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平和の象徴、あるいは世界の中央

作者: 明宏訊

見知らぬ外国語という形容名詞は大概の場合、

耳障りという意味しか持たないものだ。

父親の客という人物が連れてきた連中が発する言葉は、

それにカテゴライズされるはずだった。



少年は親に黙って町をほっつき歩くことがたまにあった。

顕官の家に生まれたゆえの栄誉というよりは、

彼に課された義務、

あるいは足枷としか言いようない、

大人になったら受けさせられる試験のために、

目下のところ常に机に向かうことを強要されている。

下のきょうだいたちは、裕福な家に生まれたという境涯を満喫しているというのに。

少年はその枷をひそかに外すことがあった。

彼は自分の家に誇りなどまったく感じていなかったが、

町に対してはべつだった。

西方との交通の要所ゆえに、

世界の中央においても、

これほどの辺境にもかかわらず、

この地は光爵という高級貴族が領有している。

光爵閣下は帝室の血を引いているらしい。

それはともかく、

世界の中央においても、

世界の首府から遠く隔てた、

この地は多種多様な民族が闊歩している。

肌の白い、あるいは黒い、黄色は少年が属する民族ゆえに当然のことだが、

黄色にカテゴライズされるなかにも、

白っぽい、あるいは浅黒いと、

色々と種類がある。

人を分かつ方法は肌だけではない。

目の色だ。

白い肌のひとたちに顕著な特長だが、

碧い瞳には言葉を失った。

連中には魂がないのかとさえ怖れた、


あくまでもじっさいに言葉を交わす前のことにすぎないが。

幼児だった少年を大層、混乱させた。

それよりも重要なことがある。

いずれの種族にも変わらないのは、

血の色には二種、あること。

人間は青。

奴婢は赤。

異人種どうしが顔を合せた場合、

互いが人間であることをわかりあうために、

手首に傷をつけて、

青い血が体内を巡っていることを証明するのが礼儀だ。

肌の色などよりもこちらの方がより重要だ。

本当のことをいえば、人間ならば必ず発している瘴気でわかるのだが、

いわば、儀式と化した礼儀作法は、

人間確認のための欠くべからざる方法となっている。

とうぜん、少年は人間である。

そのことも、ともかく・・・・・、

この街には諸外国で生活するいろいろな人たちが、

それぞれ呼吸している。

その息遣いを、

いわば、

肌で感じて育ってきた少年は、

この町を愛しているし、

外国語に違和感を抱くことはない。

それを禁じ得ないのは、

あくまでも両親をはじめとする大人たち、

あるいは長兄と次兄、そして長姉まで、だろう。

連中は、中央で育った。

父は、もともと紀光爵の家臣だったが、

閣下がこの地を拝領するに当って、

お互いに友人であることを理由に、

半ば、

この地に遠流おんるにされてきたのだ。

「遠流」という言葉を閣下に吐けるだけ、

両者は仲がよいとは、とはよく聴かされることだ、耳にタコができるほど。




そのことも、ともかく、

ようやく足枷から、

合法的に解放されて、

父親の部屋を横切ろうとしたときに、

少年でさえ聴きなれぬ外国語を耳にした。

扉を開けて、

すぐにでも容貌を確かめる衝動に駆られたが、

幼いころからしこまれてきた道徳と倫理が、

それを禁じた。

だが部屋の前で聴き耳を立てているのも、

道徳と倫理を圧縮した、

いわば、

家訓に書かれていることに反する行為のはずだ。

ふいに少年を怒鳴りつける声が、

屋敷のなかに響き渡った。

大地震か、

巨大な嵐が到来したのか?

少年のみならず、

家中の者、すべてが聴き耳を立てた。

怖れたわけでなく、あくまでも聴き耳にすぎない。

何と言っても、雷の狙う先が少年以外の何者にもありえないと、

誰もが知っているのだ。

客が訪問しているというのに、

この雷の炸裂ぶりは普通ではない。

べつに機嫌の悪い理由が、

例の光爵閣下から無理難題でも、

領国の運用に当たって、

無理難題でも押し付けられたのか?

そのていどにしか、

長兄や長姉を含めたみなが、

そうみなしていた。

巫女への道が決定されている姉はわかる。

わけても、

自分よりも目立って劣っているとは思えぬ長兄が、


娯楽書物に埋もれてこの世の環境を謳歌せしめていることが、

少年は許せなかった。

それはともかく、

いまは、父への恐怖が、そういう方向への怒りを麻痺させていた。




来客中というのに、理性を省みない様は怒りの激しさを意味している。

救いになったのは、

それに被るように例の外国語が響いたことだ。

魔法の心得がある長い姉が、

翻訳をしているらしく、

彼女の声が、

まるで祝詞のように被るが、

こちらは味方とはとうていおもえぬ。

弟に重責を押し付けてのほほんとしている。

いま、父親の雷に打たれようとしたが、

それを緩和するのが姉としての役割ではないか、

まるで他人事のような物言いはどうだ?

