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ざわざわ  作者: 千里/快晴310
23/27

23・マゾじゃないから鎖はいらない

 数々の死の瞬間、十字の瞳を見て絶えてしまった生。

 その全てが一瞬にして脳裏を過ぎり、まるで一瞬で何万という生を経験したかのような衝撃に千里はよろめいた。

 煙の消えた室内に倒れる。

 膝をついてかろうじて耐えると、心配そうに紙袋が手を伸ばしてきた。手を差し出す青年を不思議そうに見つめる。

「千里?」

「……」

(あんたは、紙袋なのか?ウェドネが?)

 失っていた記憶の数はあまりに膨大で、思い出した割にそこまで急激な変化があったわけでもなく千里は戸惑う。

「紙袋…魔王は?」

「…消えた」

 手をとって立ち上がると魔王の姿はない。燃え尽きたマフラーの成れの果てが落ちているだけだった。

 無言でそれを見る。

 紙袋の表情は隠れていてほとんど窺うことは出来ないが、それでも決して無感情なわけではないようだった。

 時折俯いては唇を浅く噛む。

「勝手に消えやがって、張り合いがねぇだろうが」

 拾い上げると端から粉末に変わってしまうマフラー。軽く握り締めるだけで消え去って、姿をなくしてしまう不安定な存在。

 悔しかった、悲しかった。魔王を助ける事はできなかったのと自分に問いかける。

(あんたは一体、どんな気持ちで消えたんだ?)

 結局、魔王とはなんだったのだろう?

 千里の記憶と力だけを受け取った存在。しかし彼にも個人としての人格があり、確かに千里とは別の存在だった。

 そんな彼がなかったことにされるのは悲しすぎた。

 少なくとも彼は確かに存在し、千里の仲間だった。

「身勝手だな」

 どうして力と記憶を捨てたのか?魔王にした問いの答えはとっくに思い出していた。

 そのときはそれが余程重いことだったのだろうが、今こうして佐藤や紙袋、鋏…それに魔王という仲間に囲まれて思えることがある。

(勝手な理由であんたなんていう悲しい存在を生み出して、果てはその存在まで奪うのか?俺は)

