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第1スレめ
翌朝。パソコンを起動したら新着メール一件と表示されていた。
「メール?」
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柘榴へ
やっほー元気?
昨日はありがとー☆
あ、アドレスはサファイアからききました(笑)
また一緒に出かけようね!拒否権はないから!それじゃね~
瑠璃
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「………(怒)」
…瑠璃からのメールにむかついたので頭を冷やしに行こうか。
メールを速攻ブロックフォルダーに入れると私は気分ごなしに買い出しへ向かった。
「なに食べようかな~…」
廃人、と言えどちゃんと食事は取らないとね。…ん?あの人…
視線を向けるとちょっと先に青年がいるのが見えた。多分年齢は同じくらいだろうか…
「(同い年くらいかな…)」
「ん?…こんにちは(微笑)」
「あっ…こんにちは」
「そんなに緊張しなくてもいいよ(笑)この近所の人?」
「…はい…」
「ここで会ったのも何かの縁かもね。僕は黒蛸紫遠。君は?」
「赤螺柘榴…です」
「柘榴ちゃん、ね。おっと、時間だからそれじゃ僕はこれで。またね」
にこやかに去っていく姿に柘榴は無意識にサファイアを重ねていた。