ソウル
主人公の設定
※ネタバレ注意
【設定】
生まれ持った二つの特異能力によって、800年以上もの間、魂を現世に繋ぎ止めている少女。
他人に対して心を閉ざしているため、知識や経験は豊富であっても、精神年齢は低い。(18~20歳)
【性格】
過去の経験から、基本的に他人と深く仲を深めようとはせず、常に一定の距離を取ろうとする。
長い年月を一人で生きていたせいもあってか、物事を自分本位に考える傾向があり
自身の感情を相手に伝える事が苦手なため、あまり他人と本音で話すことができない。
コミュニケーション能力を生き残るため「だけ」に必要な技術として認識しており
苗床の人間の記憶を利用し、その人間の言動を真似する事が上手く、相手によって態度を変える。
長年の経験から一般常識や様々な雑学に通じる博学な部分も持ち合わせているが
正体を明かした相手や、正体を看破した相手に対しては精神年齢相応の反応を見せる。
800年もの間、死なない事だけを目的に生き続けており、危機に陥ると、他人を犠牲にする事を躊躇しない。
また、能力の副産物によって多くの死を見届けている経験から、肉体よりも精神に重きをおいて考えており
肉体にあまり固執しない半面、自身の精神(魂)の消滅を極端に恐れている。
本来は他者からの愛を強く欲していて、無条件で他人を思いやれる優しさを持った人間であり
過去、多くの人間から迫害を受けていた彼女は、人から蔑まれる辛さを誰よりも深く理解しているため
他人から侮辱されている人間を見ると激昂し、なりふり構わず首を突っ込んでしまう癖がある。
言語による意思疎通が取れない人間以外の生物には非常に優しく
その中でも、ルールに縛られない自由気ままな猫の生態に魅力を感じ、猫を溺愛している。
・好きな人物は…自由な人、見識の広い人
・嫌いな人物は…常識に捕らわれる人、器の小さい人
・好きな食べ物は…魚、肉類、ココア
・嫌いな食べ物は…山菜、野菜
【能力】
・死期予知
自身の肉体の滅びが近づくと、急な目眩と共に、走馬灯のようなイメージ映像を見る
それは自身が死ぬ直前の映像であり、限定的な未来予知のような能力。
具体的な日時が判明するものではなく、実際の死期は天候、気温、場所、状況等から推測する。
地味な能力ではあるが、実はこちらの能力は消費的なものであり
彼女が昇華してしまうのは、この能力の負荷のせいで起こる魂寿命の消耗が原因。
肉体の寿命は80~100歳でも、魂の寿命は5000歳に近いため、一見すれば無限にも見えるが
魂から肉体へとアクセスし、体内に秘められた未来の情報を読み取っているため
魂交換よりもかかる消費コストが高く、徐々に魂寿命が減っていき、800歳と少しで昇華してしまう。
本来は任意発動が可能な能力であり、修練を積めば低コスト、高精度で使用する事もできるが
彼女自身が能力の実態に気付いていないため、自由に使用する事はできない。
・魂交換
自身の魂と、他人の魂を交換する能力。
交換するタイミングは任意で、能力者が明確に交換を意識するだけで行使される。
発音する必要も動作をする必要もなく、「あの人と魂を交換する!」程度の意思を持てれば行える。
交換時間もほとんど無く、まばたきする一瞬の間で対象と入れ替わる事が可能。
また、交換対象にされた人間は、何の前触れもなく、唐突に意識が入れ替わる事となる。
ただし発動者、対象者共に、魂が身体に定着するまでしばらくの時間を要するため
魂交換直後の状態だと、歩く、話す、道具を使う程度しか行えない
当然、対象者はそんな事情を知りえないため、交換直後は驚愕と共にその場に倒れこんでしまう者も多い。
また、それぞれの肉体に宿っている記憶の取り扱いも、この能力についてある程度の『慣れ』が必要になり
高い集中状態で記憶の整理を行わない限りは、対象者が交換後の肉体に馴染める事は少ない。
能力を熟知している状態の彼女だと、完全な状態で肉体を動かせるようになるまで約一日
落ち着いた場所で行う記憶の整理には約二、三時間程度の時間が必要となる。
魂交換の対象となった者は、一方的にとはいえ、魂の通り道である『パス』が開いた状態になるため
才覚のある者であれば、彼女同様に魂交換の能力を自由に行使できるようになる。
【成長】
・序盤
・中盤
・終盤
【経緯】
自身が生を受けた最初の肉体が、僅か12歳で死を迎える事を《死期予知》によって察知した彼女は
親しい間柄の人物へと《魂交換》を行い、魂の死を免れた。これが一番最初の《魂交換》である。
転生先の親しい人物の肉体を使って周囲にどれだけ能力の説明をしても、信じてもらう事はできず
それどころか、徐々に人々から気味悪がられるようになってしまい、最終的には村を追い出されてしまう。
両親からは、自身の存在について「悪魔の子」とすら蔑まれるようになってしまい
武器を突きつけられた状態で、どこか知らない土地で野垂れ死ねと冷たく突き放される。
そしてこの事がきっかけとなり、彼女は他人に対して心を閉ざしてしまう。
その後はどこへ行っても、能力の話をした途端に人々から煙たがられ
見た目が30代の女性にも関わらず、言動が10代の少女という外見年齢と精神年齢のギャップから
子供にも大人にも避けられ、人とまともに接する事もできず、僅か11歳で天涯孤独の身となる。
能力の制御がまだ未熟だった頃に、一つの村を壊滅させてしまった過去を持っており
食料が得られず道端で餓死寸前だった際に、たまたま通りかかった人物に《魂交換》を行い
その肉体のままで村に戻ると、すぐに元の人物とは違う人物である事に気付かれ、村を追い出される。
しかし、数日も経つと近くでまた餓死寸前の状況に陥ってしまったため、ひっそりと村に忍び込む
そこで、またも別の人物に対して《魂交換》を行い、食料を持って逃げ、数日後にまた忍び込む。
そんな事を何度も繰り返していると、次第に、村の中に悪魔が居る、という噂が立ち始める。
何度目かの窃盗の際、村人達が仕掛けた罠に引っかかり、捕らえられてしまう。
そして処刑される事となった彼女は、殺されてしまう直前、他の村人に対して《魂交換》を使う。
混乱した村人達は、疑心暗鬼になり、武器を手にしていた同士が争う事態に陥る。
状況は最悪であり、自分のせいで多くの死者を出してしまった彼女は、恐怖のあまり村から逃げ出す。
【外見】
随時変更あり
以下、メモ書き
・精神年齢もっと低く?(16~18歳)