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第四十話 留学生でござる。……進級

 テストの結果は、レオンが学年トップだった。トップといっても可と認定されるだけでいいのだが、やはり座学の点数は気になる。頭が悪かろうが良かろうが誰でもが気になることだ。この学園では上位点数者は張り出される。点数は一応非公開となっている。


 そう、当たり前だ。


 周辺の人は一緒になって喜んでいたようだが、ほかのクラスではそのようなことはなく、当然の結果という風潮があった。


「やっぱり、Aクラスのレオンくんだよね。だってさ、公爵家だし王子様より頭がいいって」


「そうだね。私たちが勝てるわけないよ」


「「そうだね」」


「俺らは、進級できれば十分だ。」


「私は、なるべく上位に上がれるように精進しないとね。将来のことも考えたい」


「そうなんだ。」


 ゼアンは王子だが、今回のテストではレオンに10点差で負けてしまい、2位という結果を収めている。それより、これで安心して進級ができるようだ。


 数ヶ月が経つと、入学式もおわり後輩と呼ばれる人たちも入ってくる。レオンたちはもう二年生になる、クラスの机・椅子が減ったような気がするがここは触れないでおこう。何か特別な理由でもあるのだろう。(うん。)クラスの先生から大発表があるようだ。

「皆さんきいてください。今日から留学生が来ます。確か、隣のセブトース国より一名来ます。どうぞ」


ガラガラガラ


「Hey!みなさんこんにちは!!僕の名前はアロイス・ウイークという。ぜひアロと呼んでねぇえ!!」


「とても元気な子だから、みんな仲良くしてね。今日から一年間留学となります」


「そうです。だから、話しかけてね。お、(前の席に座っているレオンに)よろしく。君の名前は……」


「……よろしく。……レオン・サントスというよ。レンでいいよ」


「おう。君の(次はレオンのお隣)……はい。アロイスくんお友達を作るのは、あとにしてください。先生まだ、伝えないといけないことあるので、アロイス君の机は、一番後ろだよ。一つしか空いてないから分かること思うよ。」


「えーと、新入生が入って来ましたのでみんなは先輩だからね。優しく接すること。脅してお金を奪い取ろうなど考えないこと。それをした瞬間に退学処分とする。まあ、その前に学園中を1日で掃除してもらってからだけど。わかったな。」


「「「「はーい」」」」


 放課後に入り、アロイス(以下彼と呼ぶ)はクラスメイトに囲まれていた。先ほどは言ってないが、意外とイケメンだ。意外と。それ以上に他国から来たというのが大きいだろう。レオンは帰ろうとしたら、声を掛けられた。あ、ゼアンに


「レン。もう二年生になったんだよな。意外と実感がない。あるとしたら留学生が来たことだ。父から聞いたのだが、向こうでは結構有名な貴族だってさ」


「お前も有名だと思うけどな。もう帰るところだけど……」


「おう。帰るか。家よる?」


「寄らないよ。」


帰ろうと思ったら、今度こそは声を掛けられた。二人同時に―


==========================


最後までお読みいただきありがとうございます。


留学生が登場しました。


夏休みに出来事が……お楽しみに。


時の動きが速くなります。


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