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VSヤンデレ彼女  作者: 柊夏木ヤヤ
1st season Kanade&Shiho
34/62

ハワイ準備~水着編

三四話です。

今回はハワイの準備をするのですがまさかの水着からです……。

まさかのそこからか!?っていう………。

ではお楽しみください。

 旅行から帰ってきて早一週間。

 もう早いことでハワイ出発まで一週間切った。

 出発一週間間の今日は入用なもの準備するからみんなでデパートに行くらしい。でも、それは僕(と志帆)旅行に行ってる時にやったんじゃなかったっけ?

 と、質問した結果……。


「そうだよ?本来なら行くはずだったんだよ?でも君が旅行に行くことになって中止になったんだ。その時に何かうちの彼女と約束したらしく、ただ俺がパフェ奢らされただけで終わったよ!」

 と太一に怒られた。


 あの時の事、やっぱり根に持ってたか。

「上限、千円で好きなの奢るよ……。」

「ほぅ……。あの、パフェ…千二百円したんだけど・」

「高っ!!」

 どこでそんなパフェを見つけてきたんだ!?

「くっ!?に……二千円………。」

「毎度。」

 ただでさえこの間の旅行で出費が酷いと言うのにその上にこれとは……。





「さて、もう来週に迫ったハワイ旅行。」

 こっちで男子組が金銭面でトラブルを起越していることを知らないかのように、突然友紀ちゃんが場を仕切り始めた。

「皆さんはどこまで準備は終わりましたか?はい、奏君!」

 いきなり僕からですか!?

「えっと……粗方終わったと思うよ?服も五日分そろえたし、パスポートも取った。お金もドルを用意してあるし、その他に入用なものは細々と揃えたよ。」

「す、すげぇな、奏……。いつ揃えた…?」

「いや、ハワイの話が大体纏まった辺りでほとんど揃えたよ。」

「凄い奏君…。用意周到……。」

 用意周到というよりはただ不安症なだけだ。当日が近くなって焦って準備するのではなく、前もって準備して安心したいのだ。

「うんうん、感心感心。でもね、奏君?君には一つ大きな見逃しがあるんだよ?」

「え?見逃し?」

「そう、ハワイに行くのに大事なもの。」

「え!?パスポートは取ったしお金も確保したから問題はないと思うんだが……。」

「甘い!!!!」

 突然声を張り上げて言われた。

「奏君、行き先はハワイだよ?島国だよ?だったら、もう一つ必要なものがあるでしょ?」

「し、島国………必要なもの……。」

「ハワイといえば『海』!! 海といえば『水着』でしょ!!?」

 すいません、全然頭にありませんでした。まず海に行くこと自体考えていませんでした…。

「え、まさか奏……お前、そこまで万端な準備をしておいて水着、買ってなかったのか?」

「え?買ってないよ……?」

「か、奏君………。」

 志帆!?何でそんな憐みの目で見るの!?たかが水着を買っていないだけで!!

「はぁ……。甘いね、奏君…。」

「雅さん……?」

「奏君?もしかして、たかが水着とか思ってるでしょ?」

 あなたはエスパーですか?