弟が側にいるというのに・・・、

罪悪感のかけらも感じさせない、

この瘴気の軽さはなんだ?

しかしこちらから扉を開くわけにはいかない。

そんなことをすれば父の思うつぼである。

再び、雷が落ちた。

それだけでなく扉が開いた。

部屋のなかは変にがらんとしている。

まるで時間がそこだけ世界から切り分けられたようだ。

父親と姉、そして見知らぬ外国人、そしてその家臣らしき人物たちが控えている。

この世界に、

いわば、

闖入した少年にはどういう役柄が与えられているのだろう。

父親によって落とされた雷の衝撃も止まない状況で、

彼は自分の立ち位置というものを、

唯一、


被虐という立場にしか見出すことができずにいた。

しかし、

この少年はそれだけの子供ではない。

父親によって将来を嘱望されているゆえに、

いま、自分にどんな視線が突き刺さっているのか、

それについて深い洞察をすでに行っていた。

しかし、

それは無意識においてだった。

父親としてはそれがつまらない。

この三男坊に求めているのはそれ以上なのだ。

少年は、父親が手詰まりになっていることに気付いている。

大きな雷をすでに落としてしまった以上は、

いわば、

手持ちの、

最先鋭を戦場に投入しても効果がない、

という状況に酷似しているだろう。

少年は、

無意識のうちにそれに気づいている。

幼いころから怒鳴られることに馴れてしまったといえば、それまでである。

だが意識的ではない以上は必死である。

どうにかしてこの場に自分を投入したいと考える。

いわば、

彼にとっての戦場なのだ。

父親が敵かといえば、

そうでもない。

父親はあくまでも戦場を設定するだけで、

自分が少年の相手をするわけでもない。

彼は文官だということに誇りを持っている。

過去、

少年が武官になりたいと言ったときには烈火のように怒ったものだ。

この父親が、

宮廷では、怜悧、冷静沈着、などなど、

彼が知っている父親とはまるで別人としての、

評判を得ていることを知って、

なにかの冗談だと思いたくなる。


ふいに女の声がして、

ここに姉がいることを思い出した。

彼女が言うには、

自分は魔法の使い手として、

北伐に参加するという。

少年は耳を疑った。

どうしてそんなことを自分の耳に入れなければならないのか、

どうしてこのタイミングでそんなことを言うのか、

素直に疑問をぶつけてみると、

彼女はそっけなく答えた。

「たまたま、そなたがここにいただけだ。他意はない」

不承不承ながら父親も、

予め、そのことを知らされていて、しかも納得していると言う風だ。

おそらくは叔父経由で、閣下から拝命したのだろうが、

それにしても自分の頭越しに行われたのが、

気に入らないのだろう。

機嫌が、いつにも間にして悪い理由を、

今更ながらに知らされた。

だが、

怒鳴りつけつつも、この部屋に招じ入れられたに至っては、

その理由がちゃんとしていないはずがない。

ついに少年は口を開いた。

あえて事実誤認を押し通してのことだ。

「どうして私をお呼びになったのですか?父上」

父親は煙たそうにかぶりを振った。

まるで「お前を呼んだ覚えはない」と言いたげに。

代わりに、例の客人が口を開いた。

また例の、

音楽を奏するような外国語が迸った。

少年は目を見張った。

この客人は本当に人間か?

それは悪い意味ではない。

すくなくとも印象がない、わけではなく、

あったとしても、

そう表現していいのか、

語彙力の乏しさに自責に念に駆られるということである。

外国人はどう少なく見積もっても、

美しい、それだけは確かなことである。


事ここに至って、

はじめてあの美しい旋律が、

楽器によって奏でられていたわけではないことを知った。

このぬけるように白い肌の、

そして空の青よりも、

碧い眼が、

発している声、言葉であることを少年は体験できたのである。

しかしそれに被るように発された、姉の声がそれを無残にも殺してしまった。

「このお方はあなたに出会ったことがあると申されておる。彼らの文化に特有の慣用句であって、あなたに好感触を持っているという告白である」

しかし少年は語義通りにとっていいのではないかと直感した。

街を徘徊することを、

この世に生きるゆえでもっとも、

いや、唯一の悦びとしている彼ならば、

見かけていてもおかしくない。

だが、外国人は、

本日、やっとこの街に到来したという。

少年は悪戯を思いついた。

どうやらこの外国人は父や姉にとって重要人物らしい。

それは光爵閣下にとっても同様ではないか?

