ハワイ一日目~到着
三六話目です。
今回からついに本格的にハワイ編に突入します!
そして、一日目、何か……起こるのでしょうかね?
それでは、お楽しみください。
飛行機に乗ることおよそ六時間。
僕たちはついに、目的地、ハワイへと到着したのだ。
「ついに………とうちゃあぁぁく!!!」
「おぉぉぉ!!!!」
「すごおぉぉい!!!」
ついて早々にはしゃぎだす主催者、我が親友、そして、我が彼女。気持ちはわかりますが、少し落ちすきましょうよ……。
「はいはい。皆さん、まずはこの重たい荷物をホテルに置きに行くよ……。もう、早く休みたい………。」
我が親友の彼女、雅さんは少しぐったりしている。それには訳がある。それは飛行機が飛ぶ前の話の事……。
およそ六時間前……。
「わぁ、なんか緊張してきた…。私海外初めてなんだよね。奏君は?」
「僕も初めてだよ。志帆は飛行機に乗った事はあるの?」
「うん。一回だけ。家族で北海道に旅行に行ったときに乗ったよ。奏君は?」
「僕は中学の修学旅行が熊本だったからその時に乗ったよ。だから太一も乗ったな。雅さんは……って、え?」
僕らの反対の席に座っている三人のうち、雅さんに声をかけてみたところ、彼女はなんだか、ものすごい強張った顔で前を一転に見つめていた。
「え……みや…さん?」
「どうしたの、雅ちゃん?」
「あのな、お前たち……。俺もさっき教えてもらったんだが、こいつ、高所恐怖症な上に乗り物酔いが酷いときた…。」
「え?」
なぜ、その事をこのタイミングでカミングアウトしたのだろうか。それを今言われても、もう遅いというのに……。
「大丈夫…。私は強いから…。」
「いや、あのな雅…。強い人はなそんな怖いです、助けてください。みたいな顔をしないのだよ。」
「平気平気…。わたシハチュヨイカラ……。」
もう後半は、某読みだし、壊れた様子で何を言ってるのか全くわからなかった。
そして、飛行機は無事に出発した。しかし、雅さんは全然無事じゃなかった。離陸早々、恐怖からなのか声は出ていなかったが必死に隣の太一の腕にしがみついてる状態が続いていたのはこちらからも伺えた。
そして、今に至る。
「ま、とにかく。僕も荷物はどうにかしちゃいたいし、早くホテルに行こうよ。おばさが書いてくれたこのめっちゃわかりやすい地図と、雑誌の地図を頼りに行けばすぐにたどり着くでしょ。」
正直、雑誌の地図より友紀ちゃんママの地図のほうがわかりやすい。あの人、何者…?
地図のおかげで、無事にホテルに着き、チェックアウトを済ませた。今回は値段問題もあるので、男女で部屋を分けた。そのほうが個人的には有難い。この間の一件もあるので……。
今日は移動だけなのでぐったりしている雅さんを回復させるためにホテルの中にあるレストランに行き、その後は自由行動。今日はそれで終わることにした。
「で、そのレストランってどこにあるの?」
「え、えーっと……。」
ホテル内にあるというから案外すぐに見つかると思っていたのだが、このホテル、想像以上にでかく、レスト一つまともに見つけられない。
「ど、どこでしょうね……?」
こっちに来てから、全く使えない今回の旅行の主催者。本当にこの人を信じてよかったのだろanうか。
「Can I help you with something?」
困っていたらホテルの係員らしき人が声をかけてくれた。
『Can I help you with something?』 これは、何かお困りでしょうかという意味だ。だから僕たちを助けてくれているのはまず間違いはない。
「え、ど、どうしよう…。何て言ってるんだろう……。た、太一…?」
「お、俺に聞くなよ!」
英語がわからないカップルの図を描いて、それを見ているかのようだ。
「か、奏君…。英語分かる……?」
「あ、うん。」
むしろ、英語が分からないのにハワイに来ようという勇気は僕にはないよ。
「Could you tell me how to get to the Restaurant?」 (レストランまでの行き方を教えてください。)
「OK. Come on every one.」 (分かりました。付いてきてください、皆さん。)
こんな事言いいのか分からないが、この方見た目の厳つさとは裏腹に紳士ですごく笑顔が似合うイケメンだ…。
「Over here.」 (こちらです。)
「OK.Thank you.」 (わかりました。ありがとうございます。)
