表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/17

その後の処理

総合評価1000ポイント行きました!ありがとうございます!

先生が来てから、何人かの生徒に事情を聞き出し、このさわぎのちゅうしんに居た俺とチャラチャラ三人衆、そして七夏を連れて生徒指導室に来た。


「おい、七夏お前本当に保健室に行かなくてもいいのか?」

「うん!少し痛いけど、折角担任以外の先生がいるんだもん!ここで話しておかなくちゃ。」


七夏はあの後すぐに目を覚まし、俺が保健室に連れていくと言っても「やっと話を聞いて貰えそうだから」と聞かなく、こうして俺が肩を貸して連れて来た。


チャラチャラ三人衆は取り巻きの二人がすぐに目を覚まし、逃げようとしたが先生に捕まり3人とも引きずられて来た。ちなみにリーダー的な奴はまだ目を覚ましていない。


しかし七夏も不憫だな、こんな雑魚連中にいじめられるなんて、まぁそれももうない事だと思うが。


「オホン!ではまずは簡単でいいのでどういうこと説明して下さい。」


とメガネとジャージを着た体育科の教師が話を聞いてきた。


「ここは俺から説明します。まず……」


そして俺は正直、七夏と交流を持ったのも昨日からなのでそれまでのことは知らない。

だから昨日からのの事を大まかに説明した。


「なるほど、その事は間違えないんですか?遊咲君。」

「は、はい!間違っていません!」

「……そうですか。」


溜息を吐きながら先生が心底疲れた顔をした。


「正直、この子達は私達も教員の目にも余っていました。それを止めてくださったことには感謝します。そしてこれを気に彼らは退学をせざるを得ないでしょう」

「はぁ」

「それにしても、遊咲くんも何故私達教師にに相談しなかったのですか?」

「え……そ、それは」

「何ですか?相談できない理由でもあったんですか?」

「……これから言うことを信じてくれますか?」

「?当然でしょう。私は生徒指導係でもあるのですから。」


なんと!この先生は生徒指導係だったのか!それは良かった!それに俺としても退学してくれた方が助かる。もう二度と顔を見るのはゴメンだ。

それにしても七夏の奴そんな勿体ぶってどうしたんだ?


「実は、担任の先生に相談したんです。何回も、だけどひとつも取り合って貰えなくて……それどころか『アイツらの言っていることは本当だ』とか『お前が女みたいだからじゃないか』とか言われて相談しようにもできなかったんです」


な、なんだと?まじかよ!とんだ、クズ教師だな。そう言えばあのクラスの担任って……


「あー、まさかあのドブネズミ……あっいや、ヒキガエ……いや鼠馬(ちゅうま)先生ですね」


おい何回言い返した。やばい名前が聞こえてきたが。


「そうでしたか。やはりあのクラスでしたか。これは早急に何とかせねばいけませんね」

「僕の言ったことを信じてくれるんですか?」

「当たり前です。あの先生には悪い噂しかありませんからね。それに遊咲君(あなた)に危害を加えるなんて私が許しません。」


そう言うと先生は遊咲の事を舐めるようにして見た。


「ヒッ!な、何ですか?」

「おっと!失礼……(可愛すぎる)」


なんだか危ない先生だが悪い人ではないだろう。


「で、あなたは……『九条です』九条君はこの子を守るために致し方なく手を出したと。」

「はい……そういうことになります。」

「……そうですか(ペロリ。これはまたまた上玉の)」


さっきからこの先生俺達の事舐め回すように見てくるんだけど。


「そ、それで他には聞きたいことは無いんですか?」

「え、あぁ!オホン!取り敢えず今日の所はこれで以上です。どうぞお戻りください。」


案外早く終わったな。だがアイツらが目を覚ました時が厄介だ。とりあえず俺が得た証拠でも渡しておくか。


「わかりました。では先生これを」

「なんですか?これは……」

「アイツらクズなんでそう簡単に口を割らないと思うんです。ですから、これ(・・)をひとまずの証拠にと。」


そう俺が渡したのはボイスレコーダーとさっき御坂に頼んだ動画を俺のケータイに送った貰ったものだ。


これだけでは少ないと思うが、まぁ今はいいだろう。

まぁ今日の事は大勢の人が見ていたし、これまで七夏にしてきた事を少なからず、同じクラスのやつは見ていたかもしれないからな。


「涼雅くん!これ!」

「そうだよ!昨日お前が帰ったあと涼花と買いに行ったんだ!」

「……フフフッ、そうなんだ」


おっとここでも男の娘クラッシュが炸裂だー!

手をグーにして口に手を当て少し俯きながらの微笑みぃ!そして絶妙な角度で、微笑みが見える。コイツ計算しているのか?

ごちそうさまでした。


「おっとこれは(何だこの可愛い生き物は)」


先生も悶えている。恐るべし男の娘。


「と、とりあえずまた改めて後日伺います。もう今日はいいですよ!」


「「はい、わかりました!あとはお願いします!」」


そして俺達は教室に戻り、俺は何事も無かったかのよう……になんて出来ず、クラスメイトほぼ全員に質問攻めにあったのだった。


この事をきっかけにクラスメイトのみならず俺の親衛隊はファンクラブにまで発展し正式にクラブとして認められるのだが、それはちょっと先の話。

「って!誰だー!!こんな部を受諾した生徒会長は!!!」

「私に決まってるでしょ!涼雅!」

「ってお前かー!!御園!!!」



【是非ともお願い致します】


この作品を少しでも応援したいもっと読みたいと思ってくれましたら


・ブックマーク追加

・ポイント評価


こちらで応援して頂けると、毎日更新へのモチベアップに繋がります!



ポイント評価は下の『☆☆☆☆☆』から出来ます!


ぜひよろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