第0スレめ
世の中にはヲタク、廃人と呼ばれる者がいる。
ここにいる彼女、紅螺柘榴も廃人と呼ばれる一人である。
人気のネットゲーム「Edelstein」のユーザーでハマりにハマったためいつの間にかネトゲ廃人になっていた、というところだ。
毎日同じゲームユーザーと会話するのが日課であり、今では生活の一部と化している。
「んー…あ!サファイア来てる!」
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ガーネット:こんばんはーサファイアさん☆
サファイア:こんばんは、ガーネット。
ガーネット:こんな時間にお会いするなんて久しぶりです☆
サファイア:そうだねo(^-^)oところでガーネット、一つお願いがあるんだけど聞いてくれるかい?
ガーネット:お願いですか?いいですよ☆
サファイア:君に会いたい
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「えっ?私に…?」
一瞬頭の中が真っ白になった。あいたいなんて言われたのは初めてで、しかもそれが好きな人。廃人な私をいくらサファイアでも嫌と言うだろうな。
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ガーネット:私は可愛くも綺麗でもないし、会うだなんてとんでもないです(>_<)
サファイア:そうか?僕は君がどんな姿でも気にしないよo(^-^)o君に会ってみたい。明日よかったら会いに来て。●●●駅前で待ってる。
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返事を書き込まずパソコンを閉じると柘榴はベッドに沈んだ。
「明日か……」