「You are welcome. have a nice trip.」 (どういたしまして。良いご旅行を。)
そう言って去って行った彼の後ろ姿は、男である僕も見惚れてしまうほど格好良く見えた。
「僕もあぁ言う大人になりたい……。」
「おい、奏。本音漏らしてないで早く行くぞ。女子三人はもう先に行ってしまったぞ。」
太一に言われ三人の方を見てみると、すでにレストランの入り口に進んでいた。
「花より団子……。」
「それな……。」
ビュッフェとなっていたので自分が食べたいのを好きに食べれたのはありがたかった。しかも、とても美味い。特にハワイと言えばやっぱりロコモコ!これは本当に美味しかった。
「さて、食べ終わったし、この後はどうする?」
「俺たちは早めに寝るとするわ。本番は明日な訳だし。」
さっき夕飯中に太一とそう話した。時差ボケもあるから今日は早めに寝たい。
「それもそうね。雅も今日はぐったりだし、お風呂に入って早くに寝ましょうか。明日は話した通り、お土産巡りのため団体行動ね。集合は朝の八時でいい?」
「おう。」
「構わないよ。」
「うん。それじゃあ、部屋に行きましょうか。」
四階、僕らの部屋がある階に着いた時、その時にはすでにほとんどが体力が限界だった。
「それじゃあ、俺らはここで。」
「はーい。じゃ、また明日。」
女子たちの部屋はもう一個上の部屋。そっちの部屋は夜景も綺麗な僕らよりも広くリッチな部屋になってる。
「さて、奏。この後どうするか。」
「まぁ、寝るには寝るが先に風呂と明日の準備かな。」
「なら、先に風呂かな。風呂は先に入っていいか?」
「あぁ、部屋の入り口にあった所のだろ?」
「そうそう、凄いよなここのホテル。日本はさ、風呂とトイレが同じだったりだけどさ、この部屋は別々なんだぜ?なんか、リッチだよなー。」
リッチの感覚がそこなのかと思ったりもするが、否定もしきれない。
太一が風呂から出た後、僕も入り、今風呂から出た。
「おっす。」
「おぉ。」
「なぁ、明日の荷物なんだけど、何々持って行けばいいんだ?」
「財布、携帯、この間、友紀ちゃんが言っていたとおり、エコバッグを持っていいんじゃないの?後は自分で考えてくれ。」
「まぁ、確かにそんなもんだよな。」
物分かりが良いのはこいつの素晴らしいポイントだ。悪い言い方だと、単純ということなんだけど……。
「よしこんなところか……。」
僕も太一も明日の準備とともに明日以降の荷物の整理が終わった。これは僕の提案だ。ここに来てまで僕の心配性が出てしまっている。
「よし、たぶん思い残すことはない!じゃあ、寝るか。」
「そうしよう。機内で寝たと言えど、まだ疲れで眠気はまだ強いわ……。」
と言ってる頃には既に、僕はフッカフカの布団に突撃していた。
「なぁ、奏…。」
「どうしたよ、太一。」
「俺、海外初めてなんだわ。」
「知ってるよ。ちなみに、僕もだ。」
その話は今することなのか?
「海外ってさ、来たらすっごいワクワクするって皆言うじゃん?」
偏見では…?
「で、太一はどう思った。」
「最初はワクワクしたけど、その後はあんまり。」
しないのかい。
「なんか、想像していた海外って、もっと皆フレンドリーみたいな感じでさ…。」
だから、偏見だって…。
「でも、なんか結局は外国、外国って言っても同じ地球の中の大陸なんだなって思ったよ。」
「え?」
「今日レストランに案内してくれたあの優しい人いたじゃん?あぁいう人って俺らの町にもいるじゃんか。それがハワイにもいる。結局、皆変わらないんだよ。皆優しい。皆家族なんだね。」
「…………………………………………。」
こいつ、悟りでも開く気か?
彼の人類皆家族説を聞きながら僕たちはその日を終えた。
いかがでしたでょうか?
先にお詫びといいますか、言い訳といいますか……させていただきます。
最近、小説の投稿ペース遅いと感じてる人もいると思うんですよね?
実は小説投稿のために使っているPCが壊れてしまって修理の間、スマホ、タブレットで書いてるんですよ…。
だから、遅くなってしまうこともあって……。はい、言い訳です。すいません!
本編に戻ります。
一日目は移動だけだったのであまりこれといって何も起こりませんでしたね。
紳士が現れて、親友が一人、悟りを開いただけです。
次は二日目です。何が起こるのか。はたまた、起こらないのか。
今回も見ていただきありがとうございます。
次回も読んでいただけると嬉しいです。