 あまりの自分勝手さに呆れ果てて自重気味に笑う。

「本当に、疫病神だな…俺は」

 ポツリ、呟いて魔王の残した灰をじっと見つめた。その背中にしばらくすると掠れた声がかかった。

「千里?」

「……」

 声が掠れているのは紙袋が多かれ少なかれ緊張している証拠だった。

「お前、全部、思い出したってことなのか?」

「…ああ」

 全部思い出した、千里は頷いた。

 紙袋は暫く言葉を探すように俯き、泣き出しそうな顔をすると突然地面に両手をつけて頭を垂れた。

 まったく予期できなかった紙袋の行動に千里は驚く。

「本当に…ごめん!俺の勝手な行動のせいで千里は…死んで!」

「止めてくれ、俺は紙袋を恨んでなんかいない!俺を探してくれてただけで…本当に嬉しいんだ」

 今度は紙袋が驚くばんだった。

 命を奪った罪を簡単に許され、呆然として千里を見上げる。彼は弱々しく、しかし確かに笑った。

「!…千里ぉ!」

「うわ!」

 千里の笑顔を見た瞬間紙袋は飛び跳ね、自分より少し小さい千里の体を抱き締めた。

 バランスを崩しそうになって千里がよろめくが、気にせずに強い力で締め付ける。

 息が苦しい。

「ちょ…っと、紙袋、苦しい!」

「ぜってぇ離さないからな!俺の嫁が戻ってきたんだ」

「だから嫁じゃないと何度言えば」

「つれねぇぞ千里、牢の中で二人っきりで夜を明かした仲だろ!」

「やめろ、誤解の生まれそうな発言自重してくれ」

「ひっハハハハハハハ!」

 本当に嬉しそうに笑いながら紙袋は千里をいっそう強く抱き締め、それからようやく解放した。

 咳き込む千里を見ても嬉しそうに口元の笑みは絶やさない。

 あまりの喜びようにこちらまで暖かい気持ちになり、千里は苦笑した。

「変わってない…っていうのも少し変な気がするな。ずっと一緒に旅をしてたわけだから」

「……」

 突然紙袋が浮かない表情へ変わった。

 紙袋らしくもない、黙り込んで俯く。

「どうしたんだ?」

「いや、ちょっと聞きたいこと…あってよ」

 どうにも歯切れが悪い。

―約束を破ったのはお前だ。千里はお前を恨まなかったが…深く悲しんだ。だから次で捨てた…俺を。

魔王の言葉が思い起こされる。

 夜、紙袋の元に珍しく魔王が訪れた際、彼は千里が紙袋を恨んでいないと告げ、それに付け足すように告げた。

 魔王の言葉は真実だった。彼自身が千里の記憶を持っている為それは確かなことで、本人もそう言っている。

 だが千里が力を捨てた理由についてはまだ疑問が残る。

「どうして、千里は記憶と力を捨てたんだ?約束…俺が約束を破ったからなのか」

「嫌気がさしたんだ、鬼として生きることに」

「?」

「長いときを生きて、幾度もの生の記憶を持って、世界を回って…俺が学んだことがあるとしたら、異形は…淘汰されるべき存在だってことだった」

 分かる気がして紙袋は黙り込んでしまった。

 自分も人と違って、そして人と同じ人生を歩むことなく世界を捨ててしまった。

 だから千里が普通を望んだ気持ちが分かるような気がした。

「約束したよ、紙袋にも、佐藤にも…平穏を望んでな。俺の願いはきっと…普通。でも鬼の力を持ってる自分じゃ普通になれないって思った。だから捨てた…鬼の生はこの代で終わりだ」

「転生は」

「しない、いや…できない。そもそも自分を二つに引き裂くってこと自体無理なことだったんだ。見た目は健常でも中身はつぎはぎだらけでボロボロだ。きっと長くもたない」

 自分のことだというのにさほど気にした風でもなく千里は言ってのける。その口調に唖然とした紙袋は千里の顔を覗き込む。

「なんでそんな平然として」

「ようやく楽になれるからだ」

「?」

「あんたなら分かるだろ?長く生きるっていうのも辛いもんだ」

「……俺にはまだ、分かんねぇよ、分かりたくねぇ」

「嫌でも分かる日が来る」

 自分の将来に不安を抱いたのか紙袋が黙り込む。嫌な話をしてしまたな…と千里は自分の軽率な発言を責め、その場の雰囲気を切り替えるように手を叩いた。

「陰気な話はこの辺にしておかないか?佐藤を追う」

「それは遠慮してもらいたいわね」

 女の声が聞こえて千里は驚いて振り返る。

 いつの間に部屋に入ってきたのか、そこには鳳仙の姿があった。客人として千里達を招きいれたときのような温和な笑みではなく、冷たい、警戒するような妖艶な笑みを浮かべている。

「鳳仙さん、どうしてだ?」

「あなた達に鴉を追わせるわけにはいかないのよ」

「女っ、てめぇどっか胡散臭ぇとは思ってたがそういうことかよ!鋏をどこにやりやがった!」

「…失礼ね、彼に危害は加えていないわ。彼の望みを叶えてあげただけ。そしてお仲間が一人減っているところを見ると、なるほど、記憶は戻ったのね。道理で変な存在だと思っていたわ千里君」

