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6章~¨魔力(エーテル)¨後編~

「何だこれ?」


 スケアクロウがエーテルと呼んだ光の球が俺の体に触れた時、身体中に稲妻が走った。のようなものが、ではなく、バッチリ電気が流れた。だってバチバチいったし、青白く光ったし、ビリビリしたもん。

 そしてなぜか全身の痛みが消え、右腕が何もなかったかのように治っていた。…よく見ると右手の甲に縦にギザギザの傷が残っている。


『それがお兄さんの力の形。魔力を持つ人間は、それだけで常人とは比べものにならない程身体能力が強化される。あと俗に超能力と呼ばれる現象を引き起こすこともできる』


「なんかスゲェな。力が湧いてくるっつーか、ウズウズする」


『それともう一つ。今のお兄さんは魔力解放エーテルドライヴという状態で力を出し過ぎている。そのままじゃあ魔力が暴走してしまう。そこで、それを抑える為に魔力を武器として具現化するんだ。そうすれば魔力がお兄さんと武器を循環して暴走はしない』


「武器ねぇ。剣とか?」


『それでもいいけど…。これから命を預けるんだ。身に合ったものがいいと思うよ?ケケケ』


「身に合うっつっても…」


 今までの人生で、武器なんて持ったことはおろか触ったことすらない。 そう思うと日本って平和ですね。

 そんなことを考えていた時、不意に両腕に一瞬稲妻が走った。

 …腕。そうだ、秋羅とかと喧嘩した時もいつでもこの腕で戦ってきたじゃないか―


轟、と。


空気が爆発したかのような音が辺りに響いた。

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