「いい?ハワイは日本と違って海が凄い綺麗なの。個人の意見だけど…。でもそんな所に彼女と行くんだよ?水着を持っていかなくていいの?海行かなくていいの?」

「まずは水着買いに行くか。」

「雅、凄いなお前…。洗脳術……?」






 デパート二階、水着売り場

 ここは幅広い年代の水着が売られている………………………と、さっき雅さんから聞いた。

「さぁ、選ぶよー!!!」

 そう気合いが入っているのは友紀ちゃんだけだった。

「ちょっと!!何でみんなそんなに元気ないのさ!?」

「いやだって、男なんて皆似たようなもんだし、サクッと選んで終わりかなって……。」

「右に同じ。」

 同意者がいるし、基本、男はそんなものだろう。

「ま、まぁいいよ、二人は…!でも!そこの乙女二人は!?」

「だ、だって………恥ずかしいんだもん………。」

「何恥ずかしがってるの志帆!ここはしっかりアピールを………って、あれ、雅は?」

「いやぁ、いざ、選ぶぞってなると私も恥ずかしさが………。」

「さっき、奏君に堂々物申してた人が何言ってるのさ!!とにかく二人とも行くよ!!」

 そういうと友紀ちゃんは二人の言葉など聞き入れず、引っ張って店内へと入って行った。


「え、えっと………。お、俺らもいくか、奏……?」

「そ、そうしようか…。」






 選ぶこと十五分。早くも気に入ったものが見つかり水着を購入。ここでの用件は達成された。


「ふぅ……。」

「お、奏!」

「太一。その袋…。」

「おう!買ったぜ!奏も買ったんだな。」

「うん。予想通り気に入ったものが早くに見つかったもので。」

「こちらも同じく。どんなの買ったんだ?」

「はい。」

 説明するのが面倒だったので袋から出して見せた。僕が買ったのは青をベースに淡い黄色でボーダーになっている。

「へぇ、中々いいチョイスじゃん。見る目はあるな。」

「なんだ、その上から目線?それだけの自信があるならお前はかなりの良いやつを選んだだろうな?」

「当たり前だろう?ほらよ!」

 太一が袋から取り出した水着は白を中心にして赤、緑のハイビスカス、青のヤシの木ときた。

「なんちゅうカラフルな……。」

「どうだ!凄いだろ!?」

「あぁ、凄いよ……。それをチョィスした……いやそもそもそれを見つけ出した君が凄いや………。」






「そういえば、あの三人どうなった?」

「さぁ、放っといてもいいんじゃないか?女子同士で楽しく選ぶでしょ?逆に女の子が選ぶ中に入れかい?」

「奏、この近くにCDショップがあるんだけど……。」

「行こうか。」


「行かせないよ………。」


 突然、僕と太一は後ろから誰かに肩を掴まれた。まぁ、誰かは予想が付くのだけどね。


「どうしたのさ友紀ちゃん?」

「水着買ったのでしょ、二人とも?」

「この袋見ればわかるでしょ?」

「じゃあ、二人には二つ目のお仕事があるからついて来て。」


「「二つ目のお仕事?」」







 友紀ちゃんと一緒に来たのは女性用の水着売り場。なぜ僕らがここにきているのか。

「なぁ、俺CD、もしくはゲームセンターに行きたいんだけど。」

「あ、僕も行きたい。アーケードゲームやりたい。」

「お!やるか?音ゲーで勝負するか?」

「ふっふっふっ…。のぞむところだ。」

「はい、そこの二人。勝手に盛り上がらないでくださーい。言ったでしょ?あなた方にはこれから仕事があるって。」

「仕事って…。ここ女性ものだぞ?」

「僕らに何をしろって………。」

 その時、僕は悟った。今彼女が連れてきたのは女性もの売り場。もっと詳しく言えば、更衣室の前だ。そして、二名ほど足りないことに気づくが遅かった。

「はい二人の仕事は、今この中にいる二人の水着を見てあげることです!」

 こういう時に予想が当たる自分が怖い。本当に逃亡してでも太一とゲーセンに行っておけば良かった…。

「水着を見るって…。俺ら男だぞ!?そんなの良さなんかわかるわけ………。」

「はいはい、そういうのいいから。自分の彼女ので可愛いと思ったのがあったら言ってあげてね。」

 もはやこっちの意見は聞く気もないらしい。とにかくやれと。なんだか彼女を見ていると、少し楽しんでいるようにも見えるから少し腹立たしい。