 紙袋の威嚇にまったく動じずに鳳仙は余裕のある表情で千里達を見て笑みを絶やさない。

 今にも飛び掛りそうな紙袋を片手で制すと千里は彼の前に建ち、彼女と正面から向かいあった。

 鋭い視線が交錯する。

「我等ともなると俺の正体も分かってるはずだ。どいてくれ…今の俺には力も戻ってる」

 千里のその言葉はつまるところ脅しにもなっていた。

 どかないのなら力ずくでも通る。そういうことなのだろう。そしてその裏の意味にも鳳仙は気づいているらしく、それでも余裕の態度は崩さない。

 千里の手が静かに銃に伸びているのに気づいていながら止めない。

「鴉の言葉、忘れたのかしら?私と戦うの?」

「化物並みに強いんだってな、だったら大歓迎じゃねぇかよ!一回あいつとは決着つけたかったんだ」

「血気盛んね、あなたは?」

「…今回ばかりは紙袋に同意だ」

 ひくつもりのない千里と紙袋に対峙して鳳仙は溜息を一つつき、それから腰の辺りに浮遊する翼を出現させた。

 佐藤のものに似て黒い、しかし硬質な印象のある翼だった。

「仕方ないわね」

 腰周りに浮いた翼の上に鳳仙は手を翳す。まるで翼がキーボードのように、指の下に位置する場所が光った。

 攻撃の予備動作だと判断して紙袋がフォークを取り出しながら飛び出し、千里は銃の安全装置を解除した。

 銃口を鳳仙に向けるが引き金を引く指は動かない。

「人を殺すのは初めてなの?」

 なかなか撃とうとしない千里に紙袋は戸惑って立ち止まり、鳳仙は自分から攻撃をしようともせずに唇を吊り上げる。

「いや、この生では二回目だ」

「この生では…ね。随分慣れているようだけど、どうして撃たないのかしら?」

「あんたが俺を殺そうとしてないからだ」

 千里は手首を捻って銃口を僅かに下に向けると、そのまま人差し指を引き金付近のリングに引っ掛け、他の指を離す。

 まるで玩具でも扱うようにくるくると銃を回すと戸惑った目で鳳仙を武器越しではなく見た。

「千里?どういうこった?」

「紙袋、この人は俺達に怪我をさせようなんて思ってない。おそらく…時間稼ぎ」

 時間稼ぎというのは適当に思いついた言葉なのだがどうやら図星だったようで、冷静さを保っていた鳳仙の顔に初めて戸惑いが生まれた。

 目を逸らすと苦笑する。

「鋭い子ね」

「誰に頼まれてこんなことを」

「鋏君よ」

「鋏さん?」

 どうやら諦めたようで、隠し立てする様子もなく鳳仙の口が動く。

「私に悪者を演じさせて、あなた達が追えないようにってね。頼まれたの。引き受けるかどうかの返事をする前にどこかに行っちゃって、そうなったらもう頼まれた事を無碍にすることもできないでしょう?」

「鋏の野郎が?なんでまた俺達の邪魔をするようなこと」

 鳳仙の態度に彼女が戦意を持っていないことに気づき、紙袋もフォークを袋の中に押し込んで武装解除する。

 二人の臨戦態勢が解かれたのを機に鳳仙も翼の上から手をどけた。

「鋏さんは何か知ってる…ってことか?」

「…さて、どうかしらね?」

 笑みを浮かべて言葉を濁す。しかしそれは肯定に等しい態度だ。

「水臭ぇな、何でそんな大事なことを俺達に黙ってんだよ?つーか千里は何も知らねぇのか?」

「俺は…俺の佐藤との記憶は俺が死んだところで途切れてる。それからあんた達が向かえに来てくれるまでの空白を俺は知らない。鋏さんと佐藤の付き合いは長いんだろ?…だったら何かあるのかもしれない。二人だけしか知らないこと…が」

