用語
・剣
ここでは七人の英雄が用いたものを指す。
世界中に残置されている剣は強大な魔力によって結界を形成、魔界を封印している。また、剣の眠る洞窟には番人としての魔法生物が多く生息しており、これらは剣に宿った意思が造り出したもの。
・幻覚
七本の剣のうち、六本が奪われた際に最後の一本にかけられる防衛機能。剣に宿る魔力によって生成されている。
六本の剣を手にした者はすなわち強大な力を持つものであるため、それら同士を殺し合わせることで、最終封印が解かれることを防いでいる。
・神の火
物理的な火ではなく、知性などのこと。古い時代、他の生物と同じく神の眷属だったヒトに、ある巨人が、奪った火を与えた。人の反乱を危惧した神は、彼ら多くの厄災や天使を送り込んだ。しかし、それでもなお彼らは火を手放そうとはしなかった。
一方、人が火を得た際に生まれた影たちは、彼らとは異なり、神の火を返すこと、そして贖罪を果たそうとしている。
・火送り
魔物が一年に一度行う儀式。この儀式は、一人を生贄として捧げ、それぞれが持っている(とされる)命の火を神に返すことが目的である。
実際のところ、この儀式自体は魔物たちによる自己満足でしかない。しかしながら、儀式によって神からの災いが抑制されていることは事実であるが、人間はそれを知らない。
・伝承
七人の英雄による魔界の封印が伝えられていた。しかし時代と共にそれは形を変え、現在では剣の存在と世界を二分した七体の悪魔という物語として伝えられており、正確な伝承を知るものはおらず、文献も残されていない。