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詩全集3

作者: 那須茄子

冷えた手帳の裏に落ちてた

言いかけた言葉を 

まだ拾えずにいた

僕たち 

何になりたかったんだろう

先のみえない帰路を 

また選んでしまう


遠ざかるの背の粒

焦げついた魚の匂い

「優しさ」ってやつは

誰の肩にも寄りかかる

一人分の明日が

遅れて流れ出す


藍に沈む坂道

名残惜しそうに擦れた声

応えきれずにいたら

擦り切れた

ここにいたいと思ったのに



冷えた手帳の裏に落ちてた灰色の鉛

言いかけた言葉を折ったそれは 

僕たちに

問うていたんだろう

先のみえない帰路を 

また選んでしまうと


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― 新着の感想 ―
好きです!!!進路や岐路って必ず人生のどこかに必ずあってその葛藤や明日への薄暗さが伝わってきました!!!
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