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どこにもない心の在処  作者: ニョロ
4/7

中学3年編③

恥ずかしがり屋なので深夜にひっそり更新します(((・・;)


この作品?のことなんですけど3話までのpvがたったの46なんですよ!(現時点)


これって自分の知ってる範囲ではなろう史上最低です(>_<)


ある意味No.1作品です\(^o^)/

とりあえず俺を見捨てた貴史には何かしらの制裁を加えると決めた。

肉体的には勝てないので陰湿な嫌がらせをしてやろう。


(しかしこれはアカンやつだな。)


友里さんは相当ご立腹のご様子なのでここは下手に出るべきか、当初の作戦通り惚けるべきか逡準(しゅんじゅん)していた。


するとポコンと新たな通知音がした。友里からかと思ったが貴史からだった。


『スマン。後は任せた。』


意味のわからない内容に首をかしげていると新たに友里からlainがきた。

そこにはスマホをいじっている俺の写真とありがたいお言葉が添えられていた。


『怒ってないから早くしろ。』


(貴史の奴はマジでなにやってんの!?)


これで俺がとれる選択肢は1つになってしまった。今にも心が折れそうだった。でも俺は最後まで諦めない。


彼の先生も言っていたじゃないか。諦めたらそこで試合終了だと。


しかし俺の足りない頭では妙案はでてこない。ならば頭の良い奴の知恵を拝借すれば良いのだ。


そうと決まれば『知』の天才・吉田 里津(りつ)様を召喚だ。


少しでも時間が惜しいので直ぐに電話を掛けた。


数コールで召喚に成功した。


『どうしたの?』

「まだ死にたくないんだ!助けてくれ!」

『お葬式で会いましょう。』


プツリという機械音が聞こえわずか数秒の召喚が終了してしまった。


まだだ…もう一人、俺のbrainとも呼べる天才・夏原 (しん)がいる。

新は必ずと言って良いほど質問に対して最適解を示してくれる。


しかし問題もある。


新は普段からあまりスマホを持ち歩かない。それに加えて気分次第で平気で無視したりする。


ここまで来ればもう崖っぷちだ。頼むから出てくれと電波と一緒にこれでもかというくらいの念を込めた。

先ほどとは違い1分以上コールしたが繋がらず諦めようとしたとき呼び出しの文字が通話に切り替わった。


俺は天に両拳(りょうこぶし)を突き上げ神に最上級の感謝をした。


(ありがとうございます。あなたは俺を見捨てていなかった。)


そして新からの妙案を授かるべく話し始めたが新からの返事は返ってこない。

電波でも悪いのかと画面を見てみると通話終了のお知らせがあった。

再度通話を試みるもコール音が鳴るばかりで今度はでてくれる気配すらなかった。


俺は絶望し思った。


(この世に神なんていねぇ!一瞬でも感謝した俺がバカだったよ!)


失意のドン底に落とされフラフラと歩いてロビーのソファーに体を預け今後の事を考えようとしたが何も思い付かなかった。


(マジでどうしよう……)


半ば放心状態のままボーとしていると手に持っていたスマホから電話を知らせる着信音が鳴った。

俺はそれを無意識の内に取ってしまった。


「はい……」

『やっとでたわね。って、どうしたの!?全然元気ないじゃない!?』

「えッ!?」


聞こえてきた声に唐突に現実に引き戻された。


『聞こえてるんでしょ!何か言いなさいよ!』

「き、聞こえてるぞ。」


放心状態から一転、今度はパニック状態になり何を言うべきか考えられなくなった。


『ホントに大丈夫なの?貴史から今日負けたって聞いたけどそれが原因なの?』

「そうじゃないんだ。」

『じゃあ、なんなのよ?』


俺はやっちまったと顔をしかめた。


ここで負けたことを理由に返事を先伸ばしにしていることにすれば案外丸く収まっていたのではないかと思い至った。

自分の思慮の浅さに泣きそうになるがもう遅い。


『あんたホントに大丈夫なの?体調でも崩してるの?』


黙ったままでいるとやたらと俺の事を心配するような感じがする。


殺されるとはさすがに言い過ぎだが友里は短気だ。でも温厚とな時は案外優しい面も持っていたりする。


……………たぶん。


今どき暴力系ヒロインなんて流行らないぜ?ざまぁされちゃうよ?