「それじゃあ、志帆!雅!カーテン開けるからね!」

「え!?ちょっ!!」

「待って!!まだ心のじゅん……!!」

 友紀ちゃんは二人の言葉など聞く耳も持たず、カーテンをバッ!!と、二つとも一気に開けた。


「……………………………。」

「……………………………。」

「さぁ、二人とも!黙ってないで感想を!!」

 いや、これは黙っているわけではない。太一はどうかは知らないが僕はただ単に志帆に見惚れていたのだ。

 志帆の水着は水色の水玉。下にはなんか右側が長めのフリル?透明な何かがついている。

 いつもの彼女はあまり露出が多目の服を着ない。だからかいきなりここまで肌を晒すものを見せられるともはや言葉を出す事すらできない。

 ちなみに、雅さんは下にフリルが付いた黒い水着だ。その、何というか………体型的に志帆と違い、大人な感じだから、色気が半端ない。



 シュパッッ!!!!!



 なんか、この感じ、久しぶりな気もするが今顔の横を通った気がする………。



「ねぇ、奏君?私の感想は?今雅ちゃん見てたよね…………?」

「いえ、見てません。志帆を一途に見つめてました。」

「私の目を見て言って。」

 志帆の眼力と圧が強い。それだけで殺されてしまいそうだ。

「ねぇ?何で最後目を反らしたの?」

 え!?反らした!?反らしてしまったの僕!!?

「何で?ねぇ?なんデナノカナデクン?」

 しまった……。完全に志帆がバグった……。誰か助け……。

 この段階でもう三人の姿はなかった。なぜという疑問を言葉にしようとしたその時、太一からメールが来た。


『雅と友紀は水着を購入したので先にゲーセンに行ってるぜ。ちゃんと褒めてやれよ。」

 完全に逃げられた……。

「ネェ、カナデクン……。ナンデワタシジャナクミヤビチャンヲミテタノ?」

「え!?み、見てないよ…!!」

「ウソヲツカナイデ……。ホントウノコトイッテヨ………。」

 確かにここ言い訳をするのは男として良くないのかもしれない。こうなったら殺さるの覚悟でhジョン等の事を!!

「その、雅さんの………む、胸を………」



 シュッッッ!!!!


 ブゥウンンッッ!!!


 牽制を意味しているのか顔の横と足元にナイフ、そして顔の前には中くらいのハンマーが飛んできた。

 ところで、さっきのナイフといい、今といい、その武器はいったいどこから持ってきているのこの子。

「ムネ?」

「水着選びを再開しませんか!?僕、志帆に似合うと思うもの持ってくるんで試着してもらえませんか!?」

 と言ったあと、志帆の許可を取らずにスタスタと歩き出し、水着を手に取り始めた。


「はい、これ。お願いしゃす!!」

 もう恐怖からヤクザの舎弟みたいになっている。

「……………………………。」

 志帆は何も言わずにカーテンを閉めた。ひとまずは命拾いをしたようだ。



 そのあとすぐにカーテンが開いた。

「お………。」

 僕のセンスが良かったのか、もしくはモデルが良かったのか、とにかくこの組み合わせはさっきよりぴったりだった。

 彼女に来て貰った水着は上下ともにフリルが付いた黄色の水着だった。この水着を見た時、なんだかこれだと思ったが、まさかここまで合うとは思っていなかった。

「か、可愛い………。」

「え………?」

 しまった……!本音がつい漏れてしまった………。

「…………に……る…。」

「え?」

「水着、これにする…。奏君が可愛いって言ってくれたから………。」

「あ、あぁ。うん………。」

「ねぇ?さっきの可愛いって、本心だよね?」

「え?そ、それは、もちろん!あれは紛れもない本心だよ!」

「うん!ならこれにする!!」








 まさか、水着選びだけでここまで苦労するとは…………。




 恐ろしい…………。

いかがでしたでしょうか?

彼氏って大変ですね……。でも、大切な彼女のためです!全国の彼氏さん!頑張ってください!!

さて次回ですが、今回色々周りを騒がせた友紀が活躍する(?)お話となってます。ご期待ください。


今回も見ていただきありがとうございます。

次回も読んでいただけると嬉しいです。

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