３ 楽しい洗脳活動
母親を操る事が出来た。
自分の能力が使えると確信する。
それから母親に基本的な知識や情報を埋め込んでいく。
頭に詰め込み、それを実践するようにさせていく。
洗脳というよりマインドコントロールという方が近いだろう。
必要な情報を与え。
基本的な行動方針を設定する。
こうしておけば、あとはこれらに沿って行動していくようになる。
母には住環境の整備。
これに従事させる。
それから基本的な衛生行動をさせる。
手を洗ったり、汚れを家の中からはらったり。
こんな事すらまともに出来てないのがマコトの家なのだ。
まずはここからどうにかしないといけない。
なにせ、この程度の事すらまともに出来てないのだ。
ゴミ屋敷というほどではないが、マコトの周囲には塵や埃がまっている。
それでも構わない、気にしないのがこの世界の当たり前になってる。
気にしてられないほど余裕がない生活をしてるからではある。
だが、まずは住処を綺麗にする。
ここから始めていく。
その為にも、母親を家に専念させねばならない。
この世界、女も働いてるのが当たり前だ。
家事に専念する余裕などない。
男女平等といえばそうなのだろう。
だが、これでは赤児の世話もままならない。
どうにかして変更しなくてはならない。
その為に、家族全員を洗脳していく。
幸い、母は洗脳できた。
意のままに操る事が出来る。
ここを通じて、他の家族に接触していく。
母に抱っこさせて父や兄弟に近づけば良い。
それだけで機会は多くなる。
おかげでその日のうちに家族の洗脳が完了した。
思うように動かす事が出来る。
「それじゃ、早速」
その瞬間から、マコトは家族に分業をさせる事にしていく。
体力のある男は家の外で働かせ。
細かい作業が多い家の中は女にさせていく。
目に見えた成果はすぐに出た。
家の中が、マコトの周囲が片付いていく。
おかげで塵や埃に煩わされる事が無くなった。
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