部屋
今僕は白衣の人のリーダーに目隠しされて抱えられている。僕小さいから持ち運びやすいのかな?
リーダーの人が話しかけてきた。
「災難だったなぁ?」
「なに?」
「リーゴについていかなければ捕まることはなかったんだぞ?」
「リーゴ先生は武術を教えてくれたんだ。僕を強くしてくれたよ。それに、僕がついて行きたかったから人のせいにすることはできない」
「そうかぁ」
がこん。
縦の道から横の道になったみたいだ。うぃぃぃんって鳴ってるから動く足場に乗っているのかな。
「魔法が効かなかったのは何故なんだ?」
う、痛いところを聞かれた。
「んーいい音楽だなって思ってた」
「音楽魔法に耐えた者なんていなかった」
「よくわからないね」
「研究が必要になったな」
がこん。止まったみたいだ。
「ついたぞ。ここがリーゴの家族が暮らしているところだ」
「拘束を解いても問題ないか」
視界が通るようになった。金属質の扉だ。うぃぃぃん。自動でドアが開いた。
そこは白かった。とても広い。よく分からない模様が書かれている台が中央にある。
部屋の隅に女性と女の子がいた。
「新しい来客だ」
リーダーの人が言った。女性がびっくりした。
「え?どういうことですか?私とこの子以外にはリーゴは家族がいないはず…」
「リーゴの生徒だ。先生やってたみたいだぞあいつ」
「ええ!」
「よくわからんが、とりあえずこいつと一緒に暮らしてくれ」
「わ、わかりました」
はれー?暮らすのー?こんな綺麗な人とー?あ、違う違う。救出しにきたんだから。
リーダーの人が出て行った。
「君!あの人とどんな関係なの!お父さんだったりするの!?」
「え、いや、先生ですよ」
「嘘はついてない!?」
「ついてないです」
「それはよかった。これから一緒に暮らそう!」
「ここから抜け出すことはできないんですか?」
「まぁね。魔法の杖がないから魔法を使うことができないんだよ」
「あの台を使えば魔法を使うことができるけどね!」
「へぇーそんな機能が」
「名前をまだ言ってなかったね。私はミミア」
「この子はリアー」
「こんにちわぁ!」
無邪気だ。癒される。かわいい。
「こんにちは」
「あの、抜け出せるか試してみてもいいですか?」
「いいけど無駄だよ。台を使って魔法を使っても壁は壊れなかったから」
「僕は武術が使えるので」
「へぇー!リーゴもいい先生してたんだね!」
僕は壁に向かって手撃を使ってみることにした。




