三章の人物紹介
【ツェレス侯爵家】
主人公・・・イルンスール・ツェレス・(バルアレス)、或いはかみなりさま、亡者の女王。
実年齢不明。外見年齢15歳~21歳。戸籍上12歳~14歳。
イザスネストアスの遺言によってツェレス侯爵家を継いだ。
血縁関係は無かったが、爵位を金で買う事も珍しくなく、魔術評議会の評議員は特別扱いもされており紋章院も承認した。だが、帝国貴族の義務は果たしていない。
健康状態はかなり回復したが、反対に拷問でもめげなかったその精神は深く傷ついていた。
第二章の終わりで大人になろうと決心していたが、ナジェスタによって早々に挫折し徐々に取り繕うのを止めて開き直っていった。
スーリヤを救った事によりギュスターヴが骨肉の争いを演じる事になって傷ついた。
古色蒼然とした館を気に入っていたが、城館のように整え直す事になりさらにまた傷ついた。
幼い頃の記憶はどんどんと薄れ去りせっかく学院に来ても故郷の事と一致する情報に結びつけるのは難しく絶望はさらに深まった。
容姿:黒髪、碧眼。見るものによって印象が異なった姿も相変わらずきつめではあるが誰が見ても振り返るような美女に成長していった。背丈は普通、線は細い。周囲への警戒心は相変わらずである。
性格:扇や帽子で顔を隠すのは相変わらず、人嫌いで身近なもの以外とは話しかけられても口を聞くことは少なく冷ややかな目で見つめるのみ。身近な人間には別人のように甘える。
愛するより愛されたい。
資産:帝国の長者番付上位にのるほど
グリセルダ・・・イルンスールに仕える侍女。18歳~20歳。
主人に恥をかかせないよう上流階級御用達のアイラ・ノヴェッラで主人の身だしなみの整え方を学んでいる。ハンネが主人を大事にし過ぎる為、世俗的な事は自分が教えようと決心した。
ハンネ・・・昔からイルンスールに仕える侍女。21歳~23歳。
主人に対する想いは信仰の域に達し始めた。
アルミニウス・・・イルンスールに仕える第一の騎士。
帝都で強力な騎士達を目の当たりにして自信を喪失している。
シセルギーテ・・・イルンスールに仕える第二の女騎士。
ヴァルカ出身の高名な戦士。推薦でマグナウラ院に入っていた為、帝都では知り合いが多い。昔よく休日に魔獣を狩っていた。
ネーハ、ジェイン、プージャ・・・ヴァルカから来た女兵士。
常に誰かはイルンスールの部屋を警備するよう命じられている。
スーリヤ・・・ヴァルカの一代限りの女性貴族
ツェレス侯爵家の家宰。主人の委任状を貰い侯爵家を運営している。
トゥーラ・・・スーリヤの侍女、シセルギーテの母。高齢で半引退状態。
セルマ・・・イルンスールの侍女で家庭教師だったが、スーリヤの秘書代わりを務めている。時々イルンスールにねだられてスーリヤと共に演奏している。
レベッカ・・・イルンスールの主治医。
手間のかかったイルンスールも徐々に健康になり、自身の勉学に集中し始めている。
【カウフマン家】
オイゲン・・・白髪も目立ち始めたイルンスールの元義理の父
相変わらず娘を心配してさりげなく気遣っている。
ヨハンナ・・・イルンスールの元義理の母
ヨハンと娘を応援するつもり。
ヨハン・・・イルンスールの元義理の兄
久しぶりにあった妹が別人のように成長していたので驚いた。
意外と察しが良く、父の跡を継ぐべく立派に成長していたのでイルンスールもかなり見直していた。
【バルアレス王国】
エドヴァルド・エッセネ・バルアレス・・・せっかく見直されたのに帝都に来て早々朝帰りしたのでイルンスールから失望された。王国では兄をよく補佐しエッセネ地方の統治を安定させていた。
ギュスターヴ・エルニコア・バルアレス・・・バルアレス王国の後継ぎ、母とその一族と争い自身の立場を安定させた。イルンスールにも優しく接し慕われたが、イルンスールは自分の行いの結果にますます世を嫌う事になった。
アルベルド・エッセネ・バルアレス・・・11歳~13歳。エドヴァルドの息子、双子の片割れ。
イルンスールに色目を向けてエーヴェリーンに軽蔑された。
エーヴェリーン・エッセネ・バルアレス・・・11歳~13歳。エドヴァルドの娘、双子の片割れ
イルンスールに投資を促したが、逆に天文学的な資金を委ねられ怖気づいてしまった。
貧乏な故国と東方圏発展の為、海運業に投資することに。
ネクタリオス・・・13歳~15歳。ギュスターヴの末息子。
母とその親族の反乱にあたり帝都で暮らし、二度とバルアレス王国に戻らない事を条件に年金を与えられた。
イルンスール「色ガキ」
アマーリア・・・グリセルダの母。
エドヴァルドに対して怒るイルンスールを宥めた。
アフティア・・・エーヴェリーンの侍女。
【帝都のひとびと】
エイレーネ・・・帝国祭祀界最高権威にある老女。
世俗に興味はなく義務を果たすのみだが、自分同様奇跡の力を発現できるイルンスールには親身である。
アンナマリー・・・イルンスールの命の恩人。
信仰を取り戻したイザスネストアスに絆され間に二人の子を作っていた。
アーティンボルト・・・ガドエレ家をパトロンとしていた芸術家、魔術師。
マヤ・・・天才魔術師、外見年齢10歳~12歳。
マグナウラ院で図書館の司書をしている。元平民といわれている。
