正春と円華の過去
お久しぶりです
時間が空いてしまってすみません…。
また頑張っていきます!
「あの二人はな、元々孤児だったんだよ。榎本先輩は両親を事故で失ってて、落合先輩は孤児院の前に捨てられたんだって」
「そう……だったんですか……」
あまりにも衝撃的な内容でそれ以上の言葉が出てこなかった。
「今は学校の近くにあるアパートに部屋を借りて一緒に住んでるみたいだけど、第二と第四の金曜日には孤児院に行って孤児院の院長の手伝いとかしているらしいよ」
「そうなんですか……って、一緒に!?お二人は同棲しているんですか!?」
「あ、引っかかるのそなんだね……本題と全く関係ないのに」
確かに本題とは全く関係ない。だが、年頃の乙女的には結構気になってしまう。
「まぁ、その話はひとまず置いておくとして……二人は孤児院を訪れてはバイト代の一部を院に寄付しているらしいよ」
「へぇ……お二人ともアパート借りてるんですよね?食費や電気代とかの生活費も払って、その上院への寄付なんて……あの二人、それだけの事ができるだけの稼ぎが良いバイトをしているの?」
「まぁ、バイトという……のかな?榎本先輩が……はっ!?」
話の途中で突然本田先輩が変な声を上げ始めた。そしてほぼ同時に後ろから謎の悪寒が私の背筋に襲いかかった。
「あらぁ?なんだか楽しい話をしてるわねぇ?」
急に肩を優しく、だが謎の圧を放ちながら掴まれ、そこからさらに悪寒が……いや、それだけではない。何か殺気のようなものも同時に感じた。
「勝手に人の個人情報をバラそうとする……なんていけない後輩なのでしょうか……」
掴まれた肩から伝わってくる負のオーラ。というか掴む相手間違ってないかと思いながら、私はゆっくり、それはゆっくりと後ろを振り返った。するとそこには目のハイライトが失われた榎本先輩の姿があった。
「ねぇ美穂ちゃん?あなたはこの後本田君がどうなるのか……想像つくかしら?」
「お、お説教……とかじゃないのでしょうか……?」
私は裏返ってしまった声でそう彼女に伝える。しかし、彼女の答えは私の予想の斜め上をいった。
「うふふ……お説教ね……何とも可愛らしい答えだこと……。でもね、今から本田君にするのはもっと……もぉーっとおっかないことなのよ?」
そのハイライトが消えた目を見ていると何だか吸い込まれて帰ってこれなくなりそうだった。
「その辺にしとけよ円華。雪白さん、完全に怯えてるじゃないか」
「はーい」
榎本先輩の後ろから聞こえてきた落合先輩の声と同時に私の肩にかかっていた負のオーラは嘘のように消えてった。
「海斗、確かに俺らも口止めはしていなかったけどさ、勝手に人の個人情報を話されるのはあまり気分がいいものじゃないな」
「いやーすみません」
「絶対反省してないだろ、ったく……で、どうだった雪白さん?」
落合先輩が方を落胆させながら本田先輩と話していると不意に私に話を振られた。
「え?どう、とは……?」
「俺らの昔話、海斗から聞いたんだろ?その感想とか、何か聞きたい事とかあるか?」
「じゃ、じゃあ……」
私はさっき本田先輩から聞いた話の中で一番気になっていることを二人にぶつけた。
「二人って、どういう同棲生活を送ってるんですか!?」
「……え?そこなの?」
やっぱり年頃の乙女的にはこの話を捨て置くことはできませんでした。
いかがでしょうか。
改めまして、お久しぶりになってしまい、申し訳ございません。
少し時間が空いてしまいましたが、また頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします
この作品を見て少しでも多くの人が自粛期間の退屈を解消できますように……
今回も見ていただきありがとうございます。
次回も読んでいただけると嬉しいです。




