人物紹介
【解説】
勢いで書いた小説です。
この国は女性が仕事をする文化がありません。しかし、優秀な女性たちはいる。後宮は彼女達が存分に能力を活かすための制度でもありました。
人徳のある王妃の元、優秀な女性が集まっているのが後宮です。そこでは王妃も側室も、子供達は母親関係なく皆家族。
ファースト王子の元婚約者は非常に優秀だったため、次代の治世では、まずは彼女を王妃として、少しづつ側室を増やそうと思っていたのですが、ファースト王子は打算まみれのキキの手口にはまって婚約破棄。
ファースト王子の婚約破棄から2年の間に王太子候補とお妃候補を選定。それがエイト王子とアリーシャ達でした。
ファースト王子とキキは自分達が次代の王と王妃になると疑っていなかったのですが……というお話し。
色々、考えましたが要するに、婚約破棄させたものの、義母(予定)が沢山いたら苦労しそうだなぁ♪なんて、想像がキッカケで作りました。
ファースト王子
名前を考えるのが面倒になった。
そこそこ優秀だけど、考えが浅く自己中。
同世代に、とんでもなく優秀な令嬢がいて
婚約が叶ったので、王太子はこいつでいっかー。
てな感じで後継者候補になっていた棚ぼた野郎。
面倒事は元婚約者に任していた。
優秀な彼女にコンプレックスを
感じる事はなく便利な嫁としか考えてなかった。
でも、元婚約者は褒めてくれるタイプではなかったので
キキの「さしすせそ」に、まんまと引っ掛かる。
さ「さすがぁ」
し「知らなかったぁ」
す「すごぉい」
せ「センスいい〜」
そ「そんなのはじめてぇ」
ベスト・オブ・チョロリスト賞受賞
キキが想像を超える馬鹿で怠け者であった事に
大後悔の連続。
同世代や、少し年下の優秀な令嬢達は
すでに婚約済みだったため弟エイトの婚約者達に
目を付けるが撃沈。
ロリコン勘違い王子として、その名を轟かせ
10代前半の少女達から忌み嫌われる。
物語のその後は文官の一人として、
ゴリラな恋人と一生を終える。
キキ
怠け者、楽したい、口だけ。
でも贅沢はしたいし、讃えられたい。
それに見合う努力は死んでも嫌。
オンリーワンでナンバーワンな女でいたい。
普段はキャルンとした顔をしているが
ムカついたりするとゴリラ顔になる。
猿人がドレス着てる状態になるので
ファースト王子をはじめとした男達はかなり驚く。
都合よく物事を解釈するタイプ。
結婚相手を間違えたと後悔しているが
ドンドン行き遅れになり、
もう後戻りは出来ない。
「死んでも別れねぇからな」
35歳過ぎる頃には常にゴリラ状態となる。
しかしファッションセンスは10代のまま。
現代に置き換えると女子中学生みたいなカッコした
ゴリラ顔のアラフォー女性だと思って欲しい。
ファースト王子と結婚はできなかったものの
一生、共に生きた。
エイト王子
彼こそ、本物の天真爛漫。
人たらしの才能がエグい。
婚約達、みんな大好きだし、守りたいし、
幸せにしてあげたい。
好きな女の子のために頑張れる少年。
婚約者10人いるので×10の努力をして
×10の実力を身に付ける。
立太子する頃にはファーストなど
足元にも及ばない程、立派に成長した。
この頃になると清濁併せ飲めるようになった。
当初はファーストのこともキキのことも
嫌いではなかったが
キキは婚約者に言い掛かりをつけたため嫌いになった。
ファーストは婚約者を狙いはじめたため嫌いになった。
実はファーストの元婚約者とは仲良し。
良き国王となる。
エイトの婚約者達
好きな人のために頑張れるガールズ。
エイトがそれぞれに向き合ってくれる
タイプだったため、余計に努力しようと思った。
独占欲を発揮してしまうこは
選ばれてなかったため、
みんな仲良しこよし。
王妃
ファーストの実母。
エイトとは違い、心理学を駆使して
人心を掌握している。
涙は使いところが大切よ。
泣いてばかりでは価値が下がるわ。ふふ。
冷酷な判断も出来るので
割と早い段階でファーストのことは
見限っていた。
ファーストとキキ、
二人を引き離したりしなかったのは
母の愛であり、国母としての罰。
側室妃達
どちらかというとキャリアウーマンの集団。
出産経験のない者もいるが
国への貢献度が並大抵ではないので
皆、敬われている。
王妃は恩人。
他の妃達とは友人のような関係。
他の妃の子供達も皆んなで育てていく風潮があり
大家族状態。
元婚約者
ファースト王子の事は
別に好きでも嫌いでもなかった。
むしろ利発なエイト王子の方が
親しい関係。
無茶苦茶、仕事できる。
この国で初めての女伯爵となり、
優秀な女性の人材登用に力を入れる。