なんておもっていたが………


こいつが日常的に暴力加えるのは俺だけだ。コミュ力も高く非常に愛嬌もあり可愛い。それに頭はお世辞にもいいとは言えないが何も考えていない貴史のようなバカでもない。


これらの事から導きだされる答えは一つだ。


「おまえ俺のことが好きなのか?」

『…………………は?』

(あれ?違うの?)

『笑えない冗談言うわね。頭でも打ったのかしら?』


(わーい。トーンが1オクターブ下がってる。女の子がだしちゃダメな声だぞ♪)


「ス、スマン。軽い冗談だ。ハハハハハ……」

『笑えないつってんでしょ。黙れよ。』

「…………はい。」


今度はドスのきいた声で脅されてた。


「1つだけ確認してもよろしいでしょうか?」

『なによ?』

「今お話している方は友里さんで間違いないでしょうか?」

『死にたいの?』


間違いない。こんな辛辣なコメントをくれるのは俺の知人の中では友里しか知らない。


まぁ、俺の薄い交友関係でしかも連絡をしてくるとなるとよほどの物好きしかいないんだけどな。


ラブコメ検定なるもんでもあれば不合格待ったなしの勘違いをかましてしまった。


「まぁ、漫才はこれくらいでいいだろう?それよりもどうしたんだ?」

『あんた絶対わたしのことなめてるでしょ?』

「たった今フラれたのにそんな高度な変態にはなれん。」

『…………………』

「おーい。何か言ってくれないと俺ただの痛い子になるんですけど?」

『女子にいつもそんなことは言ってないわよね?』

「そこまで人間やめてねぇよ!おまえと里津だけだよ。」

『里津には言ってるのね………』

「俺のひねくれぐあいも知ってるし同じ幼馴染枠だからな。今さら遠慮なんていらないだろ?」

『そうね。わたしだって殴るのはあんたか貴史だったわ。』

「新のやつを忘れてるぞ。」

『あいつはダメでしょ。死ぬわよ?』

「俺にはサンドバッグに転職した記憶はないので今後は貴史だけにしてください。」

『あんたの態度次第ね。』

「殴られるような事をした記憶があまりないのですが?」


古い記憶をいくら掘り起こしても友里の凄くいい笑顔で俺を殴りとばす場面しかでてこない。


…………殴られ過ぎて記憶が改竄されてる!?


『現在進行形でわたしを無視し続けていることも忘れてる?』

「…………………」


すっかり忘れてました。


また記憶が改竄されちゃう!


『言い訳(遺言)くらいなら聞いてあげる寛容な心くらいあるわよ。』


絶対に嘘だ。言い訳が遺言にしか聞こえこない。


「聞くだけで許す気はない……と?」

『当たり前でしょ。』


ですよね!知ってます!


『最近ちょっと運動不足でね、久々に暴れたいなぁっておもってるの。』


(どこのレディースだよ!)


と、突っ込みたい気持ちをぐっと抑えこんだ。


もうサンドバッグになりたくありません!プライドなんかで殴られる未来は回避できません!


そんなもの今すぐドブにでも捨ててきてやる!


「どうしたら許してくれますか?」

『最近美味しいスイーツのお店ができたの。』

「………やからにタカられてます?」

『そういえば前から気になってるとこもあったのよね。』

「まさかのはしごスイーツ!?」

『久しぶりに和菓子も食べたいかも。』

「ごめんなさい!新店だけで許してください!財布がもちません!」

『最初からそう言いなさい。』

「はぁ……わかったよ。」


ただでさえ薄い財布がさらに薄くなる未来が決まったことにため息がでた。


『明日はムリだろうから明後日にでも行きましょ。』

「はい?」

(ん?おれも行かないと行けないの!?)

『それじゃ………』

「待て待て!俺は行かんぞ。」


ツー…ツー…


切れてやがる!?


悪態をつきながら再三電話をかけてみるがどうやら電波の届かないところに行ってしまったらしい。


スゴい足の早さですね!!


こうして大変不本意なイベントが成立してしまった。



実はブクマしてくれた方がおります!ポイントを入れてくれた方もいます!


ありがたや~m(__)m


駄作であることは重々承知しておりますが今後も評価してくださるよう頑張ります(^^ゞ


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