一時期蛮族に支配された北方圏西部諸国に作られた国の王女。
ヴォイチェフ・・・北方出身の先代近衛騎士長。
現皇帝が引退するまで務める筈だったが、シクストゥスによってその地位を奪われた。
シクストゥス・・・現近衛騎士長。
シセルギーテの同期。強さと忠誠心は本物だが、部下に対して傲慢だったため帝国騎士達からの評判は良くない。
ガスパール・・・紋章官、イザスネストアスの知人で何かとイルンスールに便宜を図った。
ケレスティン・・・近衛騎士の一人。
アルバ・・・エドヴァルドと共に巡回の度にでた帝国騎士の一人。
ヨアヒム・・・植物園の樹木医。あっさり妖木を癒して見せたイルンスールを探る。
デュセル・・・国務大臣、宰相。半引退状態の皇帝に代わり皇家の当主たちを統率する。
【北方圏のひとびと】
スヴェトラーナ・・・スヴェン族の大族長アヴローラの孫娘。ナジェスタの友人。登場時16歳。
銀緑色の髪を持ち男装している。
帝国が嫌いだが、蛮族と戦う為には帝国とうまく付き合う必要がある事は理解している。
イルンスールに対してどう振る舞うべきか戸惑っていたが、結局保護者的立場で見守る事にした。
アヴローラ・・・スヴェン族の大族長、若いころは様々な戦いに身を投じた。
イルンスールに昔話を語って聞かせ、遥か昔に失われたとされた秘宝を譲った。
スヴェトラーナの祖母。
ストレリーナ・・・スヴェトラーナの母。
神鳥を見極める試練に失敗した為、一族の跡を継ぐのを拒否した。
コルヒーダ・・・スヴェトラーナの側仕えの女戦士。
ウィーグリフ・・・北部低地地方で暮らすサーム族ヤドリクの子
頻繁に蛮族に前線を突破されて高地諸国の負担となっている為、スヴェトラーナから嫌われている。
【東方圏】
アンヴァール・・・シャールミンの末息子。
立ち入り禁止とお触れが出たナツィオ湖に侵入し何度もイルンスールの舞を覗き見していた。
ヴェイルオール・・・シャールミンの十二騎士の一人。
優美な宝剣を振るいツェレス家の館を救った。イルンスールが憧れる騎士の一人。
Olivier⇒Veil I Or
オルランドゥ・・・シャールミンの十二騎士の一人。
残酷な逸話が多い為、イルンスールが恐れる騎士の一人。
【ドゥーカス家】
ゲオルギウス・・・第三章では当主
ジアネモス・・・ゲオルギウスの弟
ナジェスタ・・・ジアネモスの婚約者。ラマ族族長の娘。イルンスールの大の友人。
【フリギア家】
ヴァッシュヴェイン・・・南方圏と繋がりの深い皇家の当主。
家の都合で神殿に預けられていたが、当主も後継ぎたちも病没した為呼び戻され、24歳で当主となり没落しかけた家を再興させた。
選帝候補にも残り財務省を預かる。
巨大化し過ぎた帝国の官僚組織を再編、新税を創設したり財政出動を絞り財政健全化を提案している。
ターラ・・・12歳~14歳の娘。
家の都合で追い出されて神殿で暮らしていたが兄のヴァッシュヴェインに帰還を許された。
褐色の肌、赤髪で泣き黒子がありおへその周りにも黒子があって母の母国の習慣でおへそを出している為、イルンスールが興味津々に見ている事が多くさすがに恥ずかしがる。
ニナ・・・ターラの侍女でまだ幼く、やはり家の都合で追い出されていた為鬱屈した思いを抱えている。
メイソン、フィリップ・・・西方から来た遍歴の騎士。
家臣が散り散りとなったフリギア家では貴重な家臣となった。
リンハイム・・・フリギア家の領地出身の騎士
【アイラグリア家】
ヘンルート・・・選帝候補に残った当主。内務を司る
ほか・・・エンスヘーデなど
【トゥレラ家】
カールマーン・・・現皇帝
イシュトバーン・・・新ヴェーナ帝国の正式な初代皇帝
【ロットハーン家】
グリンドゥール・・・選帝候補に残った当主。工務を司る
ウィルシュナ・・・昔の南方総督、婿入りして皇帝になった。
【オレムイスト家】
バンスタイン・・・選帝候補に残った当主。軍務を司る為、アルアシオン辺境伯とも繋がりが深い。
オンスタイン・・・唯一神教の国教化を進めて親衛隊に殺害された
【ガドエレ家】
ロックウッド・・・選帝候補に残った当主。商務を司る。西方とも繋がりが深く、陳情に来たエーヴェリーンに便宜を取り計らった。
【フォーンコルヌ家】
アルシオン・・・選帝候補に残った当主。法務を司る
アルキビアデス・・・アルシオンの弟。イルンスールの手を折って各方面から抗議を受け一族のつまみものとなった。
マグナウラ・・・昔の皇后で女性の権利を拡大させた。
セオフィロス・・・巨大な自家の戦力も投入し北方戦線を押し上げたが、帰還前に病死した
【ダルムント方伯家】
クリストホフ・・・現当主の老人
ニコラウス・・・クリストホフの子、娘をエドヴァルドに奪われた
オフェロス・・・ニコラウスの不肖の子。公務中イルンスールに言い寄ってアンヴァールに叩きだされた。
【聖堂騎士】
ジェラルド・・・旧都や万神殿を警備する騎士の総長。
エイヴェル・・・聖堂騎士団の老いた騎士
【南方圏】
アスラアンダーハ・・・南方選帝侯となったカーシャ国国王。
実力で戦乱状態の南方圏を鎮めた。本人自身も猛々しく腕が立ち、軍神として祀り上げられた。




