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俺の嫁が普通じゃない  作者: 早乙女
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第16話 子供の日が普通じゃない その3

 愛菜さんとの会話を終えると遠くでちらちらとこちらを見てくる女性がいる、こちらというか嫁をがっつりみている気がするが。

 桃色の髪をした白銀の騎士、しっかりしているのかわからないが、髪が妙な所で猫耳の様にはねている。

 

 嫁も見られている事に気が付いたのかその方の所に歩み寄る。


「エミール!久しぶり~そっちはどう?こっちはばっちりよ」

「あやか...まさかほんとに懇親会にくるとは思わなかったわよ...毎年来なかったくせに...」

「こっちは仕事で忙しいの!そっちと違ってメイドもいないし子育てだってあるんだから」


 初っ端から世間話を始める二人、中々に顔見知りなようだ。

 今の話から察するに毎年子供の日には懇親会が開かれている様だ、去年までは、都会で暮らしていたので忙しかったと言えば忙しかった。


「それで最近あっちの方はどうなの?」


 嫁が変な方に話を持っていこうとするので俺はそれとなく席を外す。


「私の方は...週1くらい...あやかは?」

「うぅ...結構ご無沙汰...」


 要らぬ会話が耳に入りなんとも言えない恥ずかしい気持ちになる。

 嫁はいつまでも若いままだが、俺は順調に歳をとってきている...そりゃあ精力だって衰える...そもそも...元から俺は好きな方じゃなかった...最初だって嫁が...


 過去の回想が頭に過りそれを打ち消す。

 そんな事をしていると、一人の女の子が大きめのペロペロキャンディーをもってこちらにやって来た。

 だが、残念な事に、ペロペロキャンディーには白い羽毛がびっしりとついており、とてもではないが食べれた物じゃない...。


「おじさんママとちりあい?」

「ん?ママ?あぁこの子はさっきの人の確か...エミールさんだ」

「うんママ!わたちエルマ!」

「エルマちゃんか~ほらあそこにいる黒髪の女の子いるでしょあの二人のお父さんだよ。これからよろしくね」


 由衣と真衣が遊んでいる方向を指差し二人を紹介した。

 おっと快の紹介を忘れていた。


「そうだ、この子は快。まだ、喋れないけどよろしくね」

「う~」

「カイくん!よろちく!」


 エルマちゃんは母親の特徴を強く受け継いでいるのかエミールさんに似ている。

 由衣と真衣の所に遊びに行こうとしているのかキャンディーをもって走りだす。

 そして...激しく転倒...その先にはキャンディーに初めからついていた羽毛の持ち主と思われる女性が立っていた。

 それにしても...この人の豊満な胸...どう考えても普通じゃない...でかい....

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