表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VSヤンデレ彼女  作者: 柊夏木ヤヤ
2nd seaon
59/62

初デート

へいお待ち!

 時刻は午後四時を回っていた。

 本田先輩と二人きりで今、学校の近くにあるショッピングモールに来ていた。

 ほとんど自分が招いたことではあるが、この二日で色々とあってまだ混乱が収まっていない中に先輩に言われた一言。


「今からデートに行かない?」


 思いがけない一言だったため、固まってしまって同返事をしたのか一切覚えていない。けど、こうやって一緒にショッピングモールに来ているということはオッケーの返事をしたということなのだろう。


「えっと、場所勝手に選んじゃったけど、雪白さんはどこか行きたい場所はある?」

「あ、いえ!どこでも着いていきます!!」

 気付けばなんか変な事を口走っていた。

「それじゃあさ、一緒に来て欲しいところがあるんだけどいいかな?」

「あ、はい……」

 そして私は本田先輩に着いていくようにしてショッピングモールの二階に移動した。移動すること二分ほど、目的地に着いたのか、本田先輩の足が止まった。

「ここは……」

 目の前にあったのは、女性ものをメインに扱っている服屋さんだった。

「じゃあ、いこうか」

「え、え!?」

 私は何も聞かされないまま、戸惑いつつも本田先輩と一緒に店内に入っていった。そしてあれよあれよといううちに試着室へと誘導されていた。

「じゃあ、これとこれ、あとこれも試着してみてね」

 そう言われ気付けば、スカートにトップス、カーディガンとコーデ一式分の服を渡されていた。

「あの、先輩?これは?」

「うん、質問はあとで受け付けるからとりあえず着てみて」

「あ、はい……」

 私は全ての質問を飲み込み、言われたとおりに服を試着することにした。


「お待たせしました」

 服を着終えた私は、試着室前で待っている本田先輩にその服を見せた。薄ピンクのロングスカートに白のトップス、そしてパステルグリーンのカーディガンだった。

「ど、どうでしょう?」

 先輩に感想を聞いてみたが、先輩は服を凝視していた。

「うーん……トレンド的にはもう少し、フリルがあった方が良いかな……スカートは良い感じだから変えるとすれば、上か……」

 そういうと先輩は再び違う服を持ってきた。そしてこのやり取りは後四回は続いた。



 試着を終え、時間を確認すると、最初の試着から二十分も経っていた。

 最終的に始めに着たピンクのロングスカートにベージュのトップス、白のカーディガンとなった。しかもその服の全額は本田先輩が出してくれた。

「今日はごめんね。急に連れてきておいて何度も試着をさせてばっかりで……」

「いえ、それは構わないのですけど……先輩、服が好きなんですね」

「僕は将来、ファッションデザイナーになりたくてね。色々な服を見てはコーディネートを考えたり、デザインの参考にしたりしているんだ」

「なるほど……」

 熱中していた理由は理解したが、それにしてもやり過ぎではないかというこの思いは、先輩の知らない一面を見れたということで私の心の中にしまい込んだ。

いかがでしたでしょうか?


いよいよ最終話が近づいてきました。二人の行く末、是非見届けてあげてください!



最終話まであと2話!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