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VSヤンデレ彼女  作者: 柊夏木ヤヤ
2nd seaon
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部活内論争

なんとか投稿完了です。

「これ私たちだけが恥ずかしい思いをしてズルくないですか!?だから、除いていた罰として、先輩達も何か恥ずかしい目に遭って下さいよ!!」

 私も羞恥のせいか、訳の分からない事を口走っていた。

「落ち着け雪白。一旦落ち着いてお茶でも飲みながら会話しようや」

「そうよ、彩葉ちゃん。冷静になりましょ?恥ずかしい思いをするのは正春一人で十分よ?」

 真顔でそういう榎本先輩に対し、落合先輩は眉間をピクピクさせ彼女を睨みつけていた。

「何で俺だけなんだ?この場合は一緒に責を負うのが筋ではないのか、あぁ?」

「こういうのは、男であるあんたが可愛い乙女である私の分まで責任取るのが常識でしょ!?第一、私には知られて困るようなエピソードはないのよ!」

「何が可愛い乙女よ!可愛い乙女ってのはな、夜にさきイカを食いながらFPSゲームをしたりしないんだよ!」

「いるかもしれないでしょ!そういう人が!!」

「いてもそれは乙女ではない!!」


 そんな口論が十ラリーほど繰り広げられた。その間、私も本田先輩もどうしたものかという考えが頭にあるが、それ以上にこの二人に対して面倒くさいなぁという感情のほうが大きく上回っていた。正直、この空間から一秒でも速く出て行きたかったが、この教室の唯一の出入り口である扉の前で口論を繰り広げられてしまっているため、出ようにも出られないでいるのが現状である。

「ねぇ、彩葉ちゃん!あなたはどう思う!?」

 正直に言えば、こちらに話を振ってくるなと言いたいが、相手は先輩。胸に秘めたこの思いは声に出すことはなく、代わりにどちらの見方にもつく意思はないという表明として二人の先輩に対し、暖かい目を向けていた。それは私の隣にいる愛しの人(本田先輩)も同じくだった。


 結局二人の口論は知らない間にヒートアップが止まらなくなり、決着が付きそうになかったので決着は放課後に持ち越しになった。

 そして今はその放課後。私は一番最後に送れて部室にやってきたのだが、中に入ると既に二人は口論を始めていて、それを無視するかのように本田先輩がお茶を飲みながらソファで本を読んでいた。今ではその姿だけでも格好良く見えてしまう。


「だから!エビフライにはタルタルソースが一番合うんだって!!」

「いいや!ソース以外は邪!ソースこそがエビフライの味を一番引き立ててくれる!」

 気付けば全然違う話になっていて、話の路線もよく分からない報告に行っている。そもそも何を話していてこんな結果になってしまったのだろう。

 ちなみに私はエビフライには塩をかけて食べている。それ、普通は天ぷらじゃね?と、よくつっこまれるが、これがまたエビフライに合うこと合うこと。

 皆さんも良かったら試してみて下さい。


「ねぇ、雪白さん」

 ここまで沈黙を貫いてきた本田先輩が、その口を開いて私の名前を呼んだ。

「はい、どうかしましたか?あ、お茶のおかわりですか?」



 そしてそれは突然の一言だった。


「いまからデートに行かない?」

次回もまたよろしくお願いします。

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