表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

仔犬の成長日記②

仔犬を拾った日

息子が学校から帰宅すると

主人を睨んでる


(なんで、あいつばっかり

犬抱いとるがよ!

俺が捕まえたのに!)

[ゆきちゃん、ふーも犬、抱っこしたいみたいよ]

(あっ!そっか!

はい、ふーちゃん!)


寝るまで、隙あらば

仔犬の争奪戦をする2人!


子供か!


[もう一匹も、明日、捕まえれるといいね]

(こいつだけでもいいかも?)

[でも、雷も鳴ってるし、雪も残ってるから、

仔犬は耐えれんかも?]

(俺、もう寝るわ

おやすみ)

捕まえられなかった仔犬の事を考えると

もしものことを思って嫌なんだろう


3月になるというのに

外は、木枯らしが吹いているみたいに

ビュービュー音を立てていて

時々、雷が鳴っている


心配でなかなか眠れない夜が明けた


翌朝、息子を駅まで送りながら

茶色の仔犬を探す

[どこに行ったんかなぁ?

無事だといいねぇ!

あっ!今日はお姉ちゃんがうちに

泊まりに来るから

松山から一緒に連れて帰ってね!

方向音痴やけん、間違えて高松行ったいかんけんな!]


お姉ちゃん大好きシスコンの息子は

お姉ちゃんが泊まりに来るというだけで

鼻歌を歌ってる

凄く機嫌が良くなった

わかりやすいヤツ(笑)


夕方、駅に迎えに行くと

まるで仔犬がまとわりつくように

お姉ちゃんと一緒にニコニコしながら

駅から出て来た


息子の荷物があるので

お姉ちゃんは助手席だ!

やや不満そうな顔だが、それでも

お姉ちゃん効果で上機嫌で

後ろから一生懸命、仔犬の話をする


3人で仔犬を探しながら

山道を運転していると

目の前をクンクン、クンクンと

地面の匂いを嗅ぎながら、

うちの方に向かっている 茶色い仔犬がいた


(あれだ!)と、言うのと同時に

車の外に飛び出して

仔犬を追いかける

さすが、50m6秒代の硬式テニス部

あっという間に姿が見えなくなった


{私も}と、ゆっくり、本人は急いでいるつもりで

車を降りて、弟の後を追う

ミュールの踵が高く

慣れない山道は走りにくそう


娘が邪魔で車が走らない

車に乗っててもらう方が早く追いつくのに


数分後、ぜーぜー言いながら

(こいつ、早いっ!

あと数メートル長かったら

逃げられとった)


さすが、インハイ出場高校テニス部のレギュラー

[ふーに捕まえられなければ、誰も捕まえられんよ]

{私もー!}

なんか、気が抜けるわ


{兎に角、無事、捕まえたんやけん

早く家帰ろう}

何故?お姉ちゃんが仕切る?

まっ、いいけど(笑)


帰宅すると

ちょうど、主人が出迎えてくれて

〈捕まえたん!さすがやなぁー!

るぅには絶対無理やもんなぁー!

さすが、ふーちゃん〉

いつもなら、嫌そうにするのに

お姉ちゃん効果と犬捕まえたおかげで

機嫌がいい

(おぅ)


[じゃあ、犬、お風呂に入れてくるわ]

(全力疾走して、汗臭いけん、先に入っていい?)

{私も}

(姉ちゃん、走ってないやろ)

{私も追いかけたやろ!ミュールやけん、走りにくかったんよ!}

(あれ、走ってたん?(爆笑)歩きよんかと思った)

{走ってたよ、早かったろ!}

ノーコメントで!


[臭いけん、ふーからね!

お姉ちゃんは、その次でいい?]

(ええよ!姉ちゃん、先、入れや)

[いいの?お姉ちゃん、遅いよ]

{早く出るよ}

約30分後、

(やっぱり先入れば良かった)

[だけん、言ったのに!

ドライヤー後にして、先、ふー入れて!]


そうして、やっと仔犬の番になり

お風呂に入れると

白いのとは真逆!

水が恐いみたいで、必死に爪立てて逃げようとする


私の皮膚がみみず腫れになり

血が滲む

それでも、落とさないように

怖がらないように

抱っこして、丁寧に洗って


湯船に入れようとしたが

必死に逃げるので

湯船は断念する


ドライヤーも恐がるので

タオルで何度も拭いて

顔をタオルで覆って、最小限にする


お風呂から出たら

白いのがいる事に気がつき

凄く嬉しそうに飛んでって

ペロペロ舐めまわす


白いのは、されるがままだ!

なんか、性格が真逆?

茶色がお兄さん?

白は、末っ子っぽい?


今日は2匹いるので

主人と息子が1匹ずつ、膝に乗せている

[お姉ちゃんは抱っこせんでいいの?]

{さっき、抱っこしたからもういい}

ふーがほっとした

お姉ちゃんが言えば嫌だけど

お譲りしなきゃと思っていたみたいだが


お姉ちゃんは、それほどでもないようだ

これで、一安心!

明日は、病院に連れてって

健康診断と登録だ!


その前に名前をつけないといけないけど

明日も学校があるし

ご飯を食べたら二階に上がろう


仔犬達は、ダンボールの中で

すやすや、仲良く寝ている

癒されるわ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