第0スレめ 3
あれから数時間。私は瑠璃にケーキバイキングに付き合わされたあと、あちこち振り回された。
ゲーセン、ボーリング、カラオケ、ビリヤード、ダーツ等々…瑠璃は疲れた表情一つ見せずにどれも楽しんでいた。私のことを気にしてるのか時々大丈夫?と声をかけたりしてきたけれどあまり答えなかった。
帰り際、瑠璃はまたね、と手を振って帰って行ったのを見送り、私も家へと向かった。
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ガーネットさんが入室しました
サファイア:こんばんは、ガーネット。今日は会ってあげられなくてごめんね。急用が入ったから代わりに彼女に任せたのだけれど…迷惑だったかな?
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「蒼!」
「兄さん…どうかしたの?」
「いや、任せちゃって悪いなと思ってね。楽しいかい?」
「うん、まあね。兄さんはもうサファイアとしてガーネットと話さないの?」
彼女の名前は蒼。俺の妹だ。おっと紹介が遅れた。俺の名前は黒蛸紫遠。サファイアとしてネットゲーム「Edelstein」にいたが諸事情で今はサファイアを妹である蒼に任せている。
「ああ、まだ俺は出る幕じゃない。」
「…?」
「蒼にもそのうち分かるさ(笑)」
「んー……」
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ガーネット:サファイアさん、来てくれると思ったのにお会い出来なくて残念です(>_<)…ラピスラズリさんって?
サファイア:ああ、君は知らなかったのか…ラピスラズリは同じゲームユーザーさo(^-^)o
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「ゲームユーザー…か。どんな人なんだろ……」
美人な人…とか?
ぐるぐると考えを巡らせたけれどわからなかったのでとりあえず「仮眠」だけれど寝ることにした。