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VSヤンデレ彼女  作者: 柊夏木ヤヤ
1st season Kanade&Shiho
22/62

ハワイ旅行計画~本格的に?

二十二話です!

今回は前回に引き続きハワイ旅行計画編です!

そして、本格的に計画が始まっていく……のではないでしょうか!?

では、お楽しみください!

 料理の話がひと段落し、場が落ち着いたので、そろそろ本格的に旅行の内容について話すことになった。


「さて、まずは日時など大まかなことから話していくね。」

 正直、やっとかと思ってしまった。



「まず、日にちなんだけど、九月十四日から九月十八日の五日間となっております。」

「「ちょいまてえぇぇいぃぃ!!!!」」

 奇跡のタイミングで太一と声がハモった。さすがは我が親友だ。と、言っている場合ではない。

「それはまぁ、海外旅行だからそれなりに日にちが必要なのはわかるよ?五日間!?その間の学校はどうするのさ!?海外行くので休みくださいなんてバカみたいなこと言えるわけないでしょ!」

「それに俺ら学生だぞ!?向こうでの費用はどうすんだよ?貰ってんのはチケットだけなんだろ?この中でバイトしてる奴なんていないだろ!?俺と雅はまずしてないし、奏がしてないのは知ってるし、志帆ちゃんはこの間まで奏と部活やってたってことはバイトはやってないんでしょ?」

「う、うん…。」

「で、友紀はこっちに来たばっかだからしてる訳が無いし、誰も五日間分もの費用を用意できねぇよ、その日付はさすがに。」

「まぁまぁ、落ち着きなさいな。まずはこれを見て。」

 そう言われ、出されたのは、今月、八月のカレンダーと来月、九月のカレンダーだった。

「まず今日がここ、八月二十五日ね。そして、予定の九月の十四日からなんだけど……。」

「って、思いっきり学校じゃん!」

「いっとくけど、俺らの本分は学生であって、しっかりとなぁ……」

「最後まで話を聞きなさい!!!」

「「は、はい!!」

 さっきから僕らは彼女の僕らに過剰反応し、直ぐ様、行動的に言葉を発してしまっていた。しかし、自分たちの言葉ばっかりで彼女の言葉に耳を傾けようとしてなかったのかもしれない。大人しく話を聞いていた志帆と雅さんが凄い…。


「で、話を戻すとね十五日と十六日が土曜日曜と休日。そして、十七日は敬老の日で祝日なの。それで、聞いたら、十八日はうちの学校、創立記念日なんだって。」

「え、ていうことは……。」

「この段階で、四連休の完成……。」

「でも待って、五日間ということは、あともう一日必要なんじゃ…。それに、ハワイということはそれなりに移動に時間がかかるよね?そのことを考えたら五日で大丈夫なのかな?」

「確かに…。雅さんの言う通りだ。友紀ちゃん、そこのところは…?」

「もちろん、ばっちり計画は立ててありますよ!」

 今、思い出した。確かこの人、全国模試で三位の人だった。こういう計画とか立てる場合、絶対抜かりないだろうなぁ。


「まず出発なんだけど、時刻は十四日の午後の十八時。つまり、学校が終わってそのまま空港に直行って感じ。」

「え?友紀ちゃん?荷物とかはどうするんですか?」

「良い質問だね、志帆ちゃん。あと、敬語じゃなくていいからね?荷物はね、朝、登校する前にうちに来て。うちの車に全部積んで、放課後になったらそのまま一緒に行くって感じ。運転はママがやってくれるから。」

 本当に何もかもが用意万端である…。

「次に到着なんだけど、日本とハワイは時差が十九時間あって、向こうの到着は日本時刻で言う十五日の深夜0時。向こうの時間では十四日の十七時。移動時間はだいたい六時間ね。」

「時間が戻ってるんだなぁ、不思議だな、時差って。」

「いや、太一よ。これ、何か月か前の授業でやったぞ。」

「え?」


「到着日は日本での時間との時差ボケや、向こうの時間的にも周るのは厳しいから移動日となるかな。」

 確かにそうだ。向こうで十七時といっても日本では深夜の0時だ。さすがに辛いものがあるだろう。

「十五日、十六日から本格的に旅行だけど、申し訳無いけど、十五日は団体行動とさせてもらいます。」

「な、なんで!?」

「あぁ、そういうこと。」

「なんで、奏は即行納得したの!?」

「この旅行の本来の目的を思い出してご覧よ?」

「本来の目的…?」

「あぁ、そういうことだったんですね。」

「雅も納得!?」

「きっと、これなんじゃないですか?」

「僕も友紀ちゃんに確認してもらうか。」

 そう言って、僕と雅さんは友紀ちゃんに耳打ちで意見を述べた。

「うん!二人とも合ってるよ!」

「やった!」 「よし。」

「マジかよ…。」

「あ、わかった…。」

「嘘っ!志帆ちゃんまで!?」

「じゃあ、志帆。僕に耳打ちでもいいよ、近いし。」

 というか、現在動き回ったせいで隣にいるし。

「じゃあ……。」

(もしかして、友紀ちゃんのおじいさんと何か関係がある?)