ならば、ここで自分はこう宣言してもいいではないか。

「私も姉と同様に武の道に進みたいと思っております」

再度、雷が落ちることは計算の上である。

しかしこのような方法以外に、

あらためて自分の意思を表明する機会は到来しないと思われた。

このままでは、自動的に試験を受けさせられる羽目となる。

それを防ぐことができないものの、せめてもの抵抗のしるしである。

あまりにも幼い方法だと断罪することもあるまい。

少年の年齢ならば、責めるのは酷というものだ。

姉の言葉は、

外国人のそれのように音楽的ではない。

そもそも彼の国の言葉を使えるわけでもないから、


当然のことだ。

ただ口を動かしてみせるのは、単なるポーズにすぎないだろう。

いま、メッセージを翻訳して伝えているという。

それで、この人形のような姉に人間味が出るとは

彼女も考えが甘いというものだ。

べつに能力を使うわけでもないのに、

姉は弟の思惟というものを、

そうである必要もないのに、敏感に読み解く。

白い、

しかし、外国人のようにというようわけにはいかず、

あくまでも人形のような強いて、その色に塗りたくったというような、

そういう種類の白だ。

赤でも黒でも厚くぬれば、

白となる。

そういう眉間にシワが寄る。

誰の口からも美形であると、評判の姉だが、

見馴れている弟の目からすると、

必ずしもそうでもない。

それどころか…。

少年はそれ以上心の中で思うことをやめた。

これ以上、姉に睨まれていいことはないだろう。

姉の翻訳能力を通じて交わされたやりとりから、

外国人の到来の目的がすぐに明らかになるかに思われた。

しかし、

美しい歌を届けたいだの、

平和の喜びを戦乱の地に届けたいだの、

のたまうものだから、

暗喩、慣用表現、本音が互いに交錯して、

わけがわからなくなっていた。

どうして謹厳実直な父親がこの事態を静観しているのか、

それほど世界の中央にとって重要な人間なのか?

