存在しないキャラを褒められた日〜あれ、こんなキャラ作ったっけ!?〜
この文章は怒りではなく、「悲しみ」から書きました。
でも、その悲しみを言葉にすることで、
少しでも“真っすぐに読んでくれる人”が増えたら、
それが一番の救いです
『お願いです、AI感想はやめてください』
ーー“読まれていない言葉”の痛みを知ってほしい
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最近、忘れられない出来事がありました。
とある読者からの感想に、存在しないキャラクターが書かれていたんです。
登場していないのに、「このキャラが印象的でした」と。
以下に書きますね↓
◎怪我で故障して捕手になった選手
◎イップスになった選手
◎女子マネージャー
ーーはい、私の作品にはこんな設定のキャラは一切!!出てきません!!
その文を見た瞬間、胸の奥がスッと冷えていきました。
ーーあぁ、この人は、読んでいないんだ。
その事実が、何よりも悲しかった。
作品を汚されたような気がした。
どんな短い感想でも、そこに“読んでくれた形跡”があれば、
作者は嬉しい。
たった一行、「この場面が心に残った」でいいんです。
でも、“存在しないキャラ”や“共通テンプレ文”が並ぶ感想には、
作者への敬意も、作品への興味も、何ひとつ感じられません。
創作は、孤独な時間の積み重ねです。
書く人は誰も見ていない夜に、
何度も自分の心と向き合って、物語を紡いでいます。
そんな物語に、「読んでいない言葉」を投げかけるのは、
その努力を踏みにじることです。
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どうかお願いです。
感想は長くなくていい。
語彙が足りなくてもいい。
でも、“あなた自身が感じた何か”を、たった一言でも伝えてください。
それが、作者にとってどれほどの力になるかーー
あなたが想像しているより、ずっと大きいんです。
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創作は、キャッチボールです。
読者が投げ返してくれる“言葉”があるから、
作者は次の球を投げられる。
コピペや誤った内容の感想は、
そのキャッチボールを壊してしまう。
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最後に。
あなたが好きな作品には、
作者の“想い”が確かに込められています。
どうか、それを軽んじないでください。
一つひとつの作品を、心を込めて読んでほしい。
それだけで、創作の世界はもっと優しくなるはずです。
追記:
同じように感じてくださった方々、本当にありがとうございます。
あなたの言葉に救われました。
一人じゃなかったと気づけたこと、それが何よりの力になりました。
ありがとうございます(^^