「私から教えるのは筋違いよね、いいわ…知りたいなら追いかけなさい」

「…いいのか?引きとめは」

「元々引き受けるとも言っていないわ。それに私はあくまで中立…鋏君の味方をするっていうのも変な話よね」

 鳳仙はそう言って穏やかな笑みを浮かべると、その姿を風景に溶け込ませて消える。

「…あなたは本当に全てを思い出したの?」

 消える直前に小さく、鳳仙が囁いた気がした。


「ここに戻ってくると思ってた、鴉」

「…鷺」

 佐藤はできれば二度と再会したくなかった、そして懐かしい自分の片割れとも呼べるほどかつては信頼した仲間を見た。

 白い髪、白い翼、まさに鴉と呼ばれる佐藤とは正反対であり、鷺のように真っ白な姿をしている。

 自分に向けられる佐藤の鋭い視線に気づいていながら、それに気づかないような素振りで無邪気に笑った。

「僕が何を望むのか、分かってるよね?」

「断罪か?」

「うん、正解。流石鴉…堕ちても変わらないね」

「変わらないのはお前達だ、悪い意味でな。古くからのしきたりに従い続けるのは矜持の高い種族の欠点だ」

「いいよ、屁理屈は」

 聞きたくない、と鷺は首を振って白い翼を数度羽ばたかせ、地面に両足をつけた。

「それが我等だ」

「進歩のない奴らだ」

「退化もない僕らだよ」

 にっこりと笑った鷺は右の手を掲げ、佐藤へと掌を向けた。自らの手の甲を見つめ、指の隙間から黄金色の瞳を覗かせた。

 手が一瞬眩い光に包まれ、そこに巨大な鎌が出現した。

「相変わらず、お前は装飾美にこだわるな。どうして鎌などという扱いにくいもので俺に挑む?」

「命を刈り取る処刑人、奪うのは死神だろ?」

 まるで遊戯を楽しむかのように鷺は笑い、鎌をびゅんびゅんと振り回すと刃を鈍く光らせた。

 真っ白な刃が振り上げられた瞬間、甲高い音がして鎌は弾かれ、鷺の手から離れて落下すると粉々に砕けた。

「残念、そのお役目と名前は僕のものですから」

 シュタッと膝を使って勢いを殺し、地面に降り立ったのは首に鋏をつけた男。佐藤は予想外の乱入に目を丸くして驚いた。

「鋏?…どうしてここに」

「何って…当たり前でしょ?僕の主人は君なんだから、君の命を護って君を僕の大好きな千里の場所に帰すのが役目だ」

 かつて主人だった鷺を目の前にして、それでも鋏は動じることなくじっと彼の視線を受け止める。

「お久しぶりです、鷺様」

「…久しぶりだね、僕の狗は卒業したのかい?」

「主人が二人というわけにもいかないですし…それに、誰かに判断を委ねるだけの人生が楽なわけではないって気づけたから」

 鋏は胸の前に吊り下げられた鋏を引きちぎり、有刺鉄線を投げ捨てた。血に染まる胸元が痛々しい。

 切っ先を鷺に向けると微笑んで鋏を投げ出した。

 銀色の光を反射させながら鋏は落下し、切っ先を下にして地面に突き刺さる。

「僕のあげた玩具はもういらないの?」

「思い出の品なんて反逆者には似合わないですよね?意外なことに、あなたの前に立っても大丈夫みたいだ。これなら自分で自分を縛り付ける必要もない」

「僕を主人と認めないってことか、随分変わったね、鴉に似た」

 鋏は笑っていたのだが顔から表情をふっと消し、鋭いまっすぐな眼光を主人だった者、縛り付けていた鷺へと向ける。

 そして左手を縛っていた鎖を断ち切った。

「俺はあんたじゃない」

「僕の真似をして生まれた人格が、何を偉そうに」

 鷺の瞳に冷徹な光が一瞬生まれて消える。

 鋏が反応するより佐藤が動くほうが早かった。

 瞬き一つの間に鷺は鋏の前に移動し、その鋭い爪先を彼の喉笛に突きつけていた。しかしその手が皮膚を切り裂くことはない。

 白い鷺の手首を移動した佐藤が掴み、全力で引き止めていた。

 その手をさっと振り払い、鷺は後に飛び跳ねた。

「そうか、皆僕の邪魔をする。鴉、ようやく分かった。君はもう僕の仲間じゃない、敵だ」

「今更か?案外理解力がないな」

「化物が、人を演じて滑稽だよ、鴉」

 ふっと硬い表情を崩し、鷺は何かに気づいたように遠くに見える人里の明かりを見下ろした。

 電力のないこの世界で里の明かりはとても仄かではかなく頼りない。月明かりだけが頼りだ。

「いいや、鴉を殺すのはもう少し後。僕もこの世界は久しぶりなんだ…懐かしいから見て回りたい。我等を殺すのには手間がかかるしね…もっとも」

「……」

「最低限しか血を摂取してない鴉なら簡単かもしれないけど」

「手合わせは30勝29敗だったはずだ」

「昔の君はね、強かったよ。」

 まるで今は違う…というような鷺の言葉に佐藤は軽く眉を顰めた。

「そういえば」

 思い出したように鷺が声を上げる。

「世界移動の目的は果たせたのかい?僕にも会わせて欲しいな」

「お前には関係ない」

「関係ない…ね」

 確かにそうだ、と鷺は笑う。

(…?)

 その笑顔の中に悲しさのようなものを見てとる。

 気のせいだと思えるほど僅かなものだったのだが、鷺の顔には決して浮かぶことのない感情だと思っていたため印象に残った。

「一度で直すことにするよ、そのときまで最後の生を満喫するといい」

 白い翼が彼の体を包み込み、瞬時にその姿をかき消す。抜け落ちた羽が地面に落ちるころには跡形もなくなっていた。

 ようやく張り詰めていた緊張を解き、佐藤はふっと息を吐くと振り返って追ってきた鋏を咎めるような目で見た。

「どうして追ってきた。お前は鷺に会うべきではない」

「勝手だな、佐藤。俺は君についていくって決めたんだ…鷺の模造品はもう、止そうと思う」

「鋏」

 参ったな…と佐藤は頭を掻き、言い辛そうに俯くと鋏から視線を逸らし、呟いた。

「俺がどうしてお前達から離れたのか…鋏は分かっていると思っていた。お前は賢いからな…あの莫迦と純粋と違って」

「うん、分かってる。けどあんまりだよ…君は充分頑張った、その最後が孤独なんてあんまりだ」

「それで、俺に同情でもしたのか」

「違うね」

 鋏はくすっと悪戯を企む子供のような笑みを浮かべると考え込むように夜空を見上げ、浮かぶ星を暫く眺めて口を開く。

「俺は君の友達だからさ」


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