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第二話 生まれたでござる



おぎゃーおぎゃー


転生したんだな。思ったが転生をしたいとは言ったものの、赤ちゃんから再スタートか。

出来れば、10歳ぐらいからにしてほしかった

まあ、これはこれでいいっか


「母上、レオンが生まれた?」


「そうよ。何故か、黒髪の子なの。珍しいでしょ?」



「はいはい。ミルク持ってきますよ」


ガチャ

誰か入ってきた。


「あ。父上。黒髪の子だそうです。」


「おお。黒髪か。これは珍しい。高い〜高い〜いい子だね〜」


「ミルク持ってきましたよ。」


ゴクゴクゴク。おいしいな。江戸時代には、ミルクなどなかったから初めて飲むな。緑茶か水しかのんだことないから。



「ババブゥー(おいしい)」


「これは、もっとほしいと言っているんだぞ」


「いや。違うと思います。おいしいと言っていると思います」


「どちらでもいいですわ」


「仕事に戻りなさい」


母上がいうと


バブゥーだけで伝わるわけない。たぶん兄上はわかっていた。美味しいが伝わっていた。


早くステータスがみたいな。魔法も使いたいな。


                  ★


2歳になった。


少し家の中を歩けるようになり、書斎に向かった。

するとたくさんのホンがあり、その中でも〈魔術・基本編〉を選んだ。


「よし!これがあれば、魔法が使えそうだ」

「ん?」


問題が発生した。これが日本語で書いてあれば、俺でも読めるのにこの国の言葉で書いてあり何が書いてあるかわけわかめだった。


「言葉を覚える方が先かぁ」

父上に相談してみることを考えた。父上の部屋は確かここだったはず。


ガチャ

「レオンどうした?何か用事でも・・・?」

あれ?部屋間違えた。兄上がいるじゃん。

「ちちうえのへやはどこ?」

「隣だよ。連れてってあげるよ。よっこいしょ」

まさかの持ち運ばれるとは、思ってもいなかった。でも、間違えずに父上の部屋に行けそうだ。

ガチャ

「父上。レオンを連れてきました。」


「リベルト。入るときは、ノックをしろといっただろ」


「すいません。」


「レオンどうした?」


「ちちうえーことばをおしえてほしいそうしないとこのほんがよめない。」


「はぁ。まだ2歳なのに言葉かぁ。この本書斎から抜き出してきたな。魔術の本とは魔法がつかいたいのか?」


俺は、うなずいた。


「父上、レオンにはまだ早いと思いますが」


「まあいいだろう。まずは読み書きだな。リベルトに教えてもらいなさい」


「わかりました。」


「じゃあ、戻ろうかぁ」


「ん。」





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