「はい、志帆も正解。」

「いぇーい!」

「やったね、志帆ちゃん!」

「凄いね、雅ちゃん。よくあんな早くにわかったね。」

 そう、まだ、太一はわかってないが、答えは友紀ちゃんのおじいさまのためである。

 もともとこの旅行は友紀ちゃんのおじいさまのかわりで行くようなものだ。そのおじいさまが、行ったように見せるには鮮明なお土産話が必要だ。なので、五人全員で行くことで綺麗くっきりな話をおじいさまにお話をすることができる。それが友紀ちゃんの狙いだったのだ。




「………ということなの。」

「なるほど。そういうことだったのか。なら、全然構わないぜ!」

 結局、理解ができなかった太一には口頭で友紀ちゃんが説明をすることになった。


「最後に、ハワイ四日目、十七日の正午にハワイを出発します。」

「あれ?出発日、十八日じゃないの?」

「いや、思い出してみな、志帆。日本とハワイは十九時間の時差があるんだ。日本はハワイより十九時間進んでるのだから、ハワイで十七日の正午、十二時ということは?」

「え、えぇと…。」

「十八日の午前七時。だから、もう既に十八時何なんだよ。」

「なるほどぉ。さすが雅ちゃん!」

「で、その時間に飛行機が飛ぶとするなら着陸は十三時になるのかな?」

「相変わらず、計算早いな…。」

「雅ちゃん、結構凄いのね…。私でもそこまで早く時差の計算できる自信ないよ……。」

「いやいやぁー。ただただ昔から計算だけは得意なんだよねぇー。」

 あの全国三位の実力者ですらを上回る計算スピードの持ち主。本当にただ得意なだけなのか…?


「先ほど雅ちゃんが言ってくれたように、正午発の飛行機で出発し、到着は日本時刻で十八日の十三時となります。日程関係は以上となります。ここまでで何か質問がある人は?」

「なぁ、移動の日程はわかったけど、細かい日程とかはどうなってんだ?例えば、修学旅行で言えばこの時間にここへ移動とか。それで思い出したけど、ホテルとかは決まってんのか。」

「ホテルに関しては、後で説明するね。細かい日程はあんまり決めないようにしてるの。だって、そこまで束縛した旅行もいやでしょ?」

「確かにな…。」

「でも、計画立てないで行って本当に大丈夫なのかな?」

「そこはご心配なく。立ててない訳ではないから。細かくは決めてないけど、ある程度の時間は見て私が指示する。そんな感じかな。」

「頼りになるなぁー。」



「じゃあ、これで日時についてはオッケーね。次に、さっき太一君が言ってたホテルについてなんだけど…。」

 なんだけどのあたりから次第に声がどんどん小さくなっていく。一般的に考えれば、これは悪いことの前触れだ。

「ゆ、友紀……ちゃん…?」

「あのね、ホテルなんだけど……、取れてないの……。」

 友紀ちゃんがその一言を発した時、あたり一帯の空気が冷えていくのを感じた気がした。それほどに突然にも血の気が引くようなことだった。


「「「「ええぇぇぇ!!!???」」」」


 誰もが言葉を発していなかったはずなのに、その刹那、友紀ちゃん以外の僕ら四人は声を合わせることに成功した。

「いやいや、待って!?今日一の驚きだわこれ…。普通、ここまでの立派なプラン立ててあるんだからホテルの一つや二つや三つは取ってあるんじゃないの!?」

「二つも三つもいらないけど、太一の言う通りだ。何でよりにもよって一番大事である寝床が無いのですか!?」

「うっ!?も、申し訳ない…です……。」

「でも、友紀ちゃんのことだろ?何か考えがあるのだろ?」

「そ、それはもちろん!実は丁度昨日良いところを見つけたんだ。ちょっと待ってて!」

 そう言い、ダッシュでパンフレットを持ってきて僕ら四人に見せてきてくれた。


「Ocean Hotel “STAR MARINE”」(オーシャンホテル 『スターマリン』)


 友紀ちゃんが見せてくれたこのホテルはどうやら海上に浮かぶというホテルらしい。

「へぇ、中々いいじゃん。ねぇ、太一?」

「あぁ!綺麗だしな。いいと思うぞ!」

「でしょ?ねぇ、志帆たちはどうか…」

「「ここにしよ!!!」」

 何だかよくわからないが、余りにも急に声を張り上げられたので怯んでしまった。

「え、えーっと…。どしたの?」

「だってぇ!こんな素敵なホテル見たことないよ!!?」

「それに、このホテルのパンフレットの下見てみてよ!!」

「「「下?」」」

 言われた通り、下を見てみると、それは僕らを虜にされるかのような文が書かれていた。

「オープン3周年記念…。」

「20歳未満の方限定、宿泊費用半額……。」

「友紀……。」

「はい……。」

「すぐに予約だぁぁぁ!!!!」

「はいぃぃぃ!!!!」

 こうして僕らのホテルの問題も解決した。

 そのほかに、向こうでの通貨問題(例としては、1ドルが何円的な話)は僕が改めて講師し、言語に関しては、僕と友紀ちゃんが対処という形で決定した。



 そして、夕方の五時半となった。

「それじゃあ、今日はこんなところで。」

「了解。それじゃあ、帰るか。」

「そうだな。帰ってテレビでも見っかな。」

「勉強もしなよ、太一。」

「ねぇ、奏君、途中まで一緒に帰ろう!」

「ん?あぁ、いいよ。もちろん。」

「あぁ、ちょいちょいちょい、皆さん。何帰ろうとしてるんですか?」

「え?いや、だって、時間的に…。」

「だって、私は旅行計画が『一日だけ』とは言ってないですからね?」



「「「「 え? 」」」」



 この人が今、急に何を言い出したのか。

 それを理解するのにはあと五分かかってしまうだろう。

いかがでしたでしょうか?

ここで、これを書いてて思ったのは、旅行プランって大事ですよね。

私は中々、旅行には行かない方ですが、いざ行くって時に、計画性のなさからグダグダになってしまいます…。

計画、大事、絶対、です。

さて、本編ですが…

あらかた内容は決まりました。しかし、これ以上何があるというのでしょうか?

友紀ちゃんは、なぜ四人を引き止めたのか?なぜ『帰らせない』のか?

答えは…!?また次回ということで!


今回も見ていただきありがとうございます。

次回も読んでいただけると嬉しいです。

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