ただ冷静を装っているわけでもなく、

あくまでも本当の意味で冷静なのは長姉だが、

そもそも彼女は少年にとってわけがわからない人間なので、

それはそれで、


そういうものかと達観もできる。

そうかといって愛情を感じたことがないわけでもなくて、

気が向けば、

一刻まえと同一人物なのかと、

疑いを抱くほどの情愛を見せることもある。

すくなくとも、今はそういう気分にならないようだ。

ちなみに、この前、彼女がそれを見せたのはいつだったか、

1年前だったか、

それとも前世だったか、

父親は謹厳実直という顔を完全に維持しつつある。

もしかしたら、この事態そのものが彼が少年に与えた試練というか、

通過儀礼とでもいうべきか。

かんがえてみたら、

不思議なことだが、

いわゆる芸事、

音楽や美術の類だが、

父親はそういうものを嫌悪まではいかないが、

すくなくとも、少年が近づくことはいい顔をしなかった。

おそらくは勉学を疎かにすることを危惧しているのだろうが、

いまはどうだ? もしかしたら、

父親にそんな感受性が備わっているとは信じ難いが、

あきらかに自分と同じように、彼の外国人の唇と喉が奏でる音楽に聴き惚れている。

もしかしたら、この三男坊だけがみたことがないのかもしれないが、

父親がこのような顔をするとは夢想だにできなかった。

少年はおそるおそる姉の顔に視線を移してみた。

はたして、

姉はやっぱり姉だった。

あなたに期待したのがまちがいでしたと、

頭のなかで姉に頭を下げた。

仏頂面と呼ぶにはたしかに整いすぎているが、

やはり、表情を凍りつかせていた。

彼女の周りだけやけに寒々しい。

そのことはともかく、

この部屋が醸し出している空気は明らかにおかしいのだ。

少年は居心地の悪さを表現する方法を考えあぐねていた。

論理的な思考のみが、

父親の頭の中においては、

生息する権利を享受しているものだとばかり思っていた。

この外国人の言葉には、

論理というものが、そもそも、

ないといっても過言ではない。

姉は、

姉の思考形態についてわからないことばかりだ。

彼女の双眸からは何も読み取れないから、

言葉の力を借りるよりほかない。

直截的な表現で訊いてみた。

訳す必要はない。

この人は何が言いたいのかと。

父親が、

この、

わけのわからない演劇を通じて自分に知らしめようとしていることは、

いままで、

無理やりに積まされた石の山とは、

あきらかに裏腹の性質を有している。

まったく納得がいかない。

姉が、

少年の納得のいかないことに、

彼の、

本来望む、

武の道に進むというのに、

道楽を道と定めた長兄のことは置いておいて、

まったく納得がいかない。

承服しかねる。

これから姉の口から迸る言葉を、

父親の真意だとみなして受け止めることにした。

姉は厳かに口を開いた。

「私が訳したとおり、それ以上でもそれ以下でもない」

少年は思わず口走ってしまった。

「もしかして、世界の中央が知らない魔術の一環か?それとも姉上が一枚、かんでおられるのですか?」

外国人は相変わらず外国人のままだ。

すくなくとも子供や老人ではないことはわかる。

しかしながら、男か女か、あるいは若いのか、老成しているのか、

まったく判断がつかない。

飄々としているとしかわからない。

西方人は、音楽が共通言語なのか?

そうならば、戦のない平和な世界なのだろう。

もしかして平和を教えに来たとはそういうことか?

驚くべきことに、外国人は少年の方を向くと、

世界の中央の言葉で言った。

「私はあなたたちに平和を教えに来たわけではありません。学びにきたのです」

思わず少年は独白のように言った。

「世界の中央の言葉がわかるならば・・・・」

弟の言葉にあのそれが被さった。

「我々の言葉を外国人がわきまえているわけでない。そなたはそのように聴こえたのだな?」

前世いらい、久しぶりに姉の言葉に感情が込められた 焦りなのか、苛立ちなのか、

しかし、少年には判断がつきにくい。

この外国人と戦がどうしても少年の中で結びつくことがない。

平和の体現者というには言い過ぎかもしれないが、

世界の中央が恒常的に苛まれている、

蛮族の侵攻、

それをいいことに、

戦功に価値を求める、

それは父親の忌むところもであるが、

もちろん、少年もそれを望む道ではあるが、

自分たち、世界の中央が置かれている状況よりも平和の体現者に似つかわしい。

少年はそう構音したわけではない。

しかし、この外国人にはすべてが伝わっていた。

彼は、それは違うという。

驚いたことに、

この外国人はすべてを知っていた。

すべてとは?

決まっている。

世界の中央、2000年にも及ぶ歴史のことだ。

皇帝、外国人の言葉でアントニウスと呼ぶらしい。

外国人はその語を強調した。

皇帝アントニウスが支配していていらい、

世界の中央では、同族同志の争いが少ないという。

仮にきょうだい同志で殺しあったとしても、

すぐに和解するという。

それはすばらしいことだと、

自分たちの世界、

エウロペと言うらしいが、

そこはで、かつては優れたアントニウスが支配していが、

やがて、分裂して、

しかも、言語までもがいくつにも分裂して、

きょうだい同志が血みどろの殺し合いをはじめて絶えないと言う。

外国人はそこを強調した。

例の音楽の旋律に乗せて・・・、

大地はすっかり青い血で濡れて、

人が住まう土地はまったくなくなってしまった、と、

自分は遠い外国にそのような土地があるのを知って、

ぜひとも学びたいと思ったのだと、

少年はこの世でもっとも美しいと断定できるものを視た。

碧い眼がそのまま液体となって流れ落ちたと思われた。

少年は言った。

「ご存じですか?私たちの黒い瞳からも、あなたと同じ色の涙が流れるのですよ」

外国人は自分が泣いていることにすら気付いていなかったらしい。

その表情の造り方から、

はじめて女性だったことに気付かされた。


姉の声が、

この会見を中止するように告げた。

「お見かけしたところ、お疲れのようですね。お休みになったらいかかか?」

弟への気遣いなど微塵もない姉だが、

いつものように外面だけはいつにもまして輝いていた。

外国人は、

お言葉に甘えさせてもらいます、と言った。

部屋を出る前に、美しい声が少年を形容した。

「貴方は武の道を選択したいとおっしゃいましたが、よした方がいいとお見受けします。貴方は私に似すぎている。お父上の望みのままになさるがよろしいと思います」

そんなに自分が平和すぎるのかと尋ねると、

何処か姉に似た容貌になって答えた。

「いえ、私のように流血を好みすぎると言いたいのです。かつて私は飽くほどに他人の青い血を流させました。その轍を踏んでいただきたくないのです」


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