃんはもし異能があったらどんなのがいい?」


登校中、すいが話しかけてきた。


「そうだな…一瞬で家に帰れる異能がいいな。」


「…つまんなーい、もっと面白いのがいいなー。」


「じゃあそうだな…目的地まで一瞬で行ける異能とか?」


「おんなじじゃんか。」


嗚呼、今日も妹様の笑顔が眩しい。僕はなんて幸せな兄なのだろうか。

愉悦に浸っているうちに学校に着いてしまった。


「じゃあなすい。勉強頑張れよ。」


「ありがとう!お兄ちゃん。」


僕は3年生、翠は1年生なので玄関で分かれた。

名残惜しい。


廊下を歩いてさ3年5組の教室へ移動する。

僕の席は一番窓側の前から3番目だ。夏場は風が抜け、冬場は日が当たって心地よい。


「おはよう、明。国語の宿題やったか?」


「おはよう、やすし。宿題?知らんなそんなものは。」


「仲間だな!俺もだ!」


そう言って隣の席から白紙のノートを見せつけて来るのは、古野ふるの やすし 僕の数少ない友人である。


「後で一緒に先生に謝りに行こうぜ!」


「康、考えてみろ。今日は異能の検査日だ。授業はない。」


「なるほど…今日は集めない可能性が高いな。」


キーンコーンカーンコーン


「ホームルーム始めます。日直!号令!」


「じゃあ今日は謝りに行かないということで。」


僕はうなづき、威圧感のある担任の話を聞く。


「えー、今日は皆さんもご存知の通り、異能の有無の検査があります。そのため、今日の時間割はすべて自習となります。」


勝ったな。心の中でそう思った。


「名前を呼ばれたらすぐに検査会場へ向かうこと。あと国語の先生から宿題を集めておくように言われているのでHR終わり次第私に提出してください。」


終わった。

怒られるなら国語の先生の方がよかった…あんなゴリr…圧迫感の強い人に怒られたくない。


__________


先生にしこたま怒られたあと、自習時間中に追加課題を終わらせ自分の番がくるのをまっていた。


4時間目の中頃くらいにとうとう自分の番がきた。


ドアをノックし、入室する。


「失礼します。3年5組29番の能見です。」


「能見明くんね、そこに座って。」


白衣を着た医者のような男が着席を促す。

どうせ自分に異能なんてないが、妹の言葉を思い出しもしあったらなんてことを考える。

多少の期待を胸に異能の検査に臨む。 


2019年10月10日 異能者の人数に関する描写を削除しました。

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