2 あがいてみる、後悔しないために
マコトの生まれた世界。
地球に比べれば発展してないここは、様々な部分で劣ってる。
蔑むつもりはないが、事実として生活水準が低い。
おかげでマコトは生まれてすぐに死の危機に瀕している。
なにせ乳幼児死亡率の高い世界だ。
今はまだ何とか生きてるが、このままだと死ぬ可能性がある。
栄養状態や衛生環境の悪さのせいで。
それと、育児知識の無さもある。
ようするに、赤児の生育環境が最悪なのだ。
文明水準の低さゆえに仕方ないが。
ここをまずはどうにかしたかった。
とはいえ、赤児では出来る事が限られてる。
もってるものは前世の記憶と、思考が読み取れるテレパシー。
これで何ができるのかだ。
「ま、やるだけやってみるか」
何もできないかもしれないが、出来るだけあがいてみよう。
そう考えていく。
最終的に全てが無駄に終わっても、死ぬしかないとしてもだ。
やれる事をやってからなら諦めもつく。
なので、早速行動をおこしていく。
持ってるテレパシー。
これで周りの連中を操れないか試してみる。
出来なくても構わない。
それならそこで全てが終わりというだけだ。
まずは身近にいる大人。
父親と母親。
これの意識に介入する。
乳を与えるために接触するのでやりやすい。
離れてるよりも接触してる方が力を発揮しやすいからだ。
(それじゃあ、早速)
マコトは母の意識に心の手を伸ばす。
母の動きが一瞬止まった。
そして、顔から表情が抜ける。
それを見てマコトは母を動かしていく。
立ちあがらせ、座らせ、適当な言葉を喋らせる。
全てマコトの意のままになった。
「よし」
洗脳成功。
まずは第一段階が成功した事に喜ぶ。
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