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第5話新大陸捜索部隊part2

また遅くなりましたすいません


空には大きな翼を羽ばたせながらまだ生き残りはいないかと飛び回るドラゴンがいる


「参ったな」

ジョナサンは銃を構え

茂みの中にいる


「みんなはどこへいってしまったの?」

アンは泣きながら言った


「たぶん巣に持ち帰ったんだ」

トニーは青ざめた顔でいう

その足は包帯がぐるぐる巻きにされている



「お前はそんなに動くな」

ジョナサンはトニーを座らせる



「救援は出ないのか?」無傷の隊員アントニオが言った


「いや、通信機はオズウェルド隊長が持ってる」ジョナサンは遺跡のほうを指差した



「マジかよ…」

アントニオは落胆する



「救援部隊がくるのはどのくらいだ?」

頭に包帯を巻いたスペンサーが言った



ジョナサンは下を向く


「何日だ?」

トニーが聞く


「…4日だ」


「なんだと?なぜ4日もかかる?」

アントニオが言った


「今日通信が途絶えると上に報告される、その次の日に会議が開かれそして救援部隊が召集される、通信が途絶えた場所などブリーフィングを終えてから翌日出動する」


「4日なんて餓死するギリギリの時間だぞ」

アントニオはぶつぶつ言いながら去っていった



「今救援部隊を呼べばどのくらいだ?」


トニーが聞く


「そしたらすぐすっ飛んでくるさ」

ジョナサンは言った


「ど、どうするんだ?これから」

アントニオは動揺を隠しきれない



「隊長がまだ生きていれば本部に通信してくれるんだけどな」

ジョナサンが言う



「救援を待つか?」


「3日もか?餓死しちまう!」



隊員たちの不安が募っていくなか

一人ジョナサンは気づいてしまう


(そうするしかないのか…)



「みんな聞いてくれ!」

隊員たちがジョナサンのほうへ視線が行く


「みんないろいろ不安だろう、しょうがないこんな状況だからな、」


隊員たちの顔はみんないいとは言えない


「俺は行く、あんな奴らに怯えてここにいたくないからな」


ジョナサンは空を指差した


「だめよ!死ぬわ!」

アンが叫んだ


「なら俺も行く遺跡のことなら私のほうが詳しい」

トニーは立ち上がった


「俺もだ」

スペンサーも立ち上がった


「お、俺も行ってやるぞ」

アントニオも震えながら言った


「俺も!」


「やってやる!」


次々に隊員たちは立ち上がる



「なんで?なんでそんな危険なことをするの?」アンは隊員たちの行動に全く理解できてなかった

「それが男ってもんさ」

ジョナサンは周りを煽る


「そうだ!」


「あんなトカゲになめられてたまるか!」


「巣が遺跡にあるなら中から突入してやろうぜ」

「そうだな」


「迷ったりしないのか?」


「大丈夫だ私がいる」


「トニー…」


「歩けるのか?」


「なんとかな…」


「よし覚悟を決めろよ全員生きて返すからな」


「了解!」


ジョナサン率いる10人たらずの部隊はいまでも戦争に行くかのように志気が上がっている


「あのドラゴンはどうするんだ、銃はあの鱗で弾かれるぞ」


「こういう時は頭を使うんだ、あいつらは目が肥えているしな、黒い森の中で我らを見つけるなんて容易いはずなのに全然気づいてない」



部隊はついに遺跡へ突入を開始した



5人単位で塊を作り腕を上に掲げる

その手に黒い葉の木の枝を持ちゆっくり歩いていく



(ちょっと、これバレちゃうんじゃないですか?)


(大丈夫だほら、もうすぐ階段だ)


隊員たちは階段を上りきった


「走れ!!」


怪我人も含め

全員本気で走り出す


「グルル…」


一匹のドラゴンが下を見ると自分たちの縄張りに餌が入っていくのを見た

一匹突っ込んでいく



「きたぞ!はやく入れ」


「よし、全員入ったな来い!化け物」


ジョナサンはマシンガンを連射する


「ギャア!」


弾がドラゴンの目に当たり、奥に突っ込んでいく

ドラゴンは奥の壁に当たり地面に突っ伏す


「よし、いいぞ今だ!


ドラゴンへ四方から手榴弾が投げ込まれる


大きな爆風と共にドラゴンは動かなくなった


「ヨッシャー!」


「ざまあみろ!」


「ようし、奴らの巣に向かうぞ!」


「オー!